上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

「念仏者9条の会 全国集会in熊本」で学んだこと

2013-12-25 10:19:12 | エトセトラ
先日、12月19日、熊本市内で「念仏者九条の会 全国集会in熊本」がありました。
「非戦・平和を願う真宗者の会・熊本」が中心となって、開かれた全国集会でした。当日の会場となった中央区坪井にある本願寺熊本別院には、全国各地から熱心な仏教者の方々が集まっておられました。

 基調講演は、県立大学元学長でハンセン病市民学会の呼びかけ人のひとり、梅林誠爾さんの「明治初年の東アジア平和外交論ー佐田介石の建白」でした。ちょっと遅れて会場に入ると難しいお話のようで、理解できるかと、じっと話に耳を傾けていましたが、後半は大変心に染み入るようなお話で、参加して本当に良かったと思いました。
先生は、佐田介石氏がよく用いられていた「恕」という言葉、「許す・思いやる」という意味の言葉だそうですが、これが介石の平和の思想のおおもとにあるとお話をされました。
ブッダのことば「スッタニパーター」で、「慈しみ」は生きとし生けるすべてのものに対する慈しみとされているそうですが、介石が建白書において「恕」(慈しみ)という言葉を使っているのは、「人間が人間に対する振る舞いを律するものであった仁や恕を、国家間の外国交際にまで広げている」のだそうです。
このようにして考え方が、広いものになっていくのだと、素晴らしいなあと思いました。
言葉の意味の深さや、人の考えの深さについて大変勉強させていただいた集会でした。

 講演の後、熱心に質疑応答もあり、盛会のうちに全国集会は終わりました。



 集会閉会後は、下通で、念仏者九条の会のパンフレットの配布もあり、少しお手伝いしました。

 とても素敵なポスターが用意してあったので、家に張っておこうと買って帰りました。



安倍政権のもと、秘密保護法が強行され、日本を戦争のできる国にしようという準備が急速にすすめられていることに、危機感を持ちます。
多くの人に、様々な分野で「九条を守ろう」の一点で集っていただきたいと思いました。

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