ちょっとは知られたビーニBiniのワイン。(と言っても、自然派ワインの好きな人たちの間だけであるが。。)見たところ、TripleAのワイナリーのリストには載っていない??ようであるが、それ並みである。
ビーニはパンテッレリア島でカッペリ(ケッパー)の生産者をしている。セッラギアにある。パンテッレリア島は、シチリアのかなり南に位置する小さな島。でも、ワインの生産では有名な島である。(ご存じサルヴァトーレ・ムラーナが有名)
ビーニ氏の生まれはトスカーナ、育ちはミラノとのこと。最近(一部で)流行りと言えなくはないが、アンフォラanfora(素焼の壺)でワインを造る。
それを3種飲んだ。
なお、ラベルの写真は忘れたのではなく、貼ってなかったのでした。
① “Serraghia Rosso Carignano 2007”
品種はカリニャーノ。サルデニア島でよく見る品種である。それが、また何故シチリアの果てのパンテッレリアに??
色は、まだ赤紫がかったルビー色。香りは、甘く、よく熟したフルーツの香りで、できたて新鮮ワインの香りvinosoがある。花、ケッパー(生産しているとワインに移るのか??なまじ、嘘とは言えない)、やや湿気を含んだ紙の香り、魚の香り(頭がおかしいとは思わないでください。。)、アニマル臭など。味は、甘く、新鮮ワインの香りと、熟したフルーツの香りが広がる。すでに柔らかさ、というか優しさを含む。後味も良い。
② “Moscato 2007”
品種はモスカート。
色は、濃い目の黄金色で、コハク色に近い。つやがとても良い。香りは、甘く熟した柑橘、蜂蜜、ドライの花などで、とても良い複雑性がある。味も程よく甘く、ボディもあり、酸とのバランスが良い。かなりピリピリ来る感覚が面白い。ナッツ風の味もある。
③ “Zibibbo 2007”
品種は、モスカート・ディ・パンテッレリア、地元でズィビッボという。シチリアに多い品種で、特に、パンテッレリアで有名。つまり、②もモスカートだから、名前は違うが、同じ品種ということになる。しかし、全然違うワインになっている。
フィルターなしで、色は、完全に曇っている。麦藁色から黄金色。香りは、ふくよか。かなり臭いと言える。臭い中に、桃、柑橘、デリケートな柑橘の花の香りが混じる。そして、ミネラル臭。モスカートだから、もっと甘くて良い感じなのに、あまり甘い香りではない。で、味は、完全に辛口。ヴァッレ・ダオスタ州で、辛口モスカートを造るが、それに似て、香りと味がアンバランス。しかし、何とも言えないモスカートの甘さが残る。そして、後味に鉄分か、チーズを思わせる味。
と、書くと、まずそ~!と思う方がいると思いますが、そんなことはありません。とても美味しいです。
こういう、体に優しいワインは嬉しい。(ちょっと臭いけど。。)
ビーニはパンテッレリア島でカッペリ(ケッパー)の生産者をしている。セッラギアにある。パンテッレリア島は、シチリアのかなり南に位置する小さな島。でも、ワインの生産では有名な島である。(ご存じサルヴァトーレ・ムラーナが有名)
ビーニ氏の生まれはトスカーナ、育ちはミラノとのこと。最近(一部で)流行りと言えなくはないが、アンフォラanfora(素焼の壺)でワインを造る。
それを3種飲んだ。
なお、ラベルの写真は忘れたのではなく、貼ってなかったのでした。
① “Serraghia Rosso Carignano 2007”
品種はカリニャーノ。サルデニア島でよく見る品種である。それが、また何故シチリアの果てのパンテッレリアに??
色は、まだ赤紫がかったルビー色。香りは、甘く、よく熟したフルーツの香りで、できたて新鮮ワインの香りvinosoがある。花、ケッパー(生産しているとワインに移るのか??なまじ、嘘とは言えない)、やや湿気を含んだ紙の香り、魚の香り(頭がおかしいとは思わないでください。。)、アニマル臭など。味は、甘く、新鮮ワインの香りと、熟したフルーツの香りが広がる。すでに柔らかさ、というか優しさを含む。後味も良い。
② “Moscato 2007”
品種はモスカート。
色は、濃い目の黄金色で、コハク色に近い。つやがとても良い。香りは、甘く熟した柑橘、蜂蜜、ドライの花などで、とても良い複雑性がある。味も程よく甘く、ボディもあり、酸とのバランスが良い。かなりピリピリ来る感覚が面白い。ナッツ風の味もある。
③ “Zibibbo 2007”
品種は、モスカート・ディ・パンテッレリア、地元でズィビッボという。シチリアに多い品種で、特に、パンテッレリアで有名。つまり、②もモスカートだから、名前は違うが、同じ品種ということになる。しかし、全然違うワインになっている。
フィルターなしで、色は、完全に曇っている。麦藁色から黄金色。香りは、ふくよか。かなり臭いと言える。臭い中に、桃、柑橘、デリケートな柑橘の花の香りが混じる。そして、ミネラル臭。モスカートだから、もっと甘くて良い感じなのに、あまり甘い香りではない。で、味は、完全に辛口。ヴァッレ・ダオスタ州で、辛口モスカートを造るが、それに似て、香りと味がアンバランス。しかし、何とも言えないモスカートの甘さが残る。そして、後味に鉄分か、チーズを思わせる味。
と、書くと、まずそ~!と思う方がいると思いますが、そんなことはありません。とても美味しいです。
こういう、体に優しいワインは嬉しい。(ちょっと臭いけど。。)