車に乗るときはうさぎと鳥たちを連れて行っていたのだが、エアバッグが動作すると危ないので、今年から鳥たちは留守番とした(車を降りたら家に連れて帰っている)。
のだが、うさぎをトートバッグに入れて持ってく時、つい癖で鳥たちも一緒に入れて持って行ってしまう。なんだか鳥たちがやっぱり一緒に行きたい!と言っているみたい。。
能登半島地震からの復興はまだ道半ばだが、今回の地震はネット上でもかなり話題になった。対応が遅いとか、現地に行け、行くな、という個人の意見のやりとりはさておき、今回話題となったのは災害デマ、偽情報、フェイク映像などのたぐいだ。
人工地震だなどというのはそういわれても・という反応しかできないが、家が倒壊して助けを求めている、という偽情報は悪質だ。
僕も当日夕方に救助要請の書き込みを見かけたが、「夫が」と書いているのに男性のアカウントだ、偽情報だ!と非難している書き込みがあり、いやこれは夫のスマホだ、と反論しているのを見た。偽なのか本当なのかはよくわからなかった。
今日来たショートメール。よくあるパターンで、間違えメールのふりをして返信を誘う。地震にあったのではと心配している、などと書かれているところが時節を感じさせる。
ニュースなどではX(旧ツイッター)のサービス変更が影響しているのではないかと報じている。閲覧数が多いポストの投稿者には、広告収入が分配される、とかなんとかだそうで、だからつい見たくなるような書き込みをしようとするのだとか。
Xがアナーキーにな世界になっているのは現実だが、広告分配に関しては少し変化を感じたことがある。政治的なハッシュタグ、例えば#誰それ辞めろ、とか#うんちゃらメガネ、などで検索すると、当然ズラズラとそういう書き込みが次々表示されるのだが、途中で全然場違いな、『伝統の味ーたぬき饅頭 〈プロモーション〉』みたいなのが混じってる。みんな罵詈雑言(なぜか「ふざけるな!」「いい加減にしろ!」というキーワードを使う人がやたらと多い)を浴びせているのに、急にそんな広告を入れられても宣伝にならないと思うのだが。
と、思っていたら、さいきんはそういう言葉で検索した時は広告が入らなくなった(ふつうのタイムラインでは出てくる)。背後でなにか調整しているのではないか。
時々へんな人がフォローして来ることがある。典型的なのはえっち系の人(毎日えっちなことばかり考えてます、とか)、金もうけ副業系の人(以前はつらかったけどあるきっかけで年収何千万になったひと)、なんだかよくわからない国の女性(基本えっち系なのかもしれない)。
さいごのパターンの人は、タイムラインを見る限りふつうのひとに見えたりする。料理の写真とか、花の写真なんかが掲げてある。ただ、数か月前に突然書き込みが始まっていたりすることが多い。
とりあえず実害はなさそうだ、と思って放っておくと、この人のフォロワーらしき別のひと(上記えっち系、副業系)がうわっとフォローしてくる。
この種の変な人たちの繁殖力はものすごくて、ごく普通のアカウントのフォロワーを見ると、この種の人たちばかり並んでいたりする。ちゃんと管理できている人はこまめにブロックするなど対策を講じているが、そうでない人も多い。僕もいつのまにかフォローされていたことがある。
本物の詐欺師も見かける。お金配りますとか、短期バイト募集ー1日何万円、みたいなやつ。これは完全に通報ものなので、そうしている。
ブロックするのは失礼にあたる、と思って慎重になる人もいるが、今や百鬼夜行のSNS界でそんなナイーブなことは言っていられない。政治家が意見の合わない人をブロックするのは問題だが、自分が見聞きしたくないものを見えないようにするのは当然の権利だ。
あと、魔除けみたいな感じで、アカウント名の末尾に天安門とかそれに類する言葉を入れる人が増えた。中国系のおかしな人がフォローしにくくなるらしい。
Xはぎすぎすしていて、良い子は絶対に近づいちゃいけないような世界になっているのだが、良い子もまだ結構住んでいるので止めずにいる。偽情報は困るが、例えば大統領候補者が党大会で勝利、みたいな速報が入るのは本当に早い。
時折うんざりして、もう自分の好きなものだけ、うさぎやシマエナガの映像ばかりTLに流れていればいいのに、と思うことがある。実はメタのThredsはほぼそんなふうになっている。日経やロイターもフォローしているので、時事ネタも流れてくる。
なのに、なぜかXの方が話題性は高いし、なんといか、何かが違う。Thredsにはない何かが、Xにはある。
よくXは現オーナーのマスク氏があれこれいじったおかけでダメになったとか言われるが、Thredsの低迷ぶりを見ていると、Xには依然何か独自のノウハウがある、と言わざるを得ない。
それにしても、Xのような無法地帯に国や自治体、政治家、名門大企業がアカウントを作って広報活動をしているという今の時代というのは。。