在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Bianco Alpino 2015 Furlani

2017-08-10 13:03:43 | Trentino Alto Adige アルト・アディジェ
Bianco Alpino 2015 Furlani




久々。(ワインが久々という意味ではない。。。)

さて、日本に行く前にロベルトのところで買っていた1本。
なんとなーく開けてみた。

色はかなり濃い目。
最初はぐっと冷やしていたので(こっちはすごい猛暑)レモンかレモンの葉の香りだったのだが、ちょっと温まると、みかん、そしてオレンジのマーマレードの香りが出てきた。
香草風の緑の香り、グレープフルーツの香りも混じる。
超ビオなので、香りが強いとか、出しゃばるとかはない。

ビオらしく、口当たりが優しい。ふわっとしている。
酸味はあるが、強すぎず、アルコール度も優しく、自然のネクターが体の隅まで染み込む感覚。持続性はほどほどだが、そんなことより、ふわっと残るこの後味が嬉しい。
みかんかオレンジのマーマレードがここにも感じられる。

ラベルはかわいい太陽マーク。
なんとなく、レヴィのラベルを思い出した。(ピエモンテの歴史的グラッパ製造者。すでに、かなり前に、没。涙)

「アルプスの白」というシンプルな名前で、シンプルラベル。

地元の白品種(複数)を使い、10月に収穫
昔からのぶどう栽培者
酵母は自然のものだけ
冬の寒さを利用して清澄
フィルターがけはなし
54リットルのガラスの容器(ダミジャーナ)で4ヶ月の熟成
亜硫酸添加はなし(添加はないが多少は含んでいる)
ダニーロ・メルクッチ氏と協力

