うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

せだん

2022年05月30日 | 鉄道、車、のりもの

近所を走るとよく見かける教習車が、あまり見かけない車種だと思い調べたら、マツダ2のセダン形式のモデルらしい。もともと海外仕様だったものを、教習用に国内でも売ることにしたという(一般には売られていないみたい)。

教習車には一定の規格があり、運転のしやすさなどを考慮するとセダン型に落ち着くとのことだ。

ただ、世間一般にセダン形式の車はひじょうに少なくなっている。かつてはごく普通の家庭で使われる車はコロナ、ブルーバードなどのセダンだった。両車種の後継であるプレミオ、シルフィーはごく最近まで作られていたが、製造終了になった。今はむしろ非常に高級な、レクサスとかドイツのメルセデス、BMWあたりにセダン車が多いようだ。

昔の常識というか、”セダンな理由”は、荷室が客室と別れていることで、例えば釣りの帰りに車内が魚臭くならないだとか、荷室は防音も完全ではないので騒音面でメリットがある、ステーションワゴンなどリアゲートの大きな車は、冬にゲートを開けると車内が一気に冷えてしまう、あるいは悪天候では雨が客席に入り込むなど、乗客保護の面で問題があり、セダンはその点優れている、というものだった。

たぶんこの問題は今も解決はされていない。ハッチゲートの大きな車は、多かれ少なかれ雨風にリアの乗客がさらされやすい。とはいえ、そうそう雨の中荷物を積むこともないだろうけど。
逆に言うと、高級車にセダンが多いのは、その裏返しだろう。

僕自身5年前に今の車を買うときは、”ふつうの”セダンであまり乗ってないやつがいいと思っていた。昔の人はよく、ごくふつうのセダンを買って、あまり使わずに庭先においていたりした。走行少なく状態良好、地味で人気もないから安い、なんて中古があるんじゃないかと推測した。

実際には上記のような日本車はあんがいと高かった(が、たしかに状態の良い車は多かった)。その過程で今のステーションワゴンに出会った。
乗ってみたら、荷室が大きいのはすごく便利なことだ、と気が付いた。

ステーションワゴンはセダンの延長上にあるが、このタイプの流行も今は昔、今は背の高いSUVが主流だ。こちらのほうがよりたくさん荷物が積めるし、見晴らしがよいと運転しやすい。

ただそれだけではなくて、メーカーも意図的にこのタイプの車を作ろうとしているらしい。背が高いので、EVにしたときに電池を積むスペースが確保しやすい。薄くて低いセダンやステーションワゴンは、この点不利だ。

世界のEV生産はこの1年で急増したらしい。一番EVをたくさん作っている国は中国で300万台以上、次いでドイツとアメリカが60万台ぐらい、フランスとイギリスが40万台、日本は4万数千台と、いつもの内燃機関車の世界ランキングとはだいぶ様子がちがう。

世の中、変わるときには変わるからね。。そういや今日、韓国現代のEVを見かけたけど、さてこの先、どうなるかしらね。。



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画像取り込みとリサイズ、武者行列、シン・ウルトラマン 

2022年05月29日 | 日記・エッセイ・コラム

いまだにPCの設定が続いている。
ようやく今朝、オフィスのプロダクトキーを入れ、Dropboxの設定も終わった。
MicrosoftはもともとOne Driveというのが入っていて、以前はこのドライブも結構使っていたのだが、全面的には使っていない。Googole Driveを含めこの種のクラウドは決定打がなくて、いろいろ使っては中途半端に放置して忘れたりしている。これにCドライブのドキュメントもあったりして、なんとも。

画像は従来Cannonのデジカメに入っていたZoombrowserというソフトを使って取り込み、撮影日ごとに作成されたフォルダから撮影画像を閲覧してレーティング、まとめてリサイズ処理して別フォルダに収納、それをこのブログにアップロード、という手順を踏んでいた。

撮影日ごとにフォルダを作るというのは、ほかの画像管理ソフトにはない(今は)機能で、重宝していた。これの良いところは、ピクチャなどのフォルダにまとめて放り込まれると大量の画像が1フォルダに入って閲覧表示が重くなる(+どれを見ていいかわからなくなる)のを防ぐことができるのだ。日ごとフォルダなら直感的に探しやすいし、表示も早い。

のだが、まずこのZoombrowserはひじょうに古いソフトで(僕自身15年以上使っている)、win10からサポート外になっている。win11でもインストールはできるが、取り込みはできなくなった(ようだ。カード取り込みの表示が出ない)。
今のところwindowsのフォトを使ってインポートしている。そのままだと昔撮った画像も取り込もうとするから(これまでフォトでは取り込んでないので)、範囲指定の必要がある。いずれカードをリセットすればよいのだろうけど。

