4月13日、町田市の小山田緑地を歩きました。小山田緑地は、本園、梅木窪分園、大久保分園、山中分園の4公園から成り、各公園はなだらかな山道でつながっています。唐木田駅からスタートし、大凡北から南へ4つの公園を巡りました。
コース : 小田急多摩線唐木田駅-山中分園-大久保分園-梅木窪分園-本園-大泉寺バス停-(バス)-町田駅
山中分園からののどかな田園風景。公園と私有地の間には柵がありますが風景は地続きです。
丘から望む丹沢と富士山。相模大野や町田からは富士を望めませんが、唐木田まで東に移動するとやっと富士の頂きが顔を出します。
山中分園からゴルフ場を左に見ながら進み、大久保分園へ。
一面にカントウタンポポの咲く芝生の丘があり1本桜が咲いていました。
ベンチに年輩の男性が座っていたので挨拶してタンポポや蝶を撮影。カントウタンポポの中に白っぽい花が2つあります。稀に白っぽいのを見付けますが、個体差なのかシロバナタンポポとの交雑種なのかどうかは分かりません。
モンシロチョウが飛んでいましたが、なかなか止まらないので撮影できません。ベニシジミはタンポポの花で吸蜜したり地面で休憩したりと止まる時間が長く人を恐れないので撮りやすい。この個体は前翅基部の紅色が濃いのが目に付きました。
男性の近くに戻ると「そのカメラはフィルムで撮っているのですか?」と尋ねられたので「デジタル一眼レフです。デジカメはパソコンで編集出来るので便利です」と答える。すると「フィルム派の人は狙った色で撮れるまで何度でも撮り直しをするらしいですね」と。
話が変わり「今そこの砂利の中でこれを見付けました」と言って黒く輝く石を見せてくれました。
「黒耀石ですね」
「そうです。この辺の畑ではよく見付かるんですが、こんなに大きいのは初めてです。信州の出身ですが向こうの川では、黒耀石の矢じりも見付かります。川の近くに住居があった証拠ですね」など教えてくれました。
別れ際に「今日採れた黒耀石を少し上げましょう。小さいのですがね」と言って、4片をお土産に頂きました。出会いとは面白いものです。
黒耀石を割るとガラス破片のような鋭利な刃が出来るので旧石器時代・縄文時代に矢じりとして用いられています。
明るい山道で見付けたツバメシジミの雌です。
地面付近をホバリングする昆虫が枯れ葉の上に止まりました。この昆虫は4月7日にかたくりの里で陽光という桜の花でホバリングしながら吸蜜していたのと同一種。今回は静止した姿を撮影できました。
ビロウドツリアブです。
長い真直な口吻を持ち、筒状の花でも吸蜜できます。羽は2枚、羽の前半分は黒褐色、後ろ半分は透明。頭部・胸・腹の外周はビロウド状の毛で覆われています。長さは8~12mm。成虫は3~5月に出現します。
トンボ池に下りる手前に染井吉野の並木がありその下にあずま屋がある。桜はちょうど満開で、木の真下に来るとセイヨウミツバチが沢山おり、ブンブンと羽を震わせる唸りが聞こえました。この近くにもセイヨウミツバチの巣箱が置かれていると思います。
芝生の斜面に咲くカントウタンポポ。
トンボ池より振り返った風景。柵の左側は私有地で畑仕事が行なわれています。
小山田緑地はとても自然豊かで昆虫の種類も多い公園で気分爽快です。(続く)
コース : 小田急多摩線唐木田駅-山中分園-大久保分園-梅木窪分園-本園-大泉寺バス停-(バス)-町田駅
山中分園からののどかな田園風景。公園と私有地の間には柵がありますが風景は地続きです。
丘から望む丹沢と富士山。相模大野や町田からは富士を望めませんが、唐木田まで東に移動するとやっと富士の頂きが顔を出します。
山中分園からゴルフ場を左に見ながら進み、大久保分園へ。
一面にカントウタンポポの咲く芝生の丘があり1本桜が咲いていました。
ベンチに年輩の男性が座っていたので挨拶してタンポポや蝶を撮影。カントウタンポポの中に白っぽい花が2つあります。稀に白っぽいのを見付けますが、個体差なのかシロバナタンポポとの交雑種なのかどうかは分かりません。
モンシロチョウが飛んでいましたが、なかなか止まらないので撮影できません。ベニシジミはタンポポの花で吸蜜したり地面で休憩したりと止まる時間が長く人を恐れないので撮りやすい。この個体は前翅基部の紅色が濃いのが目に付きました。
男性の近くに戻ると「そのカメラはフィルムで撮っているのですか?」と尋ねられたので「デジタル一眼レフです。デジカメはパソコンで編集出来るので便利です」と答える。すると「フィルム派の人は狙った色で撮れるまで何度でも撮り直しをするらしいですね」と。
話が変わり「今そこの砂利の中でこれを見付けました」と言って黒く輝く石を見せてくれました。
「黒耀石ですね」
「そうです。この辺の畑ではよく見付かるんですが、こんなに大きいのは初めてです。信州の出身ですが向こうの川では、黒耀石の矢じりも見付かります。川の近くに住居があった証拠ですね」など教えてくれました。
別れ際に「今日採れた黒耀石を少し上げましょう。小さいのですがね」と言って、4片をお土産に頂きました。出会いとは面白いものです。
黒耀石を割るとガラス破片のような鋭利な刃が出来るので旧石器時代・縄文時代に矢じりとして用いられています。
明るい山道で見付けたツバメシジミの雌です。
地面付近をホバリングする昆虫が枯れ葉の上に止まりました。この昆虫は4月7日にかたくりの里で陽光という桜の花でホバリングしながら吸蜜していたのと同一種。今回は静止した姿を撮影できました。
ビロウドツリアブです。
長い真直な口吻を持ち、筒状の花でも吸蜜できます。羽は2枚、羽の前半分は黒褐色、後ろ半分は透明。頭部・胸・腹の外周はビロウド状の毛で覆われています。長さは8~12mm。成虫は3~5月に出現します。
トンボ池に下りる手前に染井吉野の並木がありその下にあずま屋がある。桜はちょうど満開で、木の真下に来るとセイヨウミツバチが沢山おり、ブンブンと羽を震わせる唸りが聞こえました。この近くにもセイヨウミツバチの巣箱が置かれていると思います。
芝生の斜面に咲くカントウタンポポ。
トンボ池より振り返った風景。柵の左側は私有地で畑仕事が行なわれています。
小山田緑地はとても自然豊かで昆虫の種類も多い公園で気分爽快です。(続く)