6月3日
6月3日は、東京都南部の丘陵地を歩きました。目的は、ヒョウモンチョウ類を見付けること、ゼフィルスの状況を確認することです。
谷戸にて
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ウラナミアカシジミ(9:36)
谷戸の草地斜面の日陰でチョコンと座り、出迎えてくれました。アリと挨拶中。幸先は良かったのですが、結局全行程で2頭を見ただけでした。
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ヒメキマダラセセリ♂(初見)
ヒメキマダラセセリ♂がすぐ隣の草の上で翅を違った形で開いていました。2年ぶりの出会いとなりました。
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キタキチョウ♀
キタキチョウが湿地に生える草で産卵行動中です。すでに卵2個が産み付けられていました。最近飛んでいるのは新鮮で1化かもと思っていましたが、もう1化の産卵時期でしょうか。この草の種類は分かりません。
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イチモンジチョウ♀
イチモンジチョウ♀が乾いた地面に何度も下りていました。吸水ではないですね。何の目的でしょうか。
丘陵尾根にて
坂道を上り、丘陵の尾根の頂上付近に来ると、数本並んだクリの木の樹冠をかすめるようにヒョウモンチョウの仲間が高速で飛翔していました。見失ったので、取敢えずここを通過してノアザミの咲く草地斜面まで進み、ヒョウモンチョウ類などが来ないか待つことにしました。
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アゲハチョウ夏型♀(11:53)
ここは、以前、6月下旬にウラギンヒョウモン♂を目撃した場所でしたが、何もいません。時期的にはもう少し遅くなってからでしょうか。草地の窪んだところを見ると、アゲハチョウ夏型♀が吸蜜していました。家の近くでも春型と異なる大きめの夏型が増えてきましたが、夏型の初撮影になりました。
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メスグロヒョウモン♂(初見 12:28)
来た尾根道を戻り、先程ヒョウモンチョウの仲間を見た辺りを通りすぎた辺りにメスグロヒョウモン♂が飛んでおり、樹木の枝先に止まりました。クリの樹冠付近を飛んでいたのはメスグロヒョウモン♂の縄張り飛翔だったのでしょうか。
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見ていると、すぐ近くのトイレの周りを飛び、トイレの壁や標識に止まって口吻を動かす仕草が見られました。トイレ独特の臭いに反応しての行動でしょうか(アンモニア成分を期待?)。
その後、トイレを離れて50m位先のササの下方に潜り、ゴソゴソしたあと、ササの向こうに飛び去りました。
メスグロヒョウモンを初見できたのが今日の第一の収穫でした。2013年初見(6月4日)とほぼ同時期です。
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ミズイロオナガシジミ(14:16)
帰り際に尾根の林縁のカエデに静止するミズイロオナガシジミ2頭と出会いましたが、この日の丘陵地歩きでは、その他の平地性ゼフィルス類(※)は、クリ吸蜜中のアカシジミ1頭、ミドリシジミ1頭を見ただけで終わりました。
※平地性ゼフィルス類:比較的標高の低い平地や丘陵地の雑木林などに見られるアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ウラゴマダラシジミ、ミドリシジミ、オオミドリシジミの6種のゼフィルスの仲間の総称です。
コナラの樹液酒場には、ヒカゲチョウとサトキマダラヒカゲが複数集まっていました。
(続く)
6月3日は、東京都南部の丘陵地を歩きました。目的は、ヒョウモンチョウ類を見付けること、ゼフィルスの状況を確認することです。
谷戸にて
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ウラナミアカシジミ(9:36)
谷戸の草地斜面の日陰でチョコンと座り、出迎えてくれました。アリと挨拶中。幸先は良かったのですが、結局全行程で2頭を見ただけでした。
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ヒメキマダラセセリ♂(初見)
ヒメキマダラセセリ♂がすぐ隣の草の上で翅を違った形で開いていました。2年ぶりの出会いとなりました。
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キタキチョウ♀
キタキチョウが湿地に生える草で産卵行動中です。すでに卵2個が産み付けられていました。最近飛んでいるのは新鮮で1化かもと思っていましたが、もう1化の産卵時期でしょうか。この草の種類は分かりません。
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イチモンジチョウ♀
イチモンジチョウ♀が乾いた地面に何度も下りていました。吸水ではないですね。何の目的でしょうか。
丘陵尾根にて
坂道を上り、丘陵の尾根の頂上付近に来ると、数本並んだクリの木の樹冠をかすめるようにヒョウモンチョウの仲間が高速で飛翔していました。見失ったので、取敢えずここを通過してノアザミの咲く草地斜面まで進み、ヒョウモンチョウ類などが来ないか待つことにしました。
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アゲハチョウ夏型♀(11:53)
ここは、以前、6月下旬にウラギンヒョウモン♂を目撃した場所でしたが、何もいません。時期的にはもう少し遅くなってからでしょうか。草地の窪んだところを見ると、アゲハチョウ夏型♀が吸蜜していました。家の近くでも春型と異なる大きめの夏型が増えてきましたが、夏型の初撮影になりました。
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メスグロヒョウモン♂(初見 12:28)
来た尾根道を戻り、先程ヒョウモンチョウの仲間を見た辺りを通りすぎた辺りにメスグロヒョウモン♂が飛んでおり、樹木の枝先に止まりました。クリの樹冠付近を飛んでいたのはメスグロヒョウモン♂の縄張り飛翔だったのでしょうか。
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見ていると、すぐ近くのトイレの周りを飛び、トイレの壁や標識に止まって口吻を動かす仕草が見られました。トイレ独特の臭いに反応しての行動でしょうか(アンモニア成分を期待?)。
その後、トイレを離れて50m位先のササの下方に潜り、ゴソゴソしたあと、ササの向こうに飛び去りました。
メスグロヒョウモンを初見できたのが今日の第一の収穫でした。2013年初見(6月4日)とほぼ同時期です。
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ミズイロオナガシジミ(14:16)
帰り際に尾根の林縁のカエデに静止するミズイロオナガシジミ2頭と出会いましたが、この日の丘陵地歩きでは、その他の平地性ゼフィルス類(※)は、クリ吸蜜中のアカシジミ1頭、ミドリシジミ1頭を見ただけで終わりました。
※平地性ゼフィルス類:比較的標高の低い平地や丘陵地の雑木林などに見られるアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ウラゴマダラシジミ、ミドリシジミ、オオミドリシジミの6種のゼフィルスの仲間の総称です。
コナラの樹液酒場には、ヒカゲチョウとサトキマダラヒカゲが複数集まっていました。
(続く)