さらに、この画像をリサイズして別保存したいのだが、Zoombrowserでやってみるとすぐフリーズしてしまい、うまくいかない。もはやこのソフトを使うことは無理なのだろう。リサイズはウェブで検索して、Microsoft PowerToysというソフト(アドイン)を使うことにした。いったん画像をコピーして別フォルダに複製し、それをリサイズしている。工程が増えて不便だ。

このブログ使っている人はアップする画像どうしているのかしら。例えばKPで撮った画像は10メガぐらいあるけど、これをそのままアップロードするわけにはいかない。
全体に、従来のZoombrowserでやっていた方法から脱却していかないといけないのかもしれない。

なお、画像加工ソフトはAffinity Photoというのを新たに買った。従来はPaintShopというソフトだったけど、新しいの買えとかいうポップアップが煩いという欠点が。使い勝手は普通だったけど。Affinityはよく見ているカメラマンさんのブログで知った。こちらのほうが玄人っぽい使い勝手のような気がする。


話が長くなったが、週末、ショッピングモールで見かけた武者行列。

これは市制施行50周年の記念行事として企画されたものです。

将軍?は市長さんでした。

なにか盃を交わすみたいな儀式。

市長挨拶。
敵はコロナということで、撃退を祈念。

館内を練り歩きました。



このモールで「シン・ウルトラマン」を観ました。
昭和40年代の怪獣ドラマの庵野的解釈です。

手法は「シン・ゴジラ」と同じで、現代の日本に突如現れた怪獣と自衛隊の戦い、なぜかそれを助けてくれる謎の巨人「ウルトラマン」、その超現実を解釈し奔走する政府関係者、という図式。

シン・ゴジラに比べると密度はだいぶ粗い感じがします。説明抜きで「皆様ご存じの~」で済ませている感が強く、庵野映画初心者、および昔ドラマ版のウルトラマンを観ていない人には親切ではありません。

シンゴジでは有効だった政府関係者解釈は、ちょっと空回りしている感もなきにしもあらず。ディティールが描き切れなかったのは、設定を掘り下げると矛盾が表出してしまうからかもしれませんね。

自衛隊や米軍の兵器の活躍も、シンゴジより控えめで、かつドラマなら出てきた科特隊の架空の飛行機や車が出てこないので、その辺もいまいち。

などと、やや辛口でしたが、視点を下げてみればそれなりに楽しめるし、庵野映画ではないと見られない世界観が味わえます。竹野内豊さんがまた政府関係者として出ていて、個人的にはこれがかっこよかった(惜しむらくは活躍の場面が少ない)。シンゴジの臨時外務大臣が首相として出てきます(大隈首相なので別人ですけど)。

へんな感想ですが、機密情報を紙に出力して、データだと必ず漏洩するからいったんアナログに出すようにしている、という会話が挿入されていて、なんか妙に納得しながら見ていました。。
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経済面から見たウクライナ戦争

2022年05月28日 | 社会・経済
今月のセミナー講師の方は、ロシア投資ファンドをやっておられた方です(戦争開始直前に整理された由)。

例によって余り細かいことを書くのはあれなので、以下印象に残ったことを書きます。

まず、ロシア、ウクライナという国について、私たちが日ごろあまり意識していないこと。

一つは人について。
数学者が多いそうです。国民全体としてどうかは不明ですが、博士号をとれるような人がけっこういる。そして、プログラミングなどにたけた人が多いとのこと。

前職で採用していた取引プラットフォームは開発元がロシアでしたが、わりとそういうところに存在感があるらしい。

ただし、国として情報産業が発達しているかというと、どうもそうではなくて属人性がつよいらしく、秀でた人材は海外に行ってしまうらしい。
ウクライナ人ではWhatappの創業者、PayPalの創業者がそれぞれアメリカで成功しています。

それがあってか、ロシアもウクライナもこの30年で人口がマイナスになっている。特にウクライナは15%ぐらい減っている。この傾向は旧ソ連圏で、今は独立した国々にも通じるものがあるらしく、例えばバルト3国の人口も15-24%減少している。

ただし、バルト3国は一人当たりのGDPで見ると増加している。が、ロシアとウクライナは総額ベースでも一人あたりベースでも、この30年でほとんど成長していない。ロシアはBRICsの一員ですが、エネルギー産業こそ興隆しているものの、実情は他の国々とは異なるようです。

今、ロシアとウクライナをまとめて書きましたが、両社の国内の産業基盤はソ連時代から基本的に変わっていない。経済圏として考えた場合、依然としてウクライナはロシアに近い経済構造を持っているらしい。ただし、ウクライナにとってロシアは主要な貿易相手だが、ロシアにとってはそうでもない(双方に共通するのは中国の存在感が大きいこと)。
また、ウクライナの経済はもともと汚職が多いなど、問題は少なくない。

