在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

5 Gewurztraminer Terlano Tramin Novacella ecc. ゲヴルツトラミーネル5種 テルラーノ、トラミン など

2016-04-28 10:25:20 | Trentino Alto Adige アルト・アディジェ
5 Gewurztraminer ゲヴルツトラミーネル5種

Hofstatter 2014
San Michele Appiano 2015
Cantina Terlano 2014
Abbazia di Novella 2015
Cantina Tramin 2015



このところ映画の話題が多いが、ワインに関してはノートが溜まっている。。。

さて、今回のご贔屓のエノテカDi Biagioでの無料試飲会のテーマはゲヴルツ。
昔はよく飲んだ品種だが、最近はあまり飲まない。
志向は変化するのである。

ゲヴルツというと、バラの花とライチ。

昔は、これが心地良かったのだが、今はどちらかというと鼻に付くようになった。
昔好きだったドルチェットも、今は、例外を除いて、結構です、と言うくらいだし、かなり昔だが嫌いだったバルベーラは大好きだし。
アマローネも好きだったが今は重たすぎるし(年~)、バローロよりブルネッロだったのが、断然バローロだし。

さて、というわけで、たまには飲まないわけではないが、最近ご無沙汰のゲヴルツ5種が今週のワイン。

Hofstatter 2014
1年経ってる、と思った。2014年だが太さがある。ホフスタッテルは、もともとしっかりしたインパクトのあるタイプのワインを造るが、これも、1年経っていることもあり、フレッシュ、さわやか、繊細とは反対。バラもライチもよく熟し、ほろ苦さが余韻に残るが、心地よく、余韻は比較的長い。+++

San Michele Appiano 2015
がらっと変わって15年で、フレッシュ~。やや細身、エレガントな雰囲気でもある。しかし、15年ヴィンテージにしてはやや物足りさを感じる。全体にフレッシュで、柑橘が綺麗に出ている感じで香りはかなり良い。ところが、苦味が結構きつく、それはそれでゲヴルツらしいのだが、その後の余韻がふっと消えてしまうのが残念。++

Cantina Terlano 2014
最初は閉じている。だんだんと香りが出てくるが、出てくると香りがかなりきれい。テルラーノで香りのきれいでないワインはないが。。。ほろ苦さがふっと消えた後、ほわっと甘さが出て、続く。ただ、全体に細い感じ。+++

Abbazia di Novella 2015
クラシックに、バラとライチ。柑橘もあるが、とにかくバラとライチ。とてもきれいなゲヴルツの見本のよう。華やかさが程よく、強すぎず、気取りすぎず、全体がとても綺麗にまとまっている。程よい存在感。余韻が長く、ゲヴルツらしい、しかし上品なほろ苦さのあるフィニッシュが非常に心地よい。++++

Cantina Tramin 2015
香りは非常にきれい。インパクトが強い。しかし、これが好きかと言うと、きっと昔は好きだっただろう。。。という印象。ボディがあり、ゲヴルツではなくアルコールの苦さが出ている感じ。ドシンとした、インパクトのあるワインが好きならうってつけ。アルコール度もアルト・アディジェのワインだが14、5%。個人的には、アルコール度を抑えてその分酸味が欲しい。。。+++


今回のイチオシワイン

ゲヴュルツトラミネール アバツィア ディ ノヴァチェッラ 2014 白 750ml
アバツィア ディ ノヴァチェッラ(TUSCANY)
アバツィア ディ ノヴァチェッラ



アルトアディジェの再優良ワイナリーのひとつ


ゲヴュルツトラミネール テルラーノ 2014 白 750ml
テルラーノ(TUSCANY)
テルラーノ



5本目のしっかりしたワイン

アルト アディジェ ゲヴュルツトラミネール ケラーライ トラミン 2015 白 750ml
ケラーライ トラミン(TUSCANY)
ケラーライ トラミン

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