Montepulciano d'Abruzzo Villa Gemma 1995 Masciarelli
まだ家には90年代のワインが結構ある。
でも、このくらい古いワインになってくると、この手のワインが好きとか、好きでなくても興味がある人と飲まないと台無しになってしまう。
必ずしも状態が良いとは限らず、ダメになっている可能性も高く、それでも勉強になると思ってくれる人と開けないと、決して安いワインではないので、もったいない上に、ワインがかわいそう。
さて、ワイン好きの古くからの友人が家に来てくれた。
何を開けるか。。。。
いろいろあるのだが、その中で何にするか。。。。
ふっと目に付いたのがマシャレッリ。
それも1995年。
これがあるなんて全く覚えていなかった。
1995年。モンテプルチャーノ。うーん、ダメになっている可能性ももちろんあるのだが、いや、まだマッシャレッリ氏が生きていた頃のワインだし、ダメになっていない可能性の方が強いかも。
また、友人も1995年という古いヴィンテージに興味を持ってくれた。
ちなみに、モンテプルチャーノは、トスカーナの Vinon Nobile di Montepulcianoとは全く違うので誤解しないように。(品種はサンジョヴェーゼ)
アブルッツォの、品種がモンテプルチャーノである。
さて、ワインは素晴らしいものだった。
チョコ。それも、ふくよかなチェリーのコンフォを詰めた、品の良いチョコ。
その他のスパイスが香りに複雑味を添え、モンテプルチャーノによくある強さとか田舎っぽさが打ち消され、強さより長さ、洗練された香りを身につけ、とても素敵なものになっていた。
酸味も程よく、タンニンはビロードのようになり、喉を心地よく通る。
満足。+++++(+)
マシャレッリ氏、ジャンニ・マシャレッリ氏が亡くなったのはいつだったかと調べて見る。
2000年代の初め頃だったと思うが、ワイナリーを仲間たちと訪問したことがある。
あの頃にしては、素晴らしく綺麗なワイナリー、そして、見事な畑、訪問後に、大変素晴らしいレストランで昼食もご馳走してくださったのも覚えている。
それから、ヴィニタリーでブースを訪問した時に、本をプレゼントしてくださったことも思い出した。
それが、2008年の夏に突然、脳卒中で帰らぬ人になってしまった。
その後、どうなるかと思ったが、奥様がなんとか持ちこたえ、ワイナリーは未だに健在。
ただ、その頃は、イタリア各地で新しいワイナリーが生まれ始めていた時期で、最近はもうマシャレッリのワインはほとんど飲まなくなってしまったが、未だに優良ワイナリーとして存在している。
アブルッツォのワインの歴史を語る時に、絶対に外せない人であり、ワイナリー。
田舎っぽさ、土っぽさの残るモンテプルチャーノのワインを洗練されたものにした人の一人。
20年以上経っても、大変素晴らしいワインであったことに、嬉しいという以上に、おこがましいが、マシャレッリ氏の偉業を讃えたい気持ちになった。
ありがとう。
まだ家には90年代のワインが結構ある。
でも、このくらい古いワインになってくると、この手のワインが好きとか、好きでなくても興味がある人と飲まないと台無しになってしまう。
必ずしも状態が良いとは限らず、ダメになっている可能性も高く、それでも勉強になると思ってくれる人と開けないと、決して安いワインではないので、もったいない上に、ワインがかわいそう。
さて、ワイン好きの古くからの友人が家に来てくれた。
何を開けるか。。。。
いろいろあるのだが、その中で何にするか。。。。
ふっと目に付いたのがマシャレッリ。
それも1995年。
これがあるなんて全く覚えていなかった。
1995年。モンテプルチャーノ。うーん、ダメになっている可能性ももちろんあるのだが、いや、まだマッシャレッリ氏が生きていた頃のワインだし、ダメになっていない可能性の方が強いかも。
また、友人も1995年という古いヴィンテージに興味を持ってくれた。
ちなみに、モンテプルチャーノは、トスカーナの Vinon Nobile di Montepulcianoとは全く違うので誤解しないように。(品種はサンジョヴェーゼ)
アブルッツォの、品種がモンテプルチャーノである。
さて、ワインは素晴らしいものだった。
チョコ。それも、ふくよかなチェリーのコンフォを詰めた、品の良いチョコ。
その他のスパイスが香りに複雑味を添え、モンテプルチャーノによくある強さとか田舎っぽさが打ち消され、強さより長さ、洗練された香りを身につけ、とても素敵なものになっていた。
酸味も程よく、タンニンはビロードのようになり、喉を心地よく通る。
満足。+++++(+)
マシャレッリ氏、ジャンニ・マシャレッリ氏が亡くなったのはいつだったかと調べて見る。
2000年代の初め頃だったと思うが、ワイナリーを仲間たちと訪問したことがある。
あの頃にしては、素晴らしく綺麗なワイナリー、そして、見事な畑、訪問後に、大変素晴らしいレストランで昼食もご馳走してくださったのも覚えている。
それから、ヴィニタリーでブースを訪問した時に、本をプレゼントしてくださったことも思い出した。
それが、2008年の夏に突然、脳卒中で帰らぬ人になってしまった。
その後、どうなるかと思ったが、奥様がなんとか持ちこたえ、ワイナリーは未だに健在。
ただ、その頃は、イタリア各地で新しいワイナリーが生まれ始めていた時期で、最近はもうマシャレッリのワインはほとんど飲まなくなってしまったが、未だに優良ワイナリーとして存在している。
アブルッツォのワインの歴史を語る時に、絶対に外せない人であり、ワイナリー。
田舎っぽさ、土っぽさの残るモンテプルチャーノのワインを洗練されたものにした人の一人。
20年以上経っても、大変素晴らしいワインであったことに、嬉しいという以上に、おこがましいが、マシャレッリ氏の偉業を讃えたい気持ちになった。
ありがとう。