露宇経済関係は歴代大統領の姿勢(西側寄りか親露派か)によって左右されてきた。ただ、ウクライナ侵攻後は全体の傾向として、両国の経済関係も縮小しつつあることは確か。

これは知られていることですが、ウクライナの主な輸出商品はトウモロコシや小麦、菜種、ヒマワリ油など。ロシアは原油、天然ガス、石炭、木材や肥料など。両国合わせて小麦の3割、トウモロコシの2割を(世界で)生産している。

ウクライナの国家予算の規模は410億ドルぐらいで、今の戦争の戦費が月100億ドルと言われている(アメリカは先般400億ドルの支援をしたが)。
なので、兵力だけではなく経済的にもそう長く戦争を続けることはできない。

他方、西側諸国が今対ロ経済制裁を行っているが、実質的に効果があるのは中央銀行の在外資産凍結などで、それ以外の制裁は実効性に疑問があるか、西側への反動も大きい。原油価格も急騰しているし、食料価格高騰は特に発展途上国で顕著な影響が出ている。

また、ロシア国民は過去にももっと酷い経済危機を経験しており、危機慣れしているが、西側諸国はそうでもない(日本も実質GDPが0.3%押し下げられる見通しだが、これは国民にとってかなり厳しく映るはず)。


というわけで感想ですが、ウクライナ、ロシア(ほかバルト3国を含め)の人口減少が激しいのはちょっと驚きです。今6百万のウクライナ人が国外避難しているそうですが、そのうちの半分は帰ってこないのではないかと言われています。
こうした国々は太古のころから、世情に応じて住まいを移動するというのが処世術として定着しているのかもしれません(中世ヨーロッパは歴史上移民は普通にありましたし)。

現下の情勢についていえば、先のキッシンジャー発言もありましたが、今後世論(というか各国政府の姿勢)は今のような援宇一辺倒の姿勢が、徐々に変わってくる可能性があります。
というか、たぶんそうなりそう。



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まだじゃ

2022年05月23日 | デジタル・インターネット
実は週末に新しいPCをおろして、設定自体はわりとスムーズにできたのだけど、データ移行とかがまだ完了していないのだ。
画像関連はまだ未整備なので、ブログに新しい画像をのせることができない。

ドキュメントやピクチャーのデータを移せばいい話だが、昨日手持ちのUSBメモリを刺してデータ転送したら、なぜか何時間たってもさっぱり進まない。理由は不明。
別のメモリに換えたら普通の速度で転送するが、容量が足りないと言ってくる。

量販店に行ったら、データ移行用と称するUSBケーブルも売っていた(両側A端子のやつ)が、2500円ぐらいする。こんなときしか使わないのに、それはもったいない。
仕方ないので今夜、データをDVD2枚に焼いてみた。あとはこないだ買ったディスクドライブをおろして、新PCで読ませればいいんだけど、週明けなのでちびっと疲れてきた。
そうやって、ずるずるもたもたと作業はつづくのだ。
写真はこないだの使いまわしです。。

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まちがい

2022年05月21日 | 社会・経済

ブッシュ元大統領が集会で、ロシアによるウクライナ侵攻を、自身が主導して戦争を行った相手国、イラクと言い間違えて、「イラク侵攻は不当で野蛮」と発言した。直後に訂正したが聴衆からは笑いが起こった。MSNBCのキャスターは「多くの人が亡くなった。笑えない」とコメントした。
イラク戦争はサダム・フセイン大統領施政下のイラクで大量破壊兵器が保有されているからという理由で、アメリカが主体となって開始された。後年、米国政府は、大量破壊兵器が存在するという情報は誤りであったと認めた。
ブッシュ大統領自ら、退任演説で「イラクにおける情報活動の誤り」を、遺憾であった、と発言している。ただし、イラク侵攻判断が誤りであったかどうかについては明言を避けている(wikipedia)。

イラク戦争は多くの犠牲者を出したし、戦争終結後の占領政策も拙いもので、国内の治安は極度に悪化した。また、国連安保理の決議なしで行われた武力行使であり(常任理事国のフランス、ロシア、中国は武力行使に反対であった)、国連による調停も機能しなかった。

約20年前に起きた戦争だが、今日の我々から見ると現下目の前で起きているロシアのウクライナ侵攻と重なり合う部分が多い。

なので、この失言は単に皮肉だとかブラックジョークという言葉では言い表せないほど重いもののように思える。

とはいえ、これはブッシュ氏がかつて自ら下した判断に無反省であるということを意味しているわけではない。

単なる想像だが、むしろブッシュ氏は過去の誤りを日々悔んているのではないか、という気もする。。言葉として公にはしていないが、公務を離れ静かな日々を過ごしている中、どこか過去を悔いることもあるのではないか。
少なくとも心のどこかに意識がのぼっていなければ、イラクという言葉が不意に出てしまうことはなかったはずだ。

もちろん、今でも正しい判断だったと思っているかもしれないし、そこはわからない。ただ、ここで言いたいのはそういうことではなく、為政者は引退後も自らの過去の判断にに重い責任が課せられているということだ。

