在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Lagrein Gries 1998 Cantina Terlano

2016-12-01 09:50:20 | Trentino Alto Adige アルト・アディジェ
Lagrein Gries 1998 Cantina Terlano



テルラーノは好きなワイナリーの一つ。
1998年と1997年がワインクーラーの奥から出てきたが、1998年をなんとなく開けてみる。

よく飲むのは白。でもなぜか赤を買っていた。。。

色は完全にガーネット色だが爪にまだオレンジ色は見えていない。
光沢がとてもきれい。

熟成香は出ている。98年だから出ていて当然だが。
少し独特な香りがするので、なんの香りが暫く考えたが、鰹節、それも削っていない棒状の鰹節の香りがほのかにする。
もちろんフルーツのコンフィ、甘いスパイス、スモーク臭に腐葉土が混じるが、革も含めアニマル的な香りはあれども少ない。よく熟したブラックオレンジの香りも混じる。
かなり優しく口に入り、印象が良い。酸味がほどよくワインを引き締め、繊細なタンニンがきれいに丸くなっているが、余韻と共にほろ苦さが残る。
飲み頃時期の終わりか、下るギリギリ手前という感じ。++++



同じワイナリーの好きな白。おすすめ。


Terlan(テルラン)、ピノ・ビアンコ “ヴォルベルグ” リゼルバ 2013 アルト・アーディジェD.O.C (白) 750ml
テルラン
カンティーナ・テルラン(生産者組合)