納車からほぼ1か月が経過した。
今日、ディーラーに行って一か月点検をした。
チェック項目について、問題点はなし。
オイル交換はしなかった。事前打ち合わせのとき、サービスの人が「いまの車は必要ない。本当に車を大事にする人はやるかもしれないが、私ならしない」という、要するにやらんでもいい、という意味のことを言っていたので、まあいいと。
あとはざっと洗車をしておしまい。
今日、走行1500キロを超えた。ので、これまでの印象を軽くまとめてみよう。
外装:
4460mm x 1795mm x 1440mm このスペックは前の車に近い。但し全幅だけはかなり(+75mm)大きくなっている。これがけっこう厄介だ。
前にも書いたが、実家に行く途中の角は切り返ししないと曲がれない。本当に曲がれないのか、警告が鳴るのでおっかなくなって切り返すのか、わからないが、車体の見切りが悪いのも相まって狭い道はちょっと気を使う。
実家の道も、昔は5ナンバーフルサイズ(4700mm x 1700mm)の車を出入りさせていたのだから、大丈夫だとは思うのだが。
カローラセダンが1745mmで、そのくらいなら気にしなかったのにな、と思うが(なぜかカローラスポーツは1790mm)、SUVには全幅1800mm超の車が珍しくない。頑張って慣れていくしかない。
デザインは気に入っています。色は新色でプラチナクォーツメタリックというやつだけど、周りの風景によって銀色に見えたりベージュに見えたりする。地味と言えば地味だが、有機的なボディの曲線が良く映える色だと思う。
内装:
古典的なデザインだが、質感も相まってとてもよい。
ナビの液晶も変形サイズで、おさまりが良い。
いまどきの車、トヨタが特にそうだが、ダッシュボードにタブレットを突き刺したようなデザイン(触って使いやすいということなのでしょう)が増えた。ホンダ、日産はちょっと未来志向で、それはそれでよいとは思うが、自分的にはこっちの方が落ち着くけどな。。
液晶モニタは変形8インチだそうだが、ほぼ手元の丸型のダイヤルとボタンで操作する。ナビの地名を入れるときはスマホ(マツダコネクト)に入力して転送すればよい(ナビが動いていないと受けてくれない)。ので、車で直接地名は入れない。
あと、スマホを接続する(USBケーブル端子がある)と、グーグルの地図、ナビも使えるそうだ。こんどやってみっか。
室内はひじょうに広くはないが、十分な余裕がある。荷室は前の車がステーションワゴンだったので、それに比べればとうぜん狭い。が、ライバル車、VWゴルフ、プジョー308、カローラスポーツ、スバルインプレッサ、ホンダシビックあたりで比較すると、まあまあではないかな。
リアドアの開閉音が安っぽいというレビューを書いている人を見た。実際に開け閉めしてみると、フロント、リアとも、ドア自体が軽いのでそっと閉まる感じで、安っぽくはない。軽いのは設計上の問題だろう(ドアを重くすると、ヒンジに強い負担がかかるので丈夫にする必要があるし、時間が経つと異音が出やすい)。
確かに前の車は、開閉時のヒンジ(の滑り)は滑らかで、車体側のストライカーにどすっとぶつかっていい音がした。昔の小林彰太郎さんじゃないが、自身の重みでコトリと閉まる、という感じだが、その辺は時代の変化なのかもしれない。
動力性能:
1997cc, 直4DOHC、156ps/6000rpn, 20.3kgm/4000rpm ハイブリッドではない。ミッションは6AT。
前の車も2L DOHCターボで、165psとほぼ同スペック。最大トルクは忘れたけど、特徴は1900rpnぐらいで最大トルクが出るところだった。だから、大排気量車のように悠々と走れた。
今回はNAで、踏めば回転はさっと上がるが、静かなのでそれほど騒がしく感じない。といっても今まで3000rpnちょっとぐらいしか回したことはない。
ギアレシオはそれほどクロースしている感じではないようだ。その辺は現代流なのかも。
前の車は古典的な、自分の知っているタイプのATで、ようすうるにトルコンスリップを活用するタイプ。なめらかに走る、あるいは無造作に踏んでもスムーズだが、ダイレクト感に欠ける。
この車は、よくわからないが低いギアでも、すぐに直結させているような節がある。右足の動きに敏感に反応し、低いギアなどで下手に動かすとガクガクしてしまう。
いまの、このクラスの車はほとんどCVTで、あれは設定が悪いとアクセル開度と速度感が一致しなくて、時に不快というか制御が難しい印象を受けることがある。そうするとアクセル操作が雑になり、がばっと踏み込んではブレーキかける、の繰り返しになってしまう。
なので、この車が6ATでアクセル操作に敏感なのは、価値のあることだ。この車を選んだ、理由の一つだ。
なのだが、低速を一定の速度で走らせるためには、MT時代の操作を思い出す必要がある。もうすこし慣れが必要。
ブレーキも、踏力に応じてリニアに反応してくれる。サーボの効きが自然で良い。前の車はなんというか、制動力にとても安心感があったが、そのあたりはまだよくわからない。
操縦性:
自動車評論家的なハンドリングは、そういう走りをしていないので不明だ。回転半径は小さくて、小回りが利く。狭い道だと見切りの悪さで苦労するが、普通サイズの駐車場ではそれほど困らない。
乗り心地:
固めだ。納車されてすぐの頃に、数百キロ高速に乗ったが、高速になるとフラットになる、という印象はあまりなかった。その後は街中ばかり走っているが、最近思うに踏切などの段差を超えると、サスペンションがしっかり動いているな、という感じがする。ので、ある程度慣らしが進むとまた印象が変わるのかもしれない。
燃費:
ハイブリッド車等ではないので、昔の車の延長線上にある。たぶん街中では10km/Lを切っている。高速でおそらく15km+/Lぐらいではないか。高速、街中半々で走って、13-14Km/Lといったところだ。
前の車はハイオクだったが今回はレギュラーで助かる。タンク容量は51L(前は65L)だが、給油回数はかなり減っている。
自動化、各種安全装備:
正直覚えきれていない。まずライトが自動ってのがすごい。前はトンネル入ったり出たり、それで切るの忘れたり、いろいろしたものだが。照射角も自動で変わる。フロントのフォグランプはなくても良くなったのだそうだ。
ワイパーも自動だ。が、任せっぱなしにしているとどうも足りない気がしたりして、完ぺきではない。先週ガラコ塗ったけど、塗る前は妙にガラスの親水性がよくて、見えにくかった。
近接警報、360°モニターについては先日書いた通り。警報音の音量は変えられるが、センサーの調整はそんなにはできないそうだ。繰り返しだが、慣れていくしかない。バックモニターは昔、親の軽にもついてたくらいだから、珍しくもなんともないが、使ってみると便利ね。
オーディオは、前の車は後年安価な機器に替えられて、スピーカーの一部も壊れていた。それから比べるとすごく良くなった。なぜかラジオの聞こえがひじょうに良くなった(前は良くなかったのだと、今気が付いた)。
CDとか、車で聞いてみると、ふと曲の魅力に改めて気が付くことが増えた。
と、なんだか自動車雑誌のテストレポートみたいになってしまった。。
またしばらく走って気が付くことがあったら、かきます。