深沙大将に 礼拝や供養を捧げて誦します。
「敬礼(ぎょうらい)
大将深沙王(たいしょうじんしゃおう)
尊為自在観音化(そんいじざいかんのんけ)
為欲救済諸衆生(いよくきゅうさいしょしゅじょう)
示現大力薬叉相(じげんたいりきやくしゃそう)
若人礼賛大将王(にゃくにんらいさんたいしょうおう)
所有祈願不空過(そうきがんふくうか)
是故一切世間人 (ぜこいっさいせけんにん)
悉応礼敬深沙王(しつのうらいぎょうじんしゃおう)。」
何遍も誦す。
「オン・サラサラエイ・スヴァーハー。」
「道教における三宝に礼拝供養する」
三宝供養は 仏教においても 道教においても必須であり、
簡易な方法としては
祭壇で灯明を捧げて 3本の線香を持って
線香の先に火を灯してから 左手で持ち、
右手で 左手を包み込むようにして
両手を額の前に置いて礼拝し
それから 右手で1本ずつ線香を取って、
香炉に 中央→向かって右→向かって左の順番で立てて
そして誦します。
「志心帰依(ししんきえ)
十方道宝(じっぽうどうほう)
当願衆生(とうがんしゅじょう)
起心回向(きしんえこう)
一切信礼(いっさいしんらい)
志心帰依(ししんきえ)
十方経宝(じっぽうきょうほう)
当願衆生(とうがんしゅじょう)
心開悟解(しんかいごげ)
受持念誦(じゅじねんしょう)
志心帰依(ししんきえ)
十方師宝(じっぽうしほう)
当願衆生(とうがんしゅじょう)
普上法橋(ふじょうほうきょう)
無有障碍(むうしょうげ)。」
「上師加持を受ける」
カーギュ派のガルチェン・リンポチェが伝えられた
本来口伝であった上師ユガです。
3遍誦す。
「三宝総集上師天(さんぽうそうしゅうじょうしてん)
菩提之間我帰依(ぼだいしかんがきえ)
為度衰弱遍空衆(いどすいじゃくへんくうしゅ)
応当勤修上師仏(おうとうごんしゅじょうしぶつ)。」
五色の光の中に 赤い腰巻姿の上師尊がおられ、
右手に法輪を持ち
左手に甘露で満たされた宝瓶を持って
臍に日輪があり 日輪の中央に 白色の「ウン字」があって
まぶしい光を放っている様子を観じつつ誦す。
「已心明空五光帳幕内(いしんみょうくうごこうちょうばくない)
已覚本質祥瑞上師尊(いがくほんしつしょうずいじょうしそん)
無飾赤裸短こ佩修帯(むしょくせきらたんこはいしゅたい)
歓悦神情関愛視衆生(かんえつしんじょうかんあいししゅじょう)
右手法輪無間而転動(うしゅほうりんむげんにどうてん)
以之降じゅ法雨遍三千(にしごうじゅほううへんさんぜん)
左手捧持甘露之法鉢(さしゅぼうじかんろしほうはつ)
以療有情煩悩種種病(にりょううじょうぼんのうしゅじゅびょう)
臍輪日上白ウン射毫光(せいりんにつじょうびゃくうんほうごうこう)
以彼毫光三時勝者衆(にひごうこうさんじしょうしゃしゅ)
狂風暴雪一般迎請融(きょうふうぼうえついっぱんげいせいゆう)
思為三時仏陀集本質(しいさんじぶっだしゅうほんしつ)。」
(七分支)
「慈心悲心我性観世音(じしんひしんがしょうかんぜおん)
親為如母愛衆救度母(しんいにょもあいしゅきゅうども)
壇城海会遍主金剛持(だんじょうかいえへんしゅこんごうじ)
祈請祈請シャンレカ千足(きせいきせいしゃんれかせんそく)
上師与憶念已心三(じょうしよおくねんいしんさん)
不即不離敬頂礼(ふそくふりぎょうちょうらい)
六聚置已不造状(ろくじゅちいふぞうじょう)
敬献顕有供荘厳(ぎょうけんけんうくそうごん)
煩悩妄念諸雲聚(ぼんのうもうねんしょうんじゅ)
已脱空界処懺罪(いえつくうかいしょさんざい)
未束縛於二執縫(みそくばくのうにしゅほう)
由等性状行随喜(ゆうようしょうじょうぎょうずいき)
於諸無明沈暗衆(のうしょむみょうじんあんしゅ)
請燃本智之火炬(せいねんほんちしかく)
為我有情福縁ふん(いがうじょうふくえんふん)
尊寿足蓮祈永固(そんじゅそくれんきえいご)
観修等等諸善聚(かんしゅとうとうしょぜんじゅ)
願利遍空老母衆(がんりへんくうろうもしゅ)。」
何遍も誦す。
「未造已覚法身已現前(みぞういがくほうしんいげんぜん)
無縁大愛週遍衆生界(むえんたいあいしゅうへんしゅじょうかい)
無量世業趨入所調界(むりょうせごうすうにゅうしょちょうかい)
祈請祈請了義教旭日(きせいきせいりょうぎきょうきょくじつ)。」
上師の臍の「ウン字」を中心にして 円周に沿って
眞言の文字が時計回りに回転して
その光が自己と一切有情を浄めてゆく様子を観じる。
「臍間日上呪曼右旋転(せいかんにちじょうじゅまんうせんてん)
空性大悲毫光供勝者(くうしょうだいひごうこうくしょうしゃ)
浄衆業悩罪蓋与習気(じょうしゅごうのうざいかいよしゅうき)
思維情器清浄浩瀚刹(しゆいじょうきしょうじょうこうかんせつ)。」
3遍誦す。
「オン・アー・グル・ロナダザー・マハムツァ・シッディ・パラ・ウン。」
上師が五色の光に融合して
自己の頭頂から 自己の内側に進入して
胸の中央に至り、
上師が 自己の等身大となって 自己と融合する様子を観じる。
「最末情器化光融上師(さいまつじょうきかこうゆうじょうし)
上師成為五色毫光団(じょうしじょういごしきごうこうだん)
融入我之心間意心混(ゆうにゅうがししんかんいしんこん)
上師已心無別本質看(じょうしいしんむべつほんしつかん)。」
(回向)
「以此善行我迅速(にしぜんぎょうがじんそく)
成就祥瑞上師已(じょうじゅしょうずいじょうしい)
一位衆生亦無余(いちいしゅじょうやくむよ)
願能置於彼刹土(がんおうちのうひせつど)。」