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わたくしは女性なので、男性の性エネルギーのコントロール、
昇華の継続の難しさと云うのは、中々想像し難いものが
ありますが、ネットの掲示板の投稿などを読んでみると、
男性の少なからぬ声として、「一人、若しくは歓楽街に出向いて
性的な欲求を満たそうとする時の、時間とお金と労力が非常に
勿体無く感じられる」、「終えた後に虚しい気分や虚脱感に襲われる
事がある」という言葉に出会います。
一般に精力の強い人が大きな仕事を成し遂げ易い、性的なエネルギーを
創造性に向ける事で、芸術や文芸などの面で感覚が磨かれてくると
ノーシスでは教えられていますが、性エネルギーは人間の生理的
作用や知的活動、精神的活動の全面を増強させる力であり、
ミゲル・ネリ氏は、「無気力な、生きているか死んでいるか判らない
ような人生を送っている人と、闘志に燃え、意欲満々で人生に立ち
向かっている人の違いは、性エネルギーにある」と説明されていました。
性エネルギーを無駄に放出させず、それを創造性に向け、時間とお金と
労力を乱費せず、より良い仕事をしていく為の一つの方法としても、
各種の性エネルギー昇華法がある訳ですが、こうした性エネルギーの
概念がごく一部の者の間でしか知られていなかった中世ヨーロッパでは、
ハーブを用いた秘薬を飲む事によって、エネルギーの創造性への転換を
図ったとの事です。
この「秘薬」の製造法はノーシスとは別の体系のものですが、今回抄掲
させて頂きます。
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【由来】
中世ヨーロッパで活躍した吟遊詩人は、しばしば王侯貴族の前でリュートを
奏で、愛を歌いました。
宮廷女性の熱い視線を集める者も、多かったはずです。
しかし、王の目配せ一つで首が飛ぶ時代のこと。
やんごとなき女性との恋は、時として、命に関わる一大事でした。
吟遊詩人達は、この秘薬を飲んで性欲を抑え、誘惑を退けて、詩作や作曲、
楽器の演奏などに没頭したのです。
【材料】
・ラベンダー
・マジョラム(or チェストツリー)
・陶器のティーポット or 土鍋
・銀のスプーン
・水
(月が欠けていく期間の方が、効果が高いとされています。)
【作り方】
①土鍋に湧き水を500ml入れて沸騰させ、火を止めます。
②ラベンダーを小さじ1杯、マジョラム(or チェストツリー)を小さじ
2杯入れます。
③銀のスプーンで時計回りにかき混ぜながら、呪文を唱えます。
「○○」には、自分が集中したい事柄を入れて下さい。
チェストツリーを使う場合は、呪文にもマジョラムの代わりに
チェストツリーを入れます。
「銀のスプーンが立てる音は、私の心の炎を鎮める。
ラベンダーの香りは、私の気持ちを○○に向ける。
マジョラムの味は、○○に向ける情熱の薪となる。」
④薄く色がつき、少し刺激のある香りがしてきたら、ハーブを取り除きましょう。
冷めたら完成です。
好みによっては濃さを調節し、氷を入れて飲みます。
マドラーは銀製のもの(上記のスプーンでも可)を使って下さい。
【補足】
市販のハーブティーを使っても、ある程度の効果が期待出来ます。
ただし、必ずラベンダーとマジョラムが入っているものを選んで下さい。
また冷やして飲む事と、飲む前に銀のスプーンで混ぜ、呪文を唱える事を
忘れないで下さい。
なお、妊娠中の女性は、この魔術を使用してはいけません。
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