「ドカベン」はじめ野球漫画はいろいろあって、個性ある登場人物が読者に夢を与えてきたが、大谷翔平クンには誰も敵わないだろう。
今日の大谷翔平投手のシチュエーションにはお目にかかったことがない。
つまり、先発投手にしてトップバッター。
一回の表、ソフトバンクの先発中田賢一投手の投じた第一球を大谷クンが一振すると打球は放物線を描いて右翼席中段に飛び込んでいった。 HR だ！！。この時、栗山監督は、野球少年の顔になって「スゲー」と叫んだそうだ。
ヤフオクドームにつめかけた 4 万の観衆は信じられない光景に唖然となり、球場は静寂に包まれ、大谷クンがゆっくりとダイヤモンドを一周するのを悪夢のように見守る他なかった。
現時点では、セ・パ両リーグを通じて飛びぬけて強いソフトバンクホークス、気を取り直し、中田投手は以後一本のヒットも与えず好投したが、大谷クンも 8 回を 被安打 5 奪三振 10 と好投し、走者は出すものの要所は締めて得点を与えない。
試合は 2 ー 0 で日本ハムファイターズの勝利となり、破竹の勢いの 10 連勝を記録し、ロッテの敗戦によってチームを 2 位に押し上げた。
大谷翔平投手は、5 月 22 日（日）の楽天戦以来の毎日曜、先発のマウンドに上がり、現在まで 7 連勝の 8 勝め。
実在のヒーローがフィクションの主人公を上回っていると言わざるをえない。
虎子「成程。サンデー翔ちゃんってすごいわね」
公男「監督もすごいよ。翔ちゃん一番の打順を組むんだから。ホームランも予測していたのかも？」
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