在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然52 酒は減らすに限る

2020-05-03 11:43:18 | もろもろ、つれづれ



日本での閉鎖、自粛期間があと1ヶ月程度延びるということがほぼ確実に決まり、さらに不安になっている人も多いだろう。

それでも、全体の感染者数がやや減少傾向にはあるようで、多少の成果が出ているとは言えると思う。

日本は、ダイアモンド・プリンセスでのコロナを経験して、その後のコロナ再来という感じで、経済にすでに細く長く影響が続いていたところに、この緊急事態宣言では、たまらない、というのが本音だと思う。

いや、本当に、たまらない。

どうにかしてくれ

いい加減にしてくれ

と言いたい。

しかし、相手が目に見えないウィルスでは、どうにもできない。


それも、こちらは、なんとか光が見えてきているものの、日本はまだ闇の真っ只中で、どれだけストレスが溜まっていることやら。


この状況で、酒量が増えている人が多い、と聞いた。

酒好きには、結構きついかもしれないが、そして、ソムリエの私がいうのもナンだが、封鎖の間の酒量はくれぐれも減らしたほうが良い。





時間はあるので、つまみを用意したり、料理をちょっと凝ったり、テーブルセッティングも一応きちんとして、ちびちび。ちびちび。。。
最初の頃、仕事が減り、暇はあったので、ワインクーラーにあるワインを結構開けた。

仕事柄、180センチのワインクーラーは、当然いっぱいいっぱいで、いや、溢れているものもあり、その中で、友人のところに持っていくのが怖いもの、という基準で開けていった。
古くてもうダメになっているかもしれないワイン、である。

今は、ワインクーラーが、結構スカスカになって、ちょっと寂しいくらいになった。
またせっせと買い足さなきゃ、とも思ったり。



フェーズ1(54日になるか?)で飲んだワインの瓶を数えると、25本。
だんだん量を減らしていったので、結果的には、それほど多くない数に収まった。

結果的に、うち1本がブショネ、数本、ちょっと行き過ぎかな、と思うワインもあったが、大体がかなりいい線、そして、数本は大変良い味に変化していた。
もちろん、全部が古いヴィンテージのワインではなく、途中で買い足した新しいヴィンテージのワインが数本混じっている。



ワインは、ボトル1本でグラス6−7杯になる。

つまり、昼に3杯、夜に3杯飲むと、1日で1本が終わる。
(一緒にいる娘は全く飲まないので、飲むのは私一人)
最初は、今まで時間に追われていたのが嘘のようで、もちろん、感情のアップダウンはあれど、それなりに、楽しんでいた。

でも、6日くらいで胃が痛くなった。


お酒は、生活のリズムを乱す。

ストレスは溜まるので、眠れない、眠くなる、寝たは良いが、真夜中に起きてしまう、など。

反省し、その後は、1本を3日ペースで開けることにしたが、ついつい飲みすぎると、やはり、真夜中に起きてしまったり。


明日からフェーズ2が始まるが、フェーズ2は、たくさんの休肝日を設けていこうと思っている。

それとも、コロナが終息するまで願掛けて、酒断ちとか。

いや、一瞬思ったが、そうするとワクチン開発まで酒が飲めないことになってしまう。
だから、これはやめ。

やはりペースを落とすしかない。

コロナの自粛期間中は、酒と良い友達でいるためには、やはり、量は減らすことをお勧めする。
いや、絶対に減らしたほうが良い。


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