例え過去に下した判断が間違っていたとしても、その判断を下す際に助言をくれた側近、組織、その他関係者は多数いる。そしてそれらの利害関係者はその時の判断が正しかったものとして、今日まで動いている。その時に判断を下す責任を担った者は、引退して権限がなくなっても、むしろ権限がなくなったからこそ、過去の判断が揺らぐような発言が制約されるのだ。

ブッシュ氏はアメリカとイラクとの戦争を勝利に導き、8年の任期を終えて政界を退いた。ロシアのウクライナ侵攻直後には、民主党の元大統領であるビル・クリントン氏と連帯してウクライナ支持を表明している。今起きていることについて、態度表明をすることはもちろん自由だ。
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けんあん

2022年05月19日 | 日記・エッセイ・コラム

【懸案】解決を迫られながら解決されずにある問題(広辞苑)だそうですが。

生きてればいろいろ懸案もあります。軽い話もあればそうでないのも。

重い話はなんですけど、軽い懸案といえば;


1:楽天のポケットWi-Fi
楽天が1ギガ無料サービスを止めますと言い出したのが先週のこと。
去年、1年間は4ギガ無料にします、というので契約したポケットWi-Fiがあるのですが、在宅勤務とかでけっこう使うんですよね。今は1ギガまでだけど、まだ無料で使えてる。7月だっけ?からは、無料キャンペーンは終わって3ギガまで980円になっちゃう。

それでもま安いからそのまま使うか、この際やめるか。

それか、未だ格安コースに変えていないソフトバンク携帯を、楽天に統合させて、安く使う(ことができるなら)か。ソフバンは自宅インターネットと込みで契約してるけど、そこまで見直すか。

いちど携帯やさんに相談に行きたいのだけど。

2:プリンタ
先日久しぶりに使ったら、ディスクレーベルの印刷がおかしくなっていた。
頻繁にエラーが出て印刷できない。

うちのプリンターは、この9月で10年になるので、さすがに寿命か。。
ただ、紙の印刷はまだできる(時々給紙に問題はあるが)し、インクの買い置きもある。だましだまし使いながら、折を見て買い替えないと。

今日の昼休み、量販店でちょっと見てたら店員が来たので話を聞いた。ポイントカードがあれば送料無料だし、下取りもできるそうだ(新しいのを配送してくれた配達員に渡す)。無料だし、自分で捨てると粗大ごみでお金かかるから、下取りは便利だ。

うちはプリンタやスキャナは長年キヤノンをつかっている。もう20年以上ずっとかな。最初に買ったプリンタ(Windows機として。大昔のドットプリンタを除く)はエプソンだったけど、以後プリンタ3台、スキャナ3台全部キヤノン(今は複合機)。コンデジもキヤノンが多い。

でも、ここらでたまにはキヤノン以外でもいいかもしれないと、エプソンもカタログもらってみた。キヤノンとエプソンで何か使い勝手に違いがあるのかもしれないが、まあ困るほどのことは無いだろう。。カタログの対応インクのシリーズ名を見ていると「カメ。」とか「ヤドカリ」って書いてあるが、これはなんのまじないだ?

3:パソコン


連休中に注文して、先週届いたんだけど、まだ開封していない。
何とかせねば。

5:たいじゅう

へらさないといけない。
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ばら

2022年05月15日 | 旅行記
以下写真24枚と長いです。ぱぱっと流し読みしてくださいね。
週末用務で出かけたのですが、わりかし天気が持ったので、少しだけ足をのばしてみました。









たしか紅茶のような名前だったかな。これ地味だけどいい色合い。。








新緑もとてもきれい。
人出はかなりのものでした。


ちょっと梅雨のような陽気。

たべたいものいっぱい。
ですが、とりあえずこれで。




撮影はRicoh GR2

というわけでした。

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オンキヨーが自己破産

2022年05月13日 | 家電

去年4月に上場廃止になった時もここに書きましたが、オンキヨーホームエンターテイメント、とうとう自己破産してしまいました。いやあ、かなしいなあ。しくしくしく。。

上場廃止になった昨年には既に製品の入手が困難で、量販店でもブランドロゴは掲げられていても、製品は展示されていませんでした。その頃には既に資金が枯渇し、製品の製造もできなくなっていたようです。

その頃、SNSで、クラウドファンディング募集として小さなアナログプレーヤーだったかの紹介をしていたのをよく見かけた。

カバンのような形をした、よく新聞の通販会社の広告とかで見かけるような安価なプレーヤーだ。流石に手は出さなかったが、かなり経営きつそうだな、という印象は残った。。

少なくとも、7~8年ぐらい前までは、果敢な経営で製品もしっかり出していた。時代の趨勢と言われればそれまでだが、結果としては努力は報われなかったことになる。

1995年秋に出たオーディオ誌《サウンドパル》より。
オンキヨーとしては久しぶりの、中級フルサイズコンポ。同じ時期にCDプレーヤーとかも出たと記憶している。

同じくサウンドパルより。
大型3wayのスピーカーが安く買えた最後の頃だ。ライバルの三菱電機も大型スピーカーを多数出していたが、この数年後に工場を閉じて撤退した。

