観世音菩薩に頂礼 讃嘆して功徳が得られる事は
チベット大蔵経の中でも書かれていますが、
以下のように誦す事で
その人は 来世において世間財・出世間財の両面で
自ずから成弁するとされます。
「オン
頂礼上師世間怙主(ちょうらいじょうしせけんこしゅ)
世間上師三有讃歎者(せけんじょうしさんうさんたんしゃ)
天主魔与梵天讃歎者(てんしゅまよぼんてんさんたんしゃ)
勝能仁王讃歎利衆者(しょうのうにんのうさんたんりしゅしゃ)
頂礼三世間最勝怙主(ちょうらいさんせけんさいしょうこしゅ)
無量善逝妙身持有者(むりょうぜんぜいみょうしんじうしゃ)
頂厳善逝弥陀持有者(ちょうごんぜんぜいみだじうしゃ)
右手勝施除鬼飢渇者(うしゅしょうせじょききかつしゃ)
左手以金蓮花荘厳者(さしゅにきんれんげそうごんしゃ)
紅黄長髪芳香飄動者(こうこうちょうはつほうこうひょうどうしゃ)
臉ほう猶如満月俊美者(けんほうゆうにょまんがつしゅんみしゃ)
蓮眼殊妙至極寬広者(れんげんしゅみょうしごかんこうしゃ)
馥郁潔白如雪シャコ者(ふくいくけっぱくにょせつしゃこしゃ)
無垢絢麗珍珠串持者(むくけんれいちんしゅけんじしゃ)
黎明美麗紅光装飾者(れいめいみれいこうこうしょうそくしゃ)
手如蓮花海行甘甜者(しゅにょれんげかいぎょうかんてんしゃ)
身具秋雲之色年少者(しんぐしゅううんししきねんしょうしゃ)
双肩厳飾衆多珍宝者(そうけんごんしょくしゅたちんほうしゃ)
手掌柔細猶如どん葉者(しゅしょうにゅうさいゆうにょどんようしゃ)
以鹿皮衣覆蓋左胸者(にかひえふくかいさきょうしゃ)
佩戴耳環釧しょく優美者(はいたいにかんくんしょくうみしゃ)
端立於無垢妙蓮花者(たんりつおむくみょうれんげしゃ)
臍面柔軟猶如蓮弁者(さいめんにゅうなんゆうにょれんべんしゃ)
黄金美腰帯じょう珍宝者(おうごんみようたいじょうちんほうしゃ)
かん骨束著妙質下裙者(かんこつそくしゃみょうしつげくんしゃ)
能仁勝智達海彼岸者(のうにんしょうちたっかいひがんしゃ)
獲得至勝厚積福徳者(かくとくししょうこうじゃくふくとくしゃ)
恒為安楽源除老病者(こういあんらくげんじょろうびょうしゃ)
三解脱示現行空行者(さんげだつじげんぎょうくうぎょうしゃ)
衆生之最戦勝魔軍者(しゅしょうしさいせんしょうまぐんしゃ)
足因金釧声令悦意者(そくいんこんくんしょうりょうえついしゃ)
寂静超越四梵住行者(じゃくせいちょうのつしぼんじゅうぎょうしゃ)
行如天が大象威緩者(ぎょうにょてんがたいぞういかんしゃ)
遍積資糧追求法教者(へんじゃくしろうついぐほうきょうしゃ)
渡脱乳海以及水海者(どだつにゅうかいにきゅうすいかいしゃ)。」
「如意輪観音の加持を受ける」
如意輪観音に礼拝を捧げて誦します。
「オン・サルヴァ・タターガタヤ・ハラ・ムンナラ・ガルラメ。」
右手の親指の先を 薬指の付け根につけて
右手を握り
そのように握った右手を 額→左肩→右肩→胸の中央→喉元の順番に当てながら
各処で「ウン。」と念じる。 計5遍念じる事になる。
合掌して 左右の中指を外縛し
親指を 立てて揃え
左右の人差し指の先同士をつけて 指をわずかに曲げて
小指同士の間をつけて
薬指同士の先を開けて誦します。
目の前に「ア字」があり「ア字」が月輪に変成し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/fa/11bcda40b411f43e5c58f91af7b0fbd2.jpg)
