2 月 16 日(月)近くを通りかかったので、柏諏訪神社に立ち寄りました。柏市役所の裏手です。歴史的に見れば、柏市役所こそ、諏訪神社の裏手と言うべきかもしれません。
社殿は新しく立派ですが、樹木や石灯籠は年季が入っています。
「待道大権現」が祀られていました。
これは、、民間信仰の一つ、安産の神で、発祥は我孫子市岡発戸(おかほっと)といわれます。村の若妻の講が信仰したと言われます。
神社の裏手にまわってみると、庚申塔がいくつも並んでいました。
同じような形であることから、百体の造立を目ざした百庚申ではないかと思いました。
読み取れた年号で一番古い天保三年( 1832 )にしても、私が生まれた年より100 年ほど昔で、そう考えると、そんなに昔ではないという気になります。
そのころは、人家も少なく、神社の杜には樹木が鬱蒼と茂って、狐や狸も多く棲んでいたことでしょう。そのなかに置かれた庚申塔は人々にもっと身近で、何かを語りかけてくれる存在であったことでしょう。