冒頭の写真でわかる通り、右側がうちの子。
D-77系は30年続いたオンキョーの代表的スピーカー。
左のD-66は当時の新製品。

こちらは93年にでた《はじめてのオーディオ》というムック本。
D-202Aはいわゆるハイコンポ、INTECシリーズでもセットされたスピーカーだが、本格オーディオとしても評判が良かった。

スピーカースタンド(AS-200H)は別売で2台一組2万円。MDFとアルミ板の構成だが、なぜか当時のオーディオ雑誌で評判が良くて、これだけ単独でよく使われていた。音が良いというのだ。
で、これ、うちにある。うちではDENONのミニコンポ(のスピーカー)を乗せている(単なる家具なのでなにを乗せても良い)。

ちょっと写真があれですけど、「はじめてのオーディオ」記事より。
INTECシリーズは音質にこだわった大人向けのミニコンポ、当時ハイコンポなどと呼んでいたジャンルの、代表的な製品。最初は幅275mmのシリーズが展開され、次第に複数のサイズ(幅)のモデルが出るようになる。主にAV用途を目論んで作られた155シリーズは、シリーズにサブウーファやセンタースピーカーまでラインアップされていた。ちょっとコンポのミニチュアのような感じで可愛らしく、当時から欲しかった(使うところないから買わなかったけど)が、今見ても欲しい。

コンポとは文字通りアンプやCDプレーヤーなどが別々に構成されているものだが、どちらかというとマニア向の製品が主で、今日ではCDもアンプも一体になっている方が一般的だ。ONKYOではこのタイプのセットステレオをFRシリーズとして展開していた。MDが出ていた時代はCD、MD、チューナー、アンプが一体だった。

うちでは16年前にDENONのシステムを買ったが、これの対抗馬がONKYO FRシリーズだった。当時はDENONはややメリハリ傾向でポップス向け、ONKYOは繊細でクラシック向けなどと言われていた。けっこう、毎年同時期に新製品が出て、賑やかなジャンルだったんだけどね。

とゆうわけで、とにかくぴえん、ぴええんです(泣泣)


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翻訳動物

2022年05月09日 | うんちく・小ネタ


翻訳サイトはGoogle翻訳と、DeepL翻訳を併用している。
DeepLは同僚から教えてもらったものだが、Googleよりも表現が丁寧で良いということだった。使ってみると、AIの効きが良いのか多少ブロークンでもそれらしく訳してくれるようだ。

逆に言うと、厳格な表現ではなくても、雰囲気で訳してしまうところがある。
なので仕事では、海外から来た英文メールなどはDeepLにかけて和文にする。こちらから英文メールを打つ時は英語で書いて、出す前にGoogle翻訳で和文に直し、言いたいことが伝わるかどうか確認している。DeepLでは多少変な英語でもいかにもそれらしくなってしまうからだ。

今のところ普通に和文を書いて英訳してもらっても、いまいちな英語になってしまう(若い子とかが翻訳サイトに頼り切った文章見てると、やたらと・・・, I'm sorry・・・とかへんてこな表現になってて、すぐわかる。ただ、若い子は上達が早いよね。。)。
ただ、自動翻訳もここ数年で急速に上手になってきているから、このさき言葉の壁って、意識しなくて良くなるのかしらね。。



ところで、例えばこういうブログの記事フォームを前にして、白紙の状態からなにか文章を書こうとするとき、書き出しがでないときがある。

そういう時、僕はとりえあえず適当に言葉を打ち込むのだけど、よく癖で「たぬき」と入れることが多い(なんだ、それは)。
単なる癖なので、意味はない。もちろん書いた後すぐに消す。消さないと怖いですよね。お客にメール打つ時;

 たぬき平素は大変お世話になっております。

とか書いて出していたら、やですよね・。

それで、長い前振りだったのですが、あるときDeepLを前にしてなんとなく、「たぬき」と入れてみたのです。
そうすると、ふつうはracoon dogとか出てくるものだと思うのですが;
someone who makes evil plans without ever breaking their poker face
 (ポーカーフェイスのまま悪事をくわだてるひと)

という長い文章がでてきて、びつくり。

別の訳としてracoon dogも出てきますが、こりゃ一体何だ。。狸親父、みたいな意味合いでしょうか。。
ちなみにgoogleはふつうにracoonとだけ出てきます。

たぬきといえば狐なので、「きつね」と入れると、たしかにfoxとはでるのですが;

fox (i.e. a sly person)

つまりずるい人なのだという。
きつねさんも、たまったものではないですよね。

ちょっと興味が出てきて、ほかのどうぶつの名前を入れてみました。
といっても、アルパカとかペンギンとかは普通に訳されるだけなので、日本由来の動物を入れてみます。

ももんがあ:small Japanese flying squirrel

これはよい。

しまえなが:thirteen orphans (mahjong)

わけがわかりません。麻雀にそういう役とかあるんですか?

