在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Macchiarossa Tintilia 2008 -Cantine Cipressi

2012-07-30 12:04:25 | Lazio, Abruzzo, Molise ラツィオ他
”マッキアロッサ ティンティリア 2008”カンティーネ・チプレッシ -モリーゼ州

イタリアは土着品種の宝庫であるが、なるほど、まだあった。
ティンティリア。モリーゼの土着品種。そしてワインはDOCである。
モリーゼは、小さく地味な州であるが、ワインを含め、良い農産物をまじめに作っている。
そこにティンティリアなる品種があったとは。

色はかなり濃い目で、2008年なのに、ルビー色が輝いている。まさに名前のようにmacchia rossa(赤い染み)という感じ。
香りはフルーツの香りがきれい。サクランボ、森の木の実、プルーンなど。熟したものというより、まだ青いフレッシュ感がある。そこにピリッと辛いスパイスが加わる。若干アルコールがあり、ふくよかさが出ている。
味は、結構しっかり主張している。ボディがあり、エキスたっぷりで、まだびっくりするほどタンニンが強い。酸味がきれいで、タンニンのほろ苦さとマッチし、心地よく続く。
これは、まだまだもつ、と思わせる品種。

夏、暑いけれど、赤が飲みたいと思ったとき、いつもの軽めではなく、ほんの少し温度を下げて、軽めのおつまみと一緒にワインを飲む。
赤を飲んでるぞ~、という気にさせてくれる。
友人ルイジ氏からの頂き物。開けるのが楽しみだったちょっと驚きの1本。

Vino di Molise.
Vigitno autoctono molisano Tintilia.
D'estate con un desiderio di bere un "rosso", abbassta leggermente la temperetura, e' una delle ottime soluzioni.

Colore intenso come il nome "Macchiarossa", rubino brillante.
Al naso sentori pieni di frutta rossa con spezie scure. Ottima intensita' e persistente.
Vino di corpo, esprime una struttura dall'attacco, caldo, tannini piacevolmente ammandorlati nel finale.

Grazie Luigi!



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