香南市香我美町の月見山のふもとにある旬彩料理「つきみ」です。
皆さまのお役に立ちそうなことを紹介していきます。
★ 梅干し ★
暑いときに頼りになる食材は梅干しです。
自分で漬ければ間違いなく本物の梅干しができますが、
自分で漬ける時間が無い場合は、「土といのち」で取り扱っている梅干しを買えば心配ありません。
が、「梅干し」として世の中で売られているもののなかには「なんちゃって」な本物でない梅干しもあります。
そんな梅干しは本来の防腐パワー等を秘めていないので、本物の梅干しをご家庭に常備してください。
暑くて湿度も高い時期のおにぎりやお弁当には「梅干し」を入れてください。
梅干しのおにぎりというと、中央部に梅干しが入っているものが一般的ですが、
梅干しの防腐作用を最大限発揮するには、梅干しの実を刻んで全体にまぶすほうが効果的です。
お弁当を作る機会の無いご家庭でも、
暑い時期にさっぱりとした風味で食欲をそそり、疲労回復にも役立ちますので、
梅干しの実を刻んで保存容器に入れてさっと使えるようにしておくことをおすすめしたいです。
梅干しの実は庖丁で削り取ったあと、刻んで、保存容器に入れます。
がんばって削り取っても実がずいぶん種に残ることが多いです。
この種は、瓶に貯めておきます。
この瓶に、種がギリギリ浸かるぐらいの醤油を入れておけば
梅干し風味の醤油「梅醤油」ができあがります。
種と醤油は、どんどん継ぎ足していきます。
梅醤油は野菜サラダやお浸し、冷奴、麺類にかけるとさっぱりとして美味しいです。
また、鰯などの小型の魚をまるごと煮る際に、
この梅醤油と梅干し種を入れておくと生臭さを抑え、骨もやわらかくなります。
また、傷みにくくなり、保存性も増すので重宝します。
主役のほう、梅干しの実の刻んだものは、
ご飯はもちろん、麺類(そうめん、うどん、そば、パスタ類)、冷奴、きゅうりなどと相性が良いです。
粉ふき芋に混ぜてもさっぱりとしておいしいです。
カレーにこっそり見つからない程度の量を入れても美味しいです。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2018年7月号より転載しました。