亜硫酸を使わないワイン
自然派ワインがブームである。
ちょうど今日、アブルッツォのワインを試飲していて、あるワイナリーがトレッビアーノの売れ行きが激減、しかし、ペコリーノの売れ行きがすごく、アメリカなどで大人気、イタリアよりアメリカでペコリーノが飲める、と言っていたが、ペコリーノはここ数年の流行である。
そう、ワインは実に流行のある飲み物なのである。
そして、今は自然派ワインの大ブーム。
あちらこちらで、ニセモノ(笑)と本物の自然派ワインが造られている。
亜硫酸を使わないでワインを造る、とコタレッラ氏(リッカルド氏の方)が音頭を取ったワイナリーが26社。そのワインのお披露目試飲会があった。
有名どころから、あまり知られていないワイナリーまで、それぞれが1本から2本程度のワインを持参していた。
ほとんどのワインが2012年、そしてほとんど赤で、白は4種程度。
カプセルにWINE RESEARCH TEAMの名称が入っている。
まず、数の少ない白から飲んでみる。
どれもかなり酸が強い。亜硫酸を使わないと、その分、酸が必要になるのはわかるが、はっきり言ってすっぱい。もちろん、ほとんどが樽からの見本で、完成品ではないということ。しばらくして多少は落ち着くだろうと思うのだが、極端に酸味が強い。思わず顔をしかめるくらい。
赤に移る。
赤も全体に酸味が強く、フルーティーでノヴェッロ風の香りのもの、若干アニマル臭のあるもの、熟したフルーツとスパイスの香りに酸が混じるものなど、結構ばらばら。ただ、どうしても酸と香りのバランス、タンニンと酸のバランスが良くない。
2011年というのを出していたワイナリーがあって、2012年と比べて飲んでみた。結構差がある。2012年は酸味が強く、若さ、フレッシュさがあるが、2011年はだいぶ熟成が進んでいる感じで、普通のワインの1年違いよりは明らかに差が大きい。
他、ちょっとバランスが悪いと思うワイナリーと、まあ悪くないと思うワイナリーともろもろ。
ただ、どれも樽からのサンプルということで、あと少し様子は見る必要はあるだろう。
また、今回は1年目の生産であるが、何年か経験を経て行くうちに良いものになるかもしれない。
さて、余談だが、亜硫酸の話はおいておいて、イタリアの元首相ダレーマ氏のワイナリーのワインが初お披露目だったらしい。ウンブリアのワイナリーで、ご本人も登場。(最初の写真がsfide、D'Alema氏のワイン)
政治家がワイナリーのオーナーに、ということでちょっと物議を醸し出しているが、winememoryをプレゼントした時の対応は非常に紳士的であった。
その他、テレビに登場するジャーナリストなども含め有名人が結構顔を出していて、華やかな試飲会であった。
自然派ワインがブームである。
ちょうど今日、アブルッツォのワインを試飲していて、あるワイナリーがトレッビアーノの売れ行きが激減、しかし、ペコリーノの売れ行きがすごく、アメリカなどで大人気、イタリアよりアメリカでペコリーノが飲める、と言っていたが、ペコリーノはここ数年の流行である。
そう、ワインは実に流行のある飲み物なのである。
そして、今は自然派ワインの大ブーム。
あちらこちらで、ニセモノ(笑)と本物の自然派ワインが造られている。
亜硫酸を使わないでワインを造る、とコタレッラ氏(リッカルド氏の方)が音頭を取ったワイナリーが26社。そのワインのお披露目試飲会があった。
有名どころから、あまり知られていないワイナリーまで、それぞれが1本から2本程度のワインを持参していた。
ほとんどのワインが2012年、そしてほとんど赤で、白は4種程度。
カプセルにWINE RESEARCH TEAMの名称が入っている。
まず、数の少ない白から飲んでみる。
どれもかなり酸が強い。亜硫酸を使わないと、その分、酸が必要になるのはわかるが、はっきり言ってすっぱい。もちろん、ほとんどが樽からの見本で、完成品ではないということ。しばらくして多少は落ち着くだろうと思うのだが、極端に酸味が強い。思わず顔をしかめるくらい。
赤に移る。
赤も全体に酸味が強く、フルーティーでノヴェッロ風の香りのもの、若干アニマル臭のあるもの、熟したフルーツとスパイスの香りに酸が混じるものなど、結構ばらばら。ただ、どうしても酸と香りのバランス、タンニンと酸のバランスが良くない。
2011年というのを出していたワイナリーがあって、2012年と比べて飲んでみた。結構差がある。2012年は酸味が強く、若さ、フレッシュさがあるが、2011年はだいぶ熟成が進んでいる感じで、普通のワインの1年違いよりは明らかに差が大きい。
他、ちょっとバランスが悪いと思うワイナリーと、まあ悪くないと思うワイナリーともろもろ。
ただ、どれも樽からのサンプルということで、あと少し様子は見る必要はあるだろう。
また、今回は1年目の生産であるが、何年か経験を経て行くうちに良いものになるかもしれない。
さて、余談だが、亜硫酸の話はおいておいて、イタリアの元首相ダレーマ氏のワイナリーのワインが初お披露目だったらしい。ウンブリアのワイナリーで、ご本人も登場。(最初の写真がsfide、D'Alema氏のワイン)
政治家がワイナリーのオーナーに、ということでちょっと物議を醸し出しているが、winememoryをプレゼントした時の対応は非常に紳士的であった。
その他、テレビに登場するジャーナリストなども含め有名人が結構顔を出していて、華やかな試飲会であった。