
★ フキノトウ ★

新春一番最初に出始める野草、フキノトウ。
熊は冬眠から目覚めると、
フキノトウを食べて宿便を出して活動を始めるのです。
それほど冬の間の毒素を出してくれる効能があります。
心臓の特効薬、胃腸薬、
また気管支系を癒し、咳や痰を和らげるそうです。
魚の毒消し。
全身をクリーニングしてくれ、
その苦味は陽性で求心力が強く、
体細胞を引き締めます。
注意!!
体に良いからとまだまだ寒い時に陰性な野草の食べ過ぎは逆効果で体調を悪くします。
嗜む程度に量は控えめに。
フキノトウは一気に芽吹くので、
たくさん採り、保存食を作り、
少しずつ長い期間食べれると食薬としていいです。

●素焼き
炭火でこんがり焼いてお味噌で。

●ふき味噌
ゴマペーストを合わせると、
フキの強烈な苦味を抑える味をまろやかにしてくれます。

●ピクルス
花が開かない時のぎゅっと締まってるフキノトウで作る。
さっと大さじ1の塩で茹で、水にさらす。
味醂を煮切る。(アルコール分を飛ばす)
味醂の余熱で酢温め、塩を多めに入れる。
フキノトウの水気をぎゅっとよく絞る。
熱い甘酢をざっとかけて保存する。

●味噌汁の元
フキノトウをさっと大さじ1の塩で茹で、水にさらす。
よくしぼり、粗く刻み、また絞る。
細切りの昆布やカットわかめ、味噌を混ぜて、
ジップロック等に入れて冷蔵庫保存。

※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2024年2月号より転載しました。