8月19日から21日までの3日間。14人で町田から宮城県石巻市へ震災ボランティアに行きました。その内容を数回に分けて報告します。
◆向かう途中に震度5強の地震
朝6時に町田駅を出発して、石巻市へと向かいました。ボランティアなど救援活動をおこなう車両は、高速道路の料金は無料です。
石巻市に入ったところで、緊急地震速報が入り、震度5強の地震がありました。私たちは車の中で、揺れを感じることはありませんでしたが、現地の方々は地震があるたびにあの日のことを思い出すのだと感じたところです。
◆一人ひとりの暮らしを成り立たせていくこと
私たちが向かったのは、石巻市内にある日本共産党救援センター。到着をして早々、事務局長さんから現状について説明を受けました。
多くの方は避難所から仮設住宅へと移り生活を送っていますが、仮設住宅に移ったとたんに電気代やガス代などの公共料金をはじめ、生活のすべてが「自己責任」となります。家も仕事も失った被災者の方々への支援をどうすすめるのかが重要な局面を迎えています。
日本共産党石巻市議団は、救援ボランティアセンターが仮設住宅を訪問して聞き取りをおこなった1200人分の要望を申し入れました。市長からは、「すごいですね」とその場から手すり設置、段差の解消、砂利道の補修などが実現することになったとのことです。
他のボランティア団体では、被災者の要望を聞いても応えられないから話をしないようにと指示が出ているという話も聞きます。日本共産党は、被災者をはじめ現場の声を政治に届けて変えていくことを何より大事にしています。この間も、仮設住宅への網戸設置など、多くの願いを実現させています。
新興住宅地で被災をされた方は、残ったのは家のローンだけです。救援・復興というときに、一人ひとりの暮らしが成り立つようにしていくことが重要です。
ボランティアセンターの事務局長さんは「私たちの活動(ボランティアセンター)を一日も早く終わらせることが目標」だといいます。しかし、現実には救援物資をお届け、泥のかき出しなどまだまだ続けていかなければならないというのが実態です。
◆女川でも外部電源は1つだけしか残らず
原発からの撤退を求める活動についても報告がありました。石巻市は、女川原発から20キロ圏内にあり、仮に女川原発が福島第一原発と同じ事態になれば非難をしなければならない地域です。
女川原発では、3月11日の地震で5回線ある外部電源のうち残ったのはわずか1つ。さらに4月7日の地震でも5回線ある外部電源のうち残ったのは1つであり、残った1回線は1度目とは別の電源だったとのことです。
震災と原発事故から国民のいのちと暮らしを守る──。石巻市の日本共産党市議団とボランティアセンターの活動は、まさにその体現であると実感する無数の経験に私たちは多くを学ばされました。
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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