日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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「ご飯を食べながら話ができるだけでホッとする」──こども食堂を視察しました

2017-09-01 | 学んだこと、政策のこと

 共産党都議団の教育チームで、練馬区にある「ねりまこども食堂」に視察に行かせていただきました。

 月2回の開催日には、区内各地だけでなく、他の自治体からバスと電車を乗り継いでくる子どももいると言います。

 参加している人たちの多くが、母子、父子などのシングル家庭です。「毎日、子どもと2人だけでご飯を食べると行きづまってしまう。ご飯を食べながら話ができるだけでホッとする」などの重要な役割が発揮されています。また、不登校の子どもたちもおり、関係機関の人たちが「ここなら会える」と面接に来ることもあります。

 代表の金子さんは「学校という限られた空間だけでは受け止めきれない子どもたちがいる。自分の親以外と関わることの重要性を感じている」「(学校給食について)親以外の料理を食べることで味覚が育つ。育ちにとっても大切」だと話されていました。

 子どもの貧困率は13.9%──7人に1人が貧困状態にあリます。この数字には、所得全体が下がる元で、貧困ラインが下がっていることにより、一部改善されたかのような見方もありますが、そうではないと考えます。

 こども食堂がたくさんできれば、「子どもの貧困」がなくなるかと言われれば、そうではありません。賃上げや各種制度の抜本的拡充によって、所得を増やすための対策が必要です。また、大きな負担となっている教育費を軽減することはまったなしです。

 同時に、こども食堂のような居場所は積極的な役割を発揮しています。視察の中でも語られた「食」に対する意識の低下は食育教育が求められています。少なくとも義務教育の間は、学校給食を保障することが不可欠なのは論を待ちません。

 (写真は、共産党都議団の都議会文教委員会メンバー。左から里吉ゆみ委員長、池川友一、米倉春奈理事。長島可純さん撮影)

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