梼原町 谷川農園の谷川徹です。
梅の花が今年はいつもよりも早く咲き、
すももの蕾も、やや膨らみはじめました。
昨年はすももの開花時期に雨が降り続いたために
まったく結実しなかったのですが、
さて今年はどうなることでしょう。
関西の都市周辺部で「食べるものは買うもの」
という暮らしをしていた20年近く前、
休日に近郊の野山へ出かけ新緑や花を愛でることはあっても、
「花が咲き、条件がそろって受粉しないと結実しない。」
ということに心を寄せることもなく暮らしていたように思います。
当時と現在の暮らし。
さて、「豊か」なのはどちらだろう。
経済活動(納税も含め)という意味では
当時の方が活発かもしれませんが、
身体やココロは現在の方がはるかに健やかで、
かつ幸せ度も高いと感じます。
花を愛でる時に、
その先に待っている結実(食べもの)をすぐに想像するのは、
単に食いしん坊なのかもしれません・・・。
皆さんは春に何を想われますか?
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2016年5月号より転載しました。