日本共産党の救援センターで一番最初におこなうことは、被災地をしっかりと見るということです(日程や体制の関係で必ず一番最初というわけではありません)。
私たちも、案内をしてもらいながら市内の状況を見させていただきました。
◆工業と漁業の街
石巻市内の被災状況が一目でわかる場所が日和山。そこから見える石巻市内の状況は、以前の様子を知らない私でも街の形が大きく変わったことがわかるものでした。
日和山から見た一方は工業の街、もう一方は漁業の街。なかには閑静な住宅街が広がっていた場所もあります。地盤沈下によって地形が変わり、満潮時には浸水する地域が残されています。
◆市内では信号が機能していない場所も
日和山をあとにして、市内の状況を詳しく案内していただきました。といっても、車を降りることが困難だったため、事務局長さんのあとについて車を走らせていくというもの。車を走らせると、点灯していない信号機がいくつもあり、大きな交差点では警察官が誘導をしている場所も多数ありました。
お店も壊滅的な打撃を受けたことが、くっきりと残っていましたが、営業を再開した店もあり復旧のスピードにも大きな差があることがわかりました。
被災をした家屋がそのまま残されている場所も少なくありません。
◆日本製紙が1300人のリストラ計画
出発前に、日本製紙が1300人のリストラ計画を発表したことが話題になりました。日本製紙は石巻市内最大の企業です。工場は被災をしましたが、秋には復旧して工場を稼働させるといいます。
工場周辺を車で回りましたが、驚くのはその大きさ。巨大な工場であることは、車を走らせても切れ間なく続く光景が示しています。
復興していこうとする街で、一番求められているのは仕事です。市内最大の企業がリストラをして失業者を大量に生み出すことは、復興にとって大きなマイナスとなることは間違いありません。地域を復興させていくときに、大企業の力は非常に大きなものがあると思います。だからこそ、その力にふさわしい役割と責任を果たしてもらわなければなりません。日本共産党石巻市議団は、このリストラ計画の撤回を求めて交渉もおこなっていますが、ひきつづくたたかいが重要です。
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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