「稽首大士観世音(けいしゅだいしかんぜおん)
大慈大悲化世間(だいじだいひかせげん)
救苦救難普霊感(きゅうくきゅうなんふれいかん)
化身無量度衆生(けしんむりょうどしゅじょう)
無始劫前早成仏(むしごうぜんそうじょうぶつ)
如来号為正法明(にょらいごういしょうほうみょう)
倒駕慈航済娑婆(とうがじこうさいしゃば)
観音世名観自在(かんのんせいみょうかんじざい)
南海普陀為道場(なんかいふだいどうじょう)
慈光遍照尽虚空(じこうへんじょうじんこくう)
普度末法無量衆(ふどまっぽうむりょうしゅう)
慈悲無尽観世音(じひむじんかんぜおん)。」
「オン・マニ・ペメ・ウン。」(何遍も誦す)
「荼吉尼天の 福寿や如意の加持を受ける」
荼吉尼天の図像に 飲食などの供物を捧げて行う事で
現世的な福や寿徳などが得られるとされます。
21遍誦す。
「南無(なむ)
大聖文殊師利菩薩(だいしょうもんじゅしりぼさつ)。」
7遍誦す。
「南無(なむ)
大聖文殊師利菩薩(だいしょうもんじゅしりぼさつ)
意根流現(いこんるげん)
荼吉尼天尊(だきにてんそん)。」
108遍誦す。
「オン・ダーキニー・ダーヴェビャー・サーラー
サラビージャー・ンルサーンティ・ナマ・スヴァーハー。」
左手のひらを上に向けて 胸に当てて
左手の平の上に 金色の「バー字」が光を回転させながら放ち、
それから「バー字」が金色の宝珠に変成する様子を観じる。
右手は 小指を曲げて 上から親指で押さえ、
残りの3本指を立てて 指先同士をごくわずかに開けて
宝珠の上に位置させる。
何遍も誦す。
「オン・ダチュニ・ガディガハネ・スヴァーハー。」
7遍誦す。
「オン・ダーキニー・ダーヴェビャー・サーラー
サラビージャー・ンルサーンティ・ナマ・スヴァーハー。」
(回向)
「眞多摩尼珠(ちんたまにしゅ)
雨宝降吉祥(うほうこうきっしょう)
福智恒遍満(ふくちこうへんまん)
妙楽通十方(みょうらくつうじっぽう)。」
「白骨観を行う」
白骨観は大陸の仏教や道教の中で 非常重視されている方法で、
自己の陰魄や 霊的脈管に詰まっている穢気や業障などを浄化する
優れた手段であるようです。
白骨観には いくつかのやり方があり、
以下のものは それらの中の1つの方法です。
自己が 非常に大きな白光の球に包まれて 温かく明るい感じをおぼえ、
息を吸い込みながら
小さな白光の球が眉間より入って 身体の左側を上から下に通って
足の裏から地下に入り
左側の骨格が浄化された様子を観じる。
息を吐きながら
小さな白光の球が右の足裏より入って 身体の右側を下から上に通って
眉間から出て
右側の骨格が浄化された様子を観じる。
次に 今度は逆に 眉間から右側に入って
左の足裏から上昇して 眉間から出るように観じる。
終える際には 両手を胸の前で握って
右手で 左手を包み込むような形にして
右の人差し指の先を 左人差し指の上の関節上に置き、
右親指で 左親指を押さえるようにして
心の中で3遍 長く
「オンーーー・アーーー・ウンーーー。」と誦す。
それから左右の手を交差させて 腹の上に置き、
観世音菩薩の御姿を3分間ほど観じ、
最後に 観世音菩薩の御姿が小さくなって
下丹田に納まる様子を観じる。