ダキニ天に供物を捧げて
白狐の外観のダキニ天の御姿を観じ、
白尾が 白い拂子となって
自己の障碍などを払われる様子を観じつつ誦します。
21遍誦す。
「南無(なむ)
大聖文殊師利菩薩(だいしょうもんじゅしりぼさつ)。」
7遍誦す。
「南無(なむ)
大聖文殊師利菩薩(だいしょうもんじゅしりぼさつ)
意根流現(いこんるげん)
荼吉尼天尊(だきにてんそん)。」
108遍か それ以上誦す。
「オン・ダーキニー・サーラサーラヘ・ニルビジャ
タウェイピャシャンディナ・スワハー。」
「緑ターラ菩薩の灌頂を受ける」
床に座して 両足を投げ出して広げるようにして
心の中で108遍誦す。
★「「オン・タレ・タレ・トゥッターレ・トゥレ・スヴァーハー。」
鼻から深く息を吸い込み 息を10秒間止めて 鼻から吐き出す事を
1セットとして 9回繰り返す。
緑ターラ菩薩が 虚空におられ
慈悲の目を自己に注がれてから 芥子粒のように小さくなって
自己の頭頂から 自己の内側に進入して
菩薩の慈悲の力が 自己の内側から全身を満たして 洗い流し、
体内に巣食っていた 穢気や魔障などが黒い液体となって
全身の毛穴より排出される様子を観じる。
全身が清浄となってから 自己と緑ターラ菩薩が融合して
自己が緑ターラ菩薩となる様子を観じて
大声でこのように笑う。
「ハハハハハハハ(ハ声を連続7回発する)。
(回向)
「願我所修諸功徳(がんがしょしゅしょくどく)
速証度母妙果位(そくしょうどもみょうかい)
一切衆生尽無余(いっさいしゅじょうじんむよ)
悉皆成就此仏地(しっかいじょうじゅしぶっじ)。」
「灌頂経」
以下 「灌頂経」の一部です。
「仏語天帝釈是七神王(ぶつごてんたいしゃくぜしちじんおう)
於我滅後護仏弟子(おがめつごごぶつでし)
逐諸邪悪不令得住(すいしょじゃあくふりょうとくじゅう)
汝当宣示一切衆生(にょとうせんじいっさいしゅじょう)
出入行来常当慎護(しゅつにゅうぎょうらいじょうとうしんご)
是七神王以著(ぜしちじんおうにじゃく)
心中莫有違犯(しんちゅうまくういはん)
若犯是神(にゃくはんぜじん)
則便捨離人舍宅中也(そくししゃりにんしゃたくじちゅう)
若仏弟子浄持斎戒(にゃくぶつでしじょうじさいかい)
是七神王常在左右(ぜしちじんおうじょうざいさゆう)
為人作福徳擁護佐人(いにんさふくとくようござにん)
四面悪鬼無敢近者(しめんあくきむてきこんしゃ)
舎宅応以好色土(しゃたくおうにこうしきど)
臈而印門戸上(ろうにいんもんこじょう)
好函盛之繖蓋覆上(こうかんじょうしさんかいふくじょう)
諸神営衛悪魔退散(しょじんえいえいあくまたいさん)
仏告天帝釈(ぶっごてんたいしゃく)
我今為諸衆生演此相印(がこんいしょしゅじょうえんしそういん)
略説少耳(りゃくせつしょうに)
天帝釈聞仏演説(てんていしゃくもんぶつえんぜつ)
文頭婁歓喜無量稽首仏足(
長跪白仏言(ちょうきびゃくぶつごん)
我今欲承仏威神(がこんよくしょうぶついじん)
勅四天王並其神名字(ちょくしてんのうへいごじんみょうじ)
為文頭婁法勧佐(いぶんずつほうかんさ)
世尊唯願許可(せそんゆいがんきょか)
仏言聴汝演説(ぶつごんちょうにょえんぜつ)
天帝釈即便前礼仏足三自帰命(てんたいしゃくそくべんぜんらいぶっそくさんじきみょう)
帰命已訖語四衆言(きみょういきつごししゅごん)
今仏世尊聴(こんぶつせそんちょう)
我演説四王名字(がえんぜつしおうみょうじ)
以護四輩諸弟子衆(にごしはいしょでししゅ)
舎宅四方攘災却禍(しゃたくしほうじょうさいきゃくか)
逐諸邪鬼遠於界内(すいしょじゃきおんおきない)
既已聴説今我演之(きいちょうせつこんがえんし)
東方天王名提多羅た(とうほうてんのうみょう だいたらた)
主諸災横水火変怪(しゅしょさいおうすいかへんかい)
以神王名厭之吉(にじんのうようえんしきつ)
西方天王名毘留波叉(さいほうてんのうみょうびるはしゃ)
主諸逆賊怨家ちゅう盗(しゅしょぎゃくぞくおんかちゅうとう)
以神王名厭之吉(にじんのうみょうえんしきつ)
南方天王名毘留離(なんぽうてんのうみょうびるなん)
主諸五温疲労疫気悪毒闘諍口舌(しゅしょごうんひろうえききあくどくとうそうくぜつ)
以神王名厭之吉(にじんのうみょうえんしきつ)
北方天王名毘沙門(ほっぽうてんのうみょうびしゃもん)
主諸鬼魅魍魎往来鬼神作災異者(しゅしょきみもうりょうおうらいきじんささいいしゃ)
以神王名厭之吉(にじんのうみょうえんしきつ)。」