ブログの話はとりあえず置くとして、通常モードに戻ります。
アカデミー賞脚色賞を受賞した佳作です。いつも訪問させていただいているブログや、その他からも情報を仕入れ、おしごとドラマ、政治ドラマ的な見方ができそうだなと当たりをつけて映画館へ。
コンクラーベの事は過去のニュースなどのときの知識としては知っていましたが、その意義などまでは考えたことはなかったです。
教皇には後継者を指名する権利だけはなく、聖職者や選ばれた者たちが話し合いで後継者を決めていました。長い歴史の中で、他国の干渉を避け秘密を保持しながら後継者を決めていく制度が、今日のコンクラーベです。
今でもウィキを読んだ程度の知識しかありませんが、映画では世界中の枢機卿が集まって投票をしていきます。先に書いたように後継者は指名されず、また立候補という制度はないそうなので、枢機卿の間で何となく有力者というのは決まってくるのでしょう。
とはいえ、そこには極めて人間的な水面下の裏工作、スキャンダルや根回し、などが入り込んできます。
映画の主人公ローレンスは、首席枢機卿(だったかな)として選挙を取りまとめる役を担っているのですが、様々な事件に巻き込まれながら苦悩していくという。。
感想を簡単にまとめるとつぎのふたつ。
・なんだか自分の職場(専門職の集まった組織)と雰囲気似てる。
・でも(上でも書いたけど)、こういうの見てると自分がキリスト教文化圏の外にいる人間だ(うさぎですけど)ってことを改めて感じるな。
という感じです。
シスターもちょっと出てくるけど、登場人物の大部分がおっさん(若い人もほとんどいない)で、はっきりいって感情移入しやすかったです。
西欧社会はこの、POPEを中心とした組織と王族、国家が影響力を争い、それぞれの今の立場を築いていったという点で、日本(と他の国々)とはまたちがう歴史の積み重ねがあります。よくG7などで価値観を共有、などと言いますが、こういう映画とか見ると、色々積み重ねてるものが違うんだろうな・と。
と言う話はともかく、映画としては波乱万丈、奇想天外な展開で、とても良くできてると思いました。

映画はむさるしいので、AI絵で締めくくりましょう。
いつものimage creatorに描いてもらった「教会での選挙」。教皇は禁止ワードらしく、プロンプトに入れるとリジェクトされます。

こちらは今流行りのChat GPTに描いてもらったもの。
ちょっとシックですね。

同じ子をシスターにしてみました。プロンプトを追加して絵をブラシュアップできるところが、一発屋のimage creatorとの違い。
ただし、チャッピーは描画にとても時間がかかること、(無料版は)一日の描画数が限られていること(4点なのかな)が難点。