月輪の中央に 赤色の「キリク字」が現れ
「キリク字」が 1000枚の花弁を持つ蓮華に変成し
蓮華の上に 摩尼宝珠が現れ
摩尼宝珠が 如意輪観音に変成する様子を観じて
手印を結んだ両手を 胸の中央→額→喉元→頭頂の順に当てて
それから誦す。
(天道)如意輪観音
「オン・バラダハンドメイ・ウン。」
(阿修羅道)十一面観音
「オン・マカキャロニキャヤ・ソワカ。」
(人道)准胝観音
「オン・シャレイ・シュレイ・ジュンテイ・ソワカ。」
(畜生道)馬頭観音
「オン・アミリト・ドハンバ・ウン・パッタ・ソワカ。」
(餓鬼道)千手観音
「オン・バザラ・タラマ・キリク。」
(地獄道)聖観世音
「オン・アロリキャ・ソワカ。」
白衣観音呪
「オン・シベイ・テイデイ・ハンダラバシニ・ソワカ。」
(回向)
「所修一切衆善業(そしゅいっさいしゅぜんごう)
利益一切衆生故(りやくいっさいしゅじょうこ)
我今尽皆正回向(がこんじんかいしょうえこう)
除生死苦至菩提(じょしょうじくしぼだい)。」
各1遍誦す。
「自帰於仏(じきおぶつ)
当願衆生体解大道発無上心(とうがんしゅじょうたいげたいどうほつむじょうしん)。」
「自帰於法(じきおほう)
当願衆生深入経蔵智慧如海(とうがんしゅじょうじんにゅうきょうぞうちえにょかい)。」
「自帰於僧(じきおそう)
当願衆生統理大衆一切無礙(とうがんしゅじょうとうりたいしゅいっさいむげ)
和南聖衆(わなんしょうしゅ)。」
再び 右手の親指の先を 薬指の付け根につけて
右手を握り
そのように握った右手を 額→左肩→右肩→胸の中央→喉元の順番に当てながら
各処で「ウン。」と念じる。 計5遍念じる事になる。
再び1遍誦す。
「オン・サルヴァ・タターガタヤ・ハラ・ムンナラ・ガルラメ。」
「如意宝珠転輪秘密現身成仏金輪呪王経」
「如意宝珠転輪秘密現身成仏金輪呪王経」を 一部でも受持する事で
天部神の眷属の守護が与えられるとされます。
以下 「如意宝珠転輪秘密現身成仏金輪呪王経」の一部です。
「時仏世尊(じぶつせそん)
説根本陀羅尼曰(せつこんぽんだらにわつ)
ナモ・ラトナ・トラヤーヤ・ナム・アリヤ・ボリョキーチー・シフラーヤ
ボディサットバーヤ・マハーサットバーヤ・マカーキャルニキャーヤ・タドヤター
オン・アモガマニ・パドマ・マニ・スヴァーハー。
仏説此陀羅尼已(ぶっせつしだらにい)
即時龍宮六種動搖(そくじりゅうぐうろくしゅどうよう)
雨如意宝珠(うにょいほうじゅ)
譬如春雨盛而降下(ひにょしゅんうじょうにこうげ)
爾時(にじ)
大衆皆得証果(たいしゅかいとくしょうか)
善女龍王女発大菩提心(ぜんにょりゅうおうにょほつだいぼだいしん)
亦発誓言(やくほつせいごん)
願我守護如来(がんがしゅごにょらい)
遺教遺身所在亦仏所説(いきょういしんしょざいやくぶっしょせつ)
人中能作如意宝珠王所在国土(にんちゅうのうさにょいほうじゅおうしょざいこくど)
如守己命加護己服(にょしゅこみょうかごこふく)
即増宝威令得悉地莫令乏少(そくぞうほうりょうとくしっじまくりょうぼうしょう)
但請我身令護宝珠(たんせいがしんりょうごほうしゅ)
掘一宝池(くついちほうじ)
即殖蓮華不見人畜(そくしょくれんげふけんにんちく)
唯入阿闍梨及以侍者(ゆいにゅうあじゃりきゅうにじしゃ)
莫入余人(まくにゅうよにん)
我住其中守護宝珠(がじゅうごちゅうしゅごほうじゅ)
護持正法(ごじしょうぼう)。」