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左魔術では、「人間の心に潜む暗黒を自覚しない人間に、
真の悟りも永生もない」
「魔術そのものにも執着せず、夜に魔王リリスと語り、明朝に
大天使ラファエルを呼べる魔術師でなければならない」と言われ、
それは一つの真理ではないかと思われます。
また有名な中世の魔道書である、「赤い龍」や「法皇ホノリウスの書」
などについては偽書説もありますが、左道魔術では、これらは
偽書ではなく、中世の時代に当然として使用されていた
「鏡」と「霊媒」について記されていないので、そのまま書かれている通りに
実践しても、失敗するという事です。
そこで、これから「魔王の鏡による召喚魔術」について抄掲させて
頂きたく思いますが、これらは当然ある程度右道魔術、そして
左道魔術の基本に習熟していなければ行うのは無理であり、
また無理に行っても、「首筋に死神の鋭い刃を感じるだろう」との事で、
百害あって一利なしと思われます。
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【魔王の鏡の製作法】
(画像の)上部に描かれているのが、三角形の「魔王の鏡」である。
鏡の基盤は、厚さ1センチ位の木の板を、40~50センチ角の正三角形に
切って作る。
全体に艶消しの白を塗った後、乾いているのを確認して、図にある3つの神名を
木の片に、黒字で書き、大天使ミカエルの名前を、MI・CHA・ELと分割して、
赤で書く。
ガラス板を直径10センチ位の円盤状にカットし、流水(川や滝、水道水などで)
清めた後、片面を艶消し黒で塗装する。
そして、この鏡本体を、L字金具などで正三角形の中央の基盤に固定する。
鏡が完成したら、適当な方法で、浄化、聖別を行うといいだろう。
【霊媒を選ぶ】
もし、君が霊媒体質なら、ペアとなる儀式執行者を探すといい。
君が魔術師として召喚を行うつもりなら、良質の霊媒を選ぶべきだ。
この二つの役割を、一人で兼ねるのは良くない。
つまり、クリポトの召喚には、最低二名の魔術師が必要なのだ。
召喚の儀式の中で、霊媒は、術者と被召喚者の間を文字通り媒介する。
霊媒となり易い人間は、「占いをよくする、その占いがよく当たる、細部まで
明瞭な夢を見る、極めて感情的な人、白日夢を見る人、幻聴の経験がある人」
である。
【儀式の準備】
複雑な魔方陣は必要ではないが、適当な円を黄色いビニールテープで作って
おくと良いだろう。
椅子を魔法円の東側に置き、鏡を円の外、東方に置く。
集中力が減衰しなければ、徹夜で魔王の象徴や神話を勉強し、薄明時の
1時間前から開始する。
これは、夜が最も深い刻限だ。
霊媒は椅子に座り、ローソクを片手に、もう一つの手に、首から下げた
魔王の印形を持ち、その印形を見つめ、魔王の名前を属性を心の中で称える。
術者は「逆五芒星の召喚儀式」を行う。
この時も、霊媒は意識を印形に集中し、他に気をとられてはいけない。
【魔王の召喚】
ここでは、魔性を霊体で呼び出し、鏡に投影する技術を紹介する。
術者は「逆五芒星の召喚儀式」に引き続き、11番目の魔王ルシフェルを呼ぶ。
東に向いて、高らかに叫べ。
「ルシフェル、オウヤル、チャメロン、アリセオン、マンドジン、プレミー、
オリエト、ナイドラス、エスモニー、エパリネソト、エスティオト、
ドゥモソン、ダンコール、カシュミエル、ハイラス、ファベレロンゾン、
ソディルノ、ペアサム。
現われよ、ルシフェル、アーメン。」
眼前に黒い翼をはばたかせ、宝冠をつけた大天使ルシフェルが出現する有様を
視覚化する。
この場合、クリポトの木に位階のないルシフェルは、見届け役となっている。
次に、召喚すべき相手を呼ぶ。
ここでは、蝿の魔王、ベルゼブブうぃ対象としよう。
北に向かって立つ。
「ベールゼブブ、ルシフェル、マディロン、ソリモ、サロイ、テウ、アメクロ、
セグラエル、パラレドン、アドリカノロム、マルティロ、ティモ、カメロン、
フォルシー、メトシテ、プリュモシー、ドゥマソ、エリヴィサ、アルフロイス、
フベントロシティ。
来たれ、ベールゼブブよ。
偉大なる魔神ラーのみ名と、魔天使ルシフェルの導きによりて。」
この間、霊媒は鏡を見つめている。
ベールゼブブの印形が崩れ、闇の中を飛ぶ銀色の光点が見えるだろう。
霊媒の耳に、断続的な羽音が響く、
不快で聞き慣れた小さな飛行音。
そして、異様な紋章を焼き付けた昆虫の顔が、暗いスクリーンに大映しとなる。
【問答】
魔術師は、霊媒に最初の質問を行う。
「鏡の中に何が見えますか」
もし否定する答えがあれば、ベールゼブブの召喚を再度行う。
そして、鏡の中に異世界の存在を見て、それがベールゼブブの特徴と
一致していれば、第2の質問を行う。
「汝の名前は何か」
もし素直に答えるようであれば、問題はないが、魔族は平然と嘘をつく。
答えが状況と一致しないなら、再度尋ねる。
「暗黒そのものより、くらき魔神シャーマーンのみ名によりて、汝、虚
偽りなき真実の名前を我に告げよ」
ベールゼブブの名前を得たら、次の核心の質問、または命令に移る。
「汝の来訪を歓迎する。
ベールゼブブよ、我は黒き天使と人類のいにしえの契約によりて、
次の件を質問(命令)せんとするなり。
即ち(ここで述べる)
速やかに答えよ(実行せよ)」
解答、または約束は、霊媒の口を借りて行われる、
用向きが済んだら、呼び寄せた魔天使を元の地底に帰さねばならない。
【帰還許可】
北東の方角を向き、術者は称える。
「平穏に汝らがすみかへ戻り給え。
我、祝福は汝と共にあり、欠けることなし。
また、再度の呼び出しを受けたら、速やかに現われ出るべし。
はやく去れ、ベールゼブブよ、ルシフェルよ。
魔神ラーとシャーマーンのみ名において」
そして、「逆五芒星の召喚儀式」の退去を行う。
儀式が終了したら、半トランス状態の霊媒を目覚めさせる。
もし、魔族のイメージが霊媒の心に残存しているようなら、再度退去の儀式を
行い、影響を消去すること。
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「♪年下の男の子:ひょうきん族」
http://www.youtube.com/watch?v=jlKzTk1_H7I
何となく雰囲気があって良いです。