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この 「諸法最上王経」の経文の一部でも
読経したり 写経したり
聴いたり 他者に教える事で
無生法忍において不退転となり
菩提を生じ 遍智を獲得するなどの功徳が得られるとされます。
以下 「諸法最上王経」の一部です。
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「爾時(にじ)
世尊説此伽他已告奢利弗言(せそんせつしがたいこくしゃりほつごん)
彼新比丘出家未久今日受戒(ひしんびくしゅっけみきゅうこんじつじゅかい)
彼来問我(ひらいもんが)
発大乗人(ほつだいじょうじん)
云何受聚落食而名善食(うんかじゅじゅらくじきじみょうぜんじき)
食已能浄施福(じきいのうじょうせふく)
奢利弗(しゃりほつ)
以彼比丘問是義故(じひびくもんぜぎこ)
無量阿僧祇(むりょうあそうぎ)
百千倶致那由多(ひゃくせんぐちなゆた)
衆生来集(しゅじょうらいしゅう)
皆欲聞我解説是義(かいよくもんがげだつぜぎ)
奢利弗(しゃりほつ)
我今若欲解説顕示分別(がこんじゃくよくかいせつけんじふんべつ)
是義令浅易解(ぜぎれいせんいかい)
彼無量衆得大利益(ひむりょうしゅうとくだいりやく)
如是語已(にょぜごい)
奢利弗白言(しゃりほつごん)
世尊(せそん)
今正是時願為解説(こんしょうぜじがんいげだつ)
仏言(ぶつごん)
奢利弗(しゃりほつ)
我今若説此句義時(がこんじゃくせつしくぎじ)
或有衆生其心迷悶(こくうしゅじょうきしんめいもん)
何以故(かじこ)
此大施主不可思(しだいせしゅふかし)
施戒忍精進定智(せかいにんしょうじんじょうち)
大獅子吼皆不可思(だいししこうかいふかし)
此大衆生不可思法(しだいしゅじょうふかしほう)
其諸凡夫及二乗等(きしょぼんぷきゅうにじょうとう)
不能分別信入解知(ふのうふんべつにゅうかち)
唯除不退菩薩摩訶薩等(ゆいじょふたいぼさつまかさつとう)
奢利弗(しゃりほつ)
我見此故(がけんしこ)
彼雖三請猶黙不説(ひすいさんせいゆうもくふせつ)
奢利弗復言(しゃりほつふくごん)
婆伽婆如来応正遍知(ばがばにょらいおうしょうへんち)
願為解説(がんいかいせつ)
乃至令多衆生当得正信(だいしれいたしゅじょうとうとくしょうしん)
仏言(ぶつごん)
奢利弗(しゃりほつ)
我若解説此句義時(がじゃくかいせつしくぎじ)
衆生迷悶(しゅじょうめいもん)
何以故(かじこ)
施等諸法皆不可思(せとうしょほうかいふかし)
乃至我見此故(だいしがけんしこ)
彼雖三請猶黙不説(ひすいさんせいゆうもくふせつ)
奢利弗復言(しゃりほつふくごん)
世尊(せそん)
為多衆生(いたしゅじょう)
利益安楽(りやくあんらく)
慈憐彼等願為説之(じりんひとうがんいせつし)
於未来世(おみらいせい)
有菩薩摩訶薩発大乗者(うぼさつまかさつほっしんだいじょうじゃ)
聞此句義生愛重心(もんしくぎしょうあいちょうしん)
当得正信修種種業(とうとくしょうしんしゅうしゅじゅごう)
以大甲而自荘厳(じだいがいこうじじそうごん)
爾時(にじ)
世尊(せそん)
見奢利弗三度請已(けんしゃりほつさんせいい)
告奢利弗言(こくしゃりほつごん)
菩薩摩訶薩不須浄施(ぼさつまかさつふしゅじょうせ)
何以故(かじこ)
菩薩摩訶薩従初発心乃至成道(ぼさつまかさつじゅうしょほっしんだいしじょうどう)
畢竟常浄施故(ひっきょうじょうじょうせこ)
何以故(かじこ)
菩薩摩訶薩(ぼさつまかさつ)
於諸衆生是無上福田故(尾しょしゅじょうぜむじょうふくでんこ)
若諸衆生以諸楽具供養菩薩(じゃくしょしゅじょうじしょらくぐくようぼさつ)
猶不能報菩薩作恩(ゆうふのうほうぼさつさくおん)。」