
なかなか梅雨が明けませんね。
雨が降ると、梅雨の合間に日が差し込んだ時に、
大変緑がきれいで、芝が喜んでいるのがわかります。


先日斉藤牧場では子牛が生まれました。
毛も乾いていて初乳も飲んでいたようなので、お昼ごろのお産でしょうか?
親牛にぴったりくっついて、牛舎まで歩いていきました。
親牛とともに子牛が帰ってくる風景は、自然交配の山地酪農ならではですね。

ご存知の通り、斉藤牧場では10年くらい前から
人工授精をやめ自然交配で繁殖をしてます。
人工授精にすると確かに乳はたくさん出るのですが、
放牧しても普通の乳牛に見られるような病気が増えます。
転落などの事故も増えました。
そこで雄を導入して、自然交配を進めました。
その結果、時間はかかりましたが、乳量も下がりましたが、
病気、事故は減りました。
やはり今の改良はいかに乳が出るかに重点が置かれており、
その他のことはおざなりになっているようで、山地酪農には合わないようです。
現在の雄で5代目です。
なお雄は気性が荒いので、牧場には勝手には入らないようにお願いします。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2016年8月号より転載しました。