要するに、DeepLは文脈で訳をするので、単語を置くだけだと訳が不安定になるみたいです。
カタカナでシマエナガと入れると、thresher shark (esp. the common thresher shark, Alopias vulpinus)となって、余計訳がわかりません。

かいつぶり
村上春樹の短編小説にそういうのがありました。10数年前これを英訳で読んだことがあり、その時はdabchickと訳されていました。
初めて見た言葉で、辞書で調べたからよく覚えています。

なので、それを期待していたのですが;
grebe (any waterbird of family Podicipedidae)

なのだそうです。これは、間違いではないみたいです。dabchickは小型のカイツブリの一種らしくて、カイツブリ=ダブチックというわけではないみたいです。色々、勉強になります。

Googleはそういう変な訳はしないように思えます。

ただ、時折印鑑証明(seal certificate)とか印鑑カード、捺印、とかが文中に出てくることがあるのですが、googleはなにかの拍子にアザラシの証明とか、アザラシカードとか言い始めることがあります。

すいません、この写真はアザラシなのか、オットセイなのかわかりません。
ちなみに冒頭の写真はたぬきじゃなくてアナグマです。

とにかく、言葉は自分で勉強しないとだめですね。。



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とくになし

2022年05月08日 | 日記・エッセイ・コラム

今週とびとびで仕事していたので積み残しがあり、家でやろうとも思っていたのですが、ちょっとむり。あした、きついかな。。

出掛ける用事や家のこととかをやっていると、週末はあっという間に終わってしまいます。ここでは家族の事とかあまり書かないので、あまり話題がないですね今日は。。

連休途中からですが、なぜかラヴェルのCDを順次聴いています。
ラヴェルはクラシック聞き始めの頃に「ボレロ」が聞きたくてレコード買ったのが最初です。「ボレロ」よりもカップリングされていた「ラ・ヴァルス」や「スペイン狂詩曲」「亡き王女のためのパヴァーヌ」「古風なメヌエット」が面白くて、ひじょうに興味を注がれました。

当時「古風なメヌエット」はまだ初演から60年たってなかったんじゃないかな。「ラ・ヴァルス」のとてつもなく激しいフィナーレは、下手なロックよりもエキサイティングです。全体に漂う都会的な雰囲気はラヴェルならではのもので、そこから浮かぶイメージはたしかにパリ、なのだけど、不思議と同時に築地とか、日本橋とか、日本で体験した都会の喧騒のようなものが、同時に重なって見えてくる。

都会には都会のエッセンスみたいなものがあって、それは万国に共通するのかもしれません。そしてそれを音楽に落とし込んだのがラヴェルの音楽であると。というのはうさぎの勝手な感想ですが。

これまた話は飛びますが、また「ヨコハマ買い出し紀行」を最初から読み返しています。8巻ぐらいまで読んだ。
こちらは田舎的ふんいき横溢ですね。

スーパーでいちご、まだ398円ぐらいで売ってる。
見るたびに買ってしまいます。
買えるうちに、食べられるうちに、と思っていると、つい手が出てしまう。



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さんる~ふ

2022年05月05日 | 鉄道、車、のりもの


ぱあぱあ遊んでいた訳ではないが、連休が終わるとなると気が重くなる。
かったりいなあ。

それはそうと、当地ではこの3~5日はとても良い天気で、外に出るのは気持ちよかったです。

車も屋根を開けて走ってました。



幼稚園ぐらいの頃、祖父の家でミニカーをもらいました。ボディが黄緑色の2ボックスの欧州車?らしかったのですが、屋根に窓がついていました。
父に「これなに?」と聞くと、父はわからなかったらしく「おじちゃんに聞いてみな」と叔父(たぶんこれを買ってくれた)に振りました。
叔父がなんと答えたのか覚えてませんが、叔父も良くわかっていなかった気がします。

時代は下って、日本車でサンルーフつきの車が出たのは初代のプレリュードあたりかと思います(それ以前にもあったかもしれないけど)。これは、幼馴染のともだちが最初に(中古で)買った車だそうですが、全グレードサンルーフ標準装備だった由。
そのあと、一世を風靡した初代FFファミリアも、オプションですがサンルーフを装備した車が多かったようです。
この頃(80年代)サンルーフはちょっとしたブームで、更にキャンバストップとか、カブリオレとか、屋根を開けるのが流行っていました。

