日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

自民党は、議員の親族等まで誰を応援するか決める権利があるらしい──共産党は絶対にそんなことはしない

2016-07-15 | 日々思うこと、考えたこと

 

 自民党は、議員の親族等まで誰を選挙で応援するのかを決定する権利があるらしい──。

 よく「共産主義は独裁で、全体主義だ」と批判されることがあります。私たちは、旧ソ連のような一党独裁を推進する気もなければ、党内であってもかなり自由に意見を交わしています。同時に、一度決定したものは実践し、検証するという党内ルールを持っています。

 この場で詳細に共産党のあれこれについて述べることはしませんので、詳しくは日本共産党の綱領規約に目を通していただければ幸いです。

 今回、自民党の東京都連が発した文書は、他の党のことではありますが憲法の思想及び良心の自由を保障する立場にはないことが示されています。

 それは、次の部分です。

 3、各級議員(親族等含む)が、非推薦の候補を応援した場合は、党則並びに都連規約、賞罰規定に基づき、除名等の処分の対象となります

 1と2は、少なくとも自民党員に対しての指示ですが、3は明確に違います。

 「各級議員(親族等含む)が、非推薦の候補を応援した場合」とあり、各級議員だけでなくその親族が推薦候補以外を応援した場合にも除名処分となるというのです。

 もとより、日本共産党は党員や党所属議員が他党候補、また日本共産党が推薦した候補以外を応援した場合は党規約に基づいてどうであったのかは検証することになります。これは、おそらくですがどの組織でも大なり小なりあるルールではないでしょうか。

 しかし、その親族(今回の文書では「親族等」とさらに拡大解釈ができる表現となっている)まで拘束し、支持を強制することは許されないというのが普通の感覚ではないでしょうか。

 だいたい、親族等の「等」とは誰のことを指すのでしょうか。先の参院選では、自民党の世耕弘成内閣官房副長官のパートナーである林久美子氏が滋賀県の野党統一候補として自民党候補とたたかいました。今回出された文書に当てはめれば、応援どころか候補者本人ですから除名どころの騒ぎではありません。

 もちろん、日本共産党は、党員や党所属議員の親族等が日本共産党を応援していない場合でも(支持してもらえるような働きかけはすると思いますが)、他の候補を応援したことで除名にすることは絶対にありません。

 これまでにもこうした文書が発せられたことがあるのかはわかりませんが、自民党のスタンダードは、はっきり言って世間では通用しないものです。

 さらに、党内通知とはいえ、政権党が憲法で保障する思想及び良心の自由を脅かすような通知を出したことは由々しき事態です。自民党は、共産党に対して二度と「独裁」とか「全体主義」とか使わないでいただきたいと思います。

 最後に、日本共産党綱領の次の一節を紹介しておきます。

 さまざまな思想・信条の自由、反対政党を含む政治活動の自由は厳格に保障される。「社会主義」の名のもとに、特定の政党に「指導」政党としての特権を与えたり、特定の世界観を「国定哲学」と意義づけたりすることは、日本における社会主義の道とは無縁であり、きびしくしりぞけられる。

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共産党のポスターが貼ってある家だから、「聞く耳」を持った鳥越候補に声を届けてくれると思った

2016-07-15 | 国政のこと

 「鳥越さんは聞く耳を持っていると言っていたけれど、どこに行けば聞いてもらえるのかしら」

 そう言って、私の家に訪ねてきた女性がいました。

 その女性は「舛添さんの問題がうやむや。前回は宇都宮さんに投票した。もやもやしていたけれど、鳥越さんが出てきて、一本化できて本当に良かったと思っている。普通の人の感覚で政治をやる人が都知事になってほしい」と話していました。

 私も初めて顔を合わせる方だったので、「どうしてうちに訪ねてきたのか」と聞いてみました。

 そうすると「だって共産党のポスターが貼ってあるでしょ」と。

 私が市議会議員であることは知らず(もっと認知してもらえるように努力が必要なことは言うまでもありません)、「だって共産党のポスターが貼ってあるでしょ。ここなら話を聞いてくれるのではないかと思ったの」と思い切ってドアを叩いてくださったとのことで、本当に驚きました。そして、ありがたい気持ちになりました。

 共産党のポスターが貼ってある家なら、話を聞いてくれるのではないか。そしてその聞いた話を鳥越さんに伝えてくれるのではないかと思ってくださった気持ちに、私は全力で応えていきたいと思います。

 率直に言って準備不足である鳥越候補の公約(政策)ですが、その政策は私たち一人ひとりがつくりあげていくものだと思うのです。そして、その声にしっかりと耳を傾け、誠実に実行していく決意をしてほしいと思います。

 今回の都知事選挙は、私たち一人ひとりの選挙です。1300万人を超える人たちが自分と向き合い、どういう東京を作っていきたいのかを考え、発信していく選挙です。そして、私たちの声をしっかりと受け止めてもらえる候補者を選ぶ選挙です。

 というわけで、私も私自身の感じていること、地域のみなさんからお伺いしてきた様々な声を聞く耳を持った鳥越候補にしっかりと届くように発信していきたいと思います。

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町田市が東京都を離脱するかが話題に

2016-07-15 | 町田市政・市議会のこと

 EU離脱に乗じて、町田市の東京都離脱が話題になっています。

 最初のニュースソースは、「EU離脱で頭の体操、町田市が東京を“離脱”するとしたらどんな手続が必要?」

 ネット上で話題となり、さらにはテレビでも放送されるほどの過熱ぶり(?)となっています。

 NNNの調査によれば、町田市に住んでいる人のうち60%(113人中68人)が神奈川県と間違えられたと答えています。

 路線バスは神奈川中央交通、小田急線で新宿に出るときには神奈川県を通らなければいけない、神奈川県町田市でも年賀状が届くなどが紹介されていました。

 町田市が東京都から離脱することに対する賛否では、離脱すべきは5%(113人中6人)、離脱すべきでないは54%(113人中62人)でした。

 15日放映の羽鳥慎一のモーニングショーでも紹介されました(写真)が、東京の多摩地域はほぼ全域が神奈川県だった時代があります。

 このことについては、このブログでも紹介したことがあります。

 いろいろと考えるところはありますが、町田市が話題になっていることは前向きにとらえておきたいと思います。

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