仏舎利塔の前で
至心に懺悔して行う事で 罪障が滅するとされ、
身近に仏舎利塔が無い場合は
仏舎利塔の写真の前で行う事もできます。
左右の小指を曲げて 指の甲同士をつけて
親指の先を 人差し指の横につけて
人差し指と中指と薬指同士の先をつけて
手印を結んだ両手を 頭上に持ち上げて、
頭上で 人差し指同士の間を離して誦します。
「オン・アーリャターレ・トゥッターレ
トゥレ・ヒランヤガルベ・ラクサ・ラクサマム
サルヴァ・トビャー・サルヴォ・パトラバビャー・スヴァーハー。」
このようにして行う事で 罪障が滅するとされます。
「四大や種々の護法や聖衆の加持を受ける」
自己の目の前に ゾクチェンの本尊や聖衆が
雲のように集まっておられる様子を観じて誦す。
「我以神識之蘊会供(がにしんしきしうんえく)
給殊密本尊明王(きゅうしゅみつほんぞんみょうおう)
法界空性之中請受用(ほうかいくうしょうしちゅうせいじゅよう)
以身体五蘊会供(にしんたいごうんえく)
父続五尊請受用(ふぞくごそんせいじゅよう)
以五大種会供(にごだいしゅえく)
于母続五尊請享用(うもぞくごそんせいきょうよう)
以四住心会供予(にしじゅうしんえくよ)
密続大楽四明妃請納受(みつぞくたいらくしみょうひせいのうじゅ)
以脈会供慈悲化現的(にみゃくえくじひかげんてき)
八忿怒母請享用(はちふんぬもせいきょうよう)
以十六分枝識会供給妙欲(にじゅうろくぶんししきえくきゅうみょうよく)
十六天女祈請笑納(じゅうろくてんにょきせいしょうのう)
以六識蘊会供于解脱道中(にろくしきうんえくううげだつどうちゅう)
ガンショウ六位聖母請享用(がんしょうろくいしょうもせいきょうよう)
心和心所会供于五十二名(しんわしんしょえくうごじゅうにみょう)
慈悲度量母請受用(じひどりょうもせいじゅよう)
躯干顕之四大供奉四季聖母請納受(くうけんししだいくぶしきしょうもせいのうじゅ)
以手脚四掌心会供予密界四王請享用(にしゅきゃくししょうしんえくよみっかいしおうせいきょうよう)
以脳骨肉血等一切会供于黒吉祥母(にのうこつにくとういっさいえくうこくきっしょうも)
吉祥聖衆以及諸空行衆(きっしょうしょうしゅにぎゅしょくうぎょうしゅ)
祈請受用(きせいじょよう)。」
「殊密本尊明王如意蔵(しゅみつほんぞんみょうおうにょいぞう)
至誠奉献自身会供輪(しせいぶけんじしんえくりん)
加被之力効益請賜我(かひしりきこうやくせいしが)
賜于威王殊勝的壇城(しういおうしゅしょうてきだんじょう)。」
何遍も誦す。
「オン・ブパロ・ダヴァ・ディラ・ソーハー。」
本尊の身口意の
身が炎となって 自己の一切障を焼き尽くし
口が智慧の甘露となって 自己の一切の罪障を洗い清められ、
意が無量の智慧光となって 自己の上丹田・喉元・胸の中央・臍の4か所に
光の四灌頂を授けられる様子を観じる。
「大黒天の簡易な供養法」
日本式の大黒天像と チベット式の大黒天像では
色々な違いがありますが、
以下の方法は 日本式の大黒天の図像に
供物を捧げて行う方法です。
自己の眉間に白光が輝く様子を観じて誦す。
「オン・シュリ・シュリ・マカシュリ・シュシュリ・ソワカ。」
自己の全身が白光が輝く様子を観じて誦す。
「オン・シュタリ・シュタリ・シュマリ・シュマリ・ソワカ。」
自己の眉間に白光が輝く様子を観じて誦す。
「オン・ヴァジュラ・ダラ・ホー。」
ここで 「結界呪」を誦し、
床や周囲が 金光に満たされる様子を観じて
鬼類に 修法の功徳が奪われないようにする。
3遍誦す。
「オン・ヴァジュラ・アムリタ・クンダリ
ハナハナ・ウン・パッタ。」
大黒天の手印
(左右の親指と人差し指と中指を内縛して
薬指と小指を直立させる)を結んで
何遍も誦します。
「オン・マカキャラヤ・ソワカ。」
誦しながら 大黒天の福袋から金色の光が放たれ、
その光が 自己な頭頂から胸の中央に注がれるようにして、
もし 何か求めている金品があれば、
金色の光の中に その金品がある様子を観じます。
再び3遍誦す。
「オン・ヴァジュラ・アムリタ・クンダリ
ハナハナ・ウン・パッタ。」
最後に7遍誦し 発遣となす。
「ヴァジュラ・メン。」