宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「お香の魔法」

2009年06月19日 | Weblog

(画像はクリックされましたら拡大します。)

画像は、91年に、少女雑誌「マイバースデイ」系誌で
紹介された、インセンスを使った瞑想法です。



同誌では、香りを使った魔法、おまじないが度々取り上げられ
ましたが、お香の歴史について、簡単にこのように紹介されて
いました。

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【お香の歴史】

「聖徳太子の時代に、仏教と共に伝わったお香」


お香は、聖徳太子の頃、仏教と共に日本に伝えられました。

香りの元になった香木は、東南アジアのジャングルで
採れたもので、「日本書紀」によると、香木を積んだ船が
淡路島に漂着したので燃やした所、はるか彼方まで香り、
ついには天皇に差し上げたと云う話が記されています。


宗教と香りは深く結びついていて(今でもお線香として
身近にありますね)、まず、香りで人々の心をとりこにしてから、
教えを説いたと言われるほどです。


西洋人は体臭が強いので、臭いを消す為に、日本よりも
はるかに香りの研究が進みました。
香りを楽しむより先に、生理的に香りが必要だったのです。

ナポレオンが、妻のジョセフィーヌと離婚した原因は、香りの
好みの不一致によるとさえ、言われているほどです。

日本人は、体臭があまり強くないので、体臭を消すという
よりは、ムードを盛り上げたり、精神安定や、逆に興奮させる為、
また邪悪から身を守る為に、香りを使いました。


火鉢でお香を焚き、その上に衣服を被せて香りをしみ込ませたり、
壁に塗り込めて、部屋全体を香りで包むという話は、広く伝え
られています。
また、匂袋は、たしなみと、お守りの願いが込められています。


遺跡調査で、古代人の骨に混じって、花びらや、花粉の化石も
発見されました。
昔の人々も、花の香りを楽しんでいた事が判りますね。

これから益々、香りへの関心は深まる事と思います。

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