聞いた話ですとサンルーフは、ドイツとか寒い地方の人々が、短い夏に太陽の光を浴びながら走ることにすごい価値を感じて、それであちらでは結構装備する人が多いのだとか。

その意味では日本のドライバーは、5月の今ですら渋滞の中蒸し焼きに遭っているので、サンルーフは万民が欲しがる装備ではないのかもしれません。

よく、建物の2階から前の道路を走る車を眺めながら、お昼を食べることがあります。
道を走る車を見ていると、メルセデスもBMWも、かなりの確率で屋根になにか工夫をこらしているーサンルーフもあるし、グラス・トップにしているものもあったりー車が多いです。
日本車だとレクサスは割と多い。あと、これも標準なのか、アルファードはほとんどサンルーフ(前後に二個)ついてますね。
SUV系はわりかし見ます。コンパクトカー系はまず見ないですね。

個人の経験で言うと、最初に買ったホンダ CR-X (初代EW)、次のEF-7 もサンルーフ付きでした。戸袋が作れないので外に屋根が張り出す、アウタースライドというやつです。
のちに買ったインスパイアも、値引き交渉のとき追加でつけてもらいました。こちらは薄型でチルトはしないタイプでした。

今の車もついてますが、こうしてみると今まで自分で選んだ車はみんなサンルーフ付きです。

まあ、あれば便利で楽しいのですが、今はエアコンが発達してるし、道路周辺の空気も良くないのと、さっきも言ったように日本は暑さがきつすぎるので、着ける人が少ないのも仕方ないかもしれません。
それでもカタログ見ると、オプション一覧にはあるのですけど、装着可能なのが最上級グレードだけだったり。
今は生産終了だけど、前ウェブ見積もりしたトヨタマークXもそうだったな。
オプション全部つけた末に屋根にももう一品、という乗りでないとだめみたいです。

なので、次のくるまにはサンルーフつけられませんでした。
今使えるうちに楽しんでおきます。


話はとぶけど、パソコンも取り換え検討を前からしてたけど、連休中にビック寄ったら見積もり作ってくれて、結局それに決めてしまった。

今さら国内ブランドもあれなので(というかASUSでもふつうの市販完成品はわりと高い)オーダーものにしたけど。BTOも昔と違って、選択肢なんてほとんどないみたいですけどね。。
てなわけで、またあの沼にもどりますか。。
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連休半ば

2022年05月04日 | まち歩き
カレンダー通りに休めていますが、基本月末月初は繁忙期で、休日出ている部下の子も結構います。今週は月曜も結構忙しかったですし、金曜も仕事メールを眺めている限りでは色々大変そうです。

あと連休の最初のころは体調悪くて休んでたし、今もなあんかくたびれてます。体調整しなきゃという気持ちがあり、いまいち乗れません。
あと、だいたい親のこと見てるな。通院つきそいとか。。。

ただ、世間は賑やかですね。。
外に出ると本当に人が多いです。
これは、ここ2年ぐらいには見られなかった現象です。

この季節新緑は綺麗だし、あったかくて気持ちが良い(個人の感想です)。
昔からそうでしたが体質が鳥なので、気温高めのほうが快適です。

午後は都内へ転戦。

3年前まではラ・フォル・ジュルネに毎年行っていましたが、20年以降3年連続で中止。
今年もまだ海外からのアーティストが自由に渡航できず、国内奏者を中心に丸の内音楽祭というのをやっていたようです。ただ、ちょっと雰囲気が違うので見ていません。

絵の先生の個展のほうは、例年通りおやりでしたので、ご挨拶に行ってきました。

前職では丸の内、銀座界隈、良く仕事帰りに歩いていましたが、今はすっかり足が遠のいてしまいました。

たしかに人々はマスクをしていたりしますし、街の様子もよく見ると変わっていますが、ちょっと昔を思い出す。


歩行者天国も、宣言下では中止でした。


あとは外国人が戻ってくれば、だいたいもと通り(ほんとうはあり得んのですが)の雰囲気になりますね。

じっさいには世界中もうおかしくなっちゃっているわけで、そんな中日本がしれっと、昔ながらの平成末期の日々を取り戻したら、けっこう痛快かもしれません。

昔、杉真理の曲で、I remember the days back to 80'sというのがありましたね(正確な曲名忘れたけど)。

・・もう世界は 壊れたTV 直らないよ
I remember the days back to 80's
地下鉄から 吹く 風・・(うろおぼえ)


一眼レフだぜ。

復活です。

模型店は移転してしまい、どこにあるのかな。
山野楽器もCD売り場縮小して、あまり銀座でやることなくなってしまった。。イエナ書店はもうとっくにないしね。

古巣の?丸ビル近辺に戻ったら、マルキューブにこれがあった。
レゴで作ったトヨタ・スープラ。

どうやら実物大でスープラを作ってしまったらしい。
さすがにすごいな。。

なんだかんだいって日本の自動車メーカーは、こういうスポーツカーを今でもちゃんと作っているんだから、大したものです。トヨタ/SUBARUにはこのほか86/BRZがあるし、マツダにはロードスター、日産にはZ、GT-Rがある。ダイハツはコペン。ホンダは今お休みらしいけど、NSX、S660をだしていたし。

