明日は天気が悪そうだというので、医者に行く前に墓参りとかしてしまおうと思うが、正午のニュースが始まってしまったのでしばらく見る。
デパートの休業で混乱も、という映像が出ている。
誰かのカバーストーリーみたいのが始まったのを潮に出かける。
いつも行く神社に寄ってからお墓に行く(神仏混交ですなあ)と、駅前の通りから踏切を渡ることになる。
ふだんからよく渋滞している道だ。
交差点の信号と横断歩道と踏切、そしてその先にも信号がある。
いつもに増して動かない。よくこんな状態で放置しているなあ、と考えるが、腹を立てるところまではいかない。感覚が鈍っているのだ。
墓地はいつもより人が多かった。法事があるらしく、受付でお坊さんが管理事務所の人と話し込んでいる。
目であいさつするだけにして、車に乗り込むと黒い服の人たちがたくさん通り過ぎる。
マンボウも地域拡大になるらしいが、親戚がたくさん集まる法事はなんとか間に合ったようだ。
帰り道の交差点で、ちょっとしくじった。
十字路だが、まっすぐ行く先の道が細くて、普通の乗用車2台がぎりぎりすれ違うようになっている。それでも、徐行すれば通れないことはない。
のだが、赤信号で待っていると、渡った先に白い車が止まっている。反対車線には5-6台の車が信号待ちしている。
交差する道から左折してきた車が、白い車に阻まれて止まった。
こちらは交差点を渡れなくなった。
信号が青になり、対向車線の車は次々に動き始める。
が、白い車は動かない。
そこを右折したいのかもしれない。道はないと思うが、建物の敷地に入りたいとか。。
しかし、そうではなかった。
対向車線の車がすべて通り終えた頃、白い車はゆっくり動き始めた。
その間に信号は黄色になり、赤になった。
このとき僕は、もうすぐ前が空くだろうと思って、多少前進し、横断歩道の上、交差点内にやや差し掛かったあたりにとまっていた。
前の道はやや右にオフセットしているので、車も中央よりやや右側にあった。
このままだと、左車線からこちら側に右折してくる車の邪魔になりそうだ。
そう思って、信号は一瞬前に赤になったことは承知していたが、そろっと前進して道を渡った。
そしたら、右側からトラックのクラクションがぶぶぶぶ、と鳴った。
ちょうどギアを入れクラッチを浮かせたころに、僕の車が通りすぎたのだろう。
手を上げて謝ったが、なにやら後ろから怒鳴っている声が聞こえてくる。
ただ、こちらは目の前の交通状況に集中しないといけなくて、右側のトラックの姿も運転手の姿も視界には入っていない。
悪いとは思ったが、走行中飛び出したわけではないので勘弁してよ、という気持ちもある。。そんなに怒んなくても。
今思うとくだんの白い車、狭い道で対向車とすれ違うのが怖くて、車が全部いなくなるまで待っていたのかもしれない。
右に曲がることはなく、そのまま前を進んでいった。
そしてまた対向車が来ると止まっていた。。
はっきり意識したわけではないが、自分が交差点の途中まで前進したのは、もたもたしている白い車の運転手に、ちょっといらつく気持ちがあったからかもしれない。。
いったん帰宅。
運転して、怒鳴られるなんてめったにない経験なので憔悴したが、あまり休んでいる時間はない。ただでさえ渋滞で遅くなっているし、土曜日は診療時間が短いのだ。
眼科まで歩いて行く。
昨年暮れ、キッチンにいたら急に右目の視界の周囲にオレンジ色の光るものがぐるぐる回るのが見えた。眼鏡の縁が光ったのかと思ったが、いままでそんなものは見たことがない。飛蚊症もひどくなった。
眼医者に行かねばと思ったが、年末年始で医者はやっていないし、年明けしばらくは繁忙期で行きにくい。ようやく2月に診察を受けた。
後部硝子体剥離というらしい。硝子体と網膜のあいだがはがれちゃった、らしいが、悪くすると網膜に穴があいて、そうなると深刻な状態になる。2か月ほどしたらまた見せてほしい。
ということで先週の土曜日、眼医者に行ったらもう終わっていた(職員のワクチン接種のため)、これは先週書いた。
ので、今週は再挑戦。
また診察終了になっていたらあれなので、そそくさと行く。
今日はだいじょうぶ。
前回と同じく視力検査をする。なぜか今回は調子がいい。2か月前もそうだが、3月の健診のときはまるでダメで、矯正視力1.0/0.8しかなかった。今回は1.5/1.2も出ている。あれ、確率1/4だからねえ。。
目薬をさして瞳孔を開く。
先生はペンライトのようなものを当てて、上見て、右上、右、とか言いながら確認をし、最後に大きな声で、問題はありません、と言った。
網膜裂孔の兆候はない、飛蚊症は仕方ないが様子を見て、とのこと。
今回は前回指示のあった通り、両目の瞳孔を開いて、見てもらった。
瞳孔を開く目薬をさすのだが、そうすると4時間ぐらい開きっぱなしになり、まぶしくなる(瞳の制御ができない)。
きょう一日、車とかの運転はしないで、と言われる。なので、前もって運転していたのだ。
前回は2月の、うす曇りの日だったが、今日は快晴で陽ざしが強い午後4時だ。
瞳孔をひらくとまぶしい、とは聞いていたが・。
なる・ほど。
道を白い車(もちろん冒頭の車ではない)が走っている。ごくふつうの光景だが、まるで露出を間違えた写真みたいにハイライトが白飛びしている。
ふつうに見えるところもあるが、光の強い所や白いもの、道行く人のTシャツとか、道路の白線とかもまぶしい。
なるべく人通りの少ないところを選んで帰る。
建物の中に入ると、薄暗いところは緑色に見える。廊下は外に面していて明るいが、そうすると今度はオレンジっぽく見える。
玄関を開ける。廊下はふつうにみえる。
しかし、リビングに行くと、うわ!
つけっぱなしにしていたLEDライト、窓から差し込む光がピンク色だ!!
これはかなりきれいに見えた。
なかなかいいです。世界が桃色に見えるってのは。
エッチな世界じゃないですよ!
ちょっと横になって30分ほどうとうとして、それから散歩に出たときは、まだ少しまぶしかった。
が、2時間ほど歩く途中で、目のことは意識しなくなった。