宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

その日暮らし、蓄財なき島

2006年11月29日 | Weblog
「これは喩えて言うなら、欲の深い子豚が
母親が病気で苦しんでいるのに、いかにして
自分の母乳の分け前を多くするか、毎日毎日
争っている様なものです。
『病気の母親をどうしたら助ける事が出来るか』と
亙いに協力し合う代わりに、自分の母乳の分け前を
確保するのに血眼になり、母親の病気をさらに悪化
させてしまうのです。
そして、ある日突然母親が亡くなり、彼らはもう母乳
での生活ができない事に気がつくのです。

今や母なる地球は、私達の際限のない欲望と欲求とで、
既に深く傷つき倒れかけています。
そして母なる地球は、それぞれが己の利益のみを追求する
ための相互の争いを止め、彼女の健康を回復するために
助けてほしいと、静かに私達に訴えています。
今母なる地球が私達一人ひとりに望んでいる事は、
彼女がこれまで私達人類を大切に大切に育んできた様に、
今度は私達が彼女を大事に大事にいたわってほしいと
思っている事、そして私達人類が彼女との調和の中で生きる事を
学んでほしいと思っている事、ただこれだけなのです。

私は全ての人類の同胞に、その様な母なる地球の運命に
ついて共に考え、共に行動する様に強く勧めるもので
あります。」(キリバス共和国テブロロ・シート前大統領)
http://xmas.site.ne.jp/prob/prob2.html

海抜が約1.5メートルほどしかないために、地球温暖化の結果、
既に海水面上昇の影響を受け、また近い将来国土全体が海に
没しようとしている南太平洋のキリバス共和国は、海岸線が
少しずつ迫り、大潮になると民家の近くにまで海水が
押し寄せてくる様になったそうです。
もし国土全体が沈没してしまったら、彼らは温暖化難民と
して他国に住まう場所を見出さなければなりません。

彼らは生活そのものは何も変わっていないのに、海面が絶えず
上昇し続けている事を疑問に思っている様です。
アメリカなどの先進国が自国の沈没の危機に瀕したならば、
戦争や政治ゲームの繰り返しなどは自然に止まり、温暖化に
対する対策を自らの第一の問題として真剣に取り組むので
しょうが、少なくともアメリカ国内では環境保護活動家や
環境問題に関心を寄せる人々を除くと、自分の利益にならない、
取るに足らない問題として受け取られている様に感じます。

自然環境や人間を守るために各個人が出来る事は限られては
いますが、それでもこうした時、マザーテレサの言葉を
思い出す事があります。
「自分達のしている事は、大海の一しずくに過ぎないと
思っています。けれども、もしその一しずくがなかったら、
大海もその一しずく分だけ少なくなってしまうでしょう。」

http://www.andativa.jp/eco/index.html
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