ミニバンもいいけど、やっぱりこういう方がたのしい。

しかしレゴってすごいな。なんでもできちゃうのね。

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ねこと

2022年05月03日 | 動物 いきもの


よく、「ネコと和解せよ」とか「ネコの国は近づいた」「ネコを恐れ敬え」と書かれたキリスト教の看板を見ることがある。
ほんとうは誰かが白抜きで書かれた「神」の字を「ネコ」にしてしまったのだけど、わりとそのままになっていることが多いのはなんなのですかね。

うちの写真ログ探して見たけど、看板の写真、撮ったことはないかもしれないです。。
それで、ネットで検索したら「ネコと和解せよ 酒」というキーワードが出てきた。
これですね;


アマゾンにも出ていて面白そうだけど、お酒、あまりいけないんですよねえ。

それはそうと、このネコは近くの神社によくいるネコで、ここでも何度か登場したことがある、気がする。

このネコが、さいきん神様に昇格したらしく、拝殿の前で寝ている。

善男善女(とはいわないんだって。これは仏教の言葉)じゃなくて、とにかく参拝に来た人が石段を上がってみあげると、そこには丸くなったり香箱座りした神様が鎮座している。
ので、「ややっ」と思うことになる。

気を取り直して、おさいせんをがたんといれて、つなを振ってうえの丸いのをとらん、とらんと鳴らして(どうも語彙が貧困で困ります)、柏手を打つ(人によってはすごい音たてる人もいますね)。

けっこう賑やかというか、うるさいと思うのだが、流石に神様ともなると、そんなことには動じる様子はない。



というか、以前も雨の日などに上がり込んでいることはあったのだが、だいたいは起きていてこちらににらみを利かせていた。

こう騒々しいところで寝ているというのは、もしかしたら齢のせいで弱ってきて、周りに反応しなくなってきているのかしら、と心配してしまう。


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どうなる?

2022年05月01日 | 社会・経済


なんとなく、ニュースで繰り返し5月9日の対独戦勝記念日のことを報道しているので(ロシアが同日までに一定の戦果を国民に示そうと躍起になっていると報道)、あと一週間ぐらいで何とかなるのかしら、とつい期待してしまう。

しかし、現実問題としてはそれはない。戦闘だけでも1年、色々と落ち着くのはどのくらいかかるか見当もつかない。

単なる印象だが、ネット上の(戦争を巡る)論争みたいなのも、落ち着いてきた気がする。非戦論を叩くみたいなことが一時目立ったが、さいきんはあまり聞かない。まあ川の向こうからあれこれ言ってるのもねえ。。

ただ、戦わずに逃げよ、というのは戦争の初期においては暴論でも何でもなかったとは思う。相手が圧倒的な武力で制圧すると思っていたから。
確か三浦瑠璃さんもそう呟いていたし、正直自分もそう思っていた。

背景として、日本では先の戦争末期に、竹槍や鍬で本土決戦を行わせるような動きがあった(実際には上陸戦は沖縄までで終戦を迎えたが)事もあるのだと思う。
一億国民が桜のごとく散華してとか、死中に活路を求め、という言葉に非合理を感じるのは、何も特殊な考えの持ち主だけのことではない。
実際戦争が継続していたらどうなったかはわからないが、今自分がこうしてこの世に生を受けている可能性が減っていたことだけは確かだ。

それでは、思ったよりも互角に戦えると思ったら継戦を唱えるのか、そのスレッショルドは6:4か、7:3なのか?,9:1なら止めるのか?と問い詰められたら、正直答えに窮する。

電車の中で突然暴漢がナイフを振りかざして、目の前の女性に襲い掛かろうとしているときに、間に入って阻止するか、と言われても、簡単には答えられない。トロッコ問題に近いものがある。

実際今の国際社会も、暴走するトロッコを目前にあれこれ言っているようなものだ。ひじょうに意地悪なことを言えば、現実に国際社会はある種の功利主義を働かせて、ウクライナの人々の犠牲を容認している。



もし他国が参戦して、それに激昂したロシアが核を用いることになれば、それがいかに限定使用であるとしても世界各地に住めない土地、作物もつくれない土地が現れ、風に乗って放射性物質が世界に拡散する。その後何十年にわたり、甲状腺がんに犯された子供たちが辛い日々を過ごすことになり、そしてそれは場合によっては世間の目から隠されてしまうのかもしれない。

なので、そう考えるとこの戦争のことで何か語るのは、とても気の重いことなのだ。

ただ、平和を祈り、厳しい現実から目をそらすことはしないように努めていたい。
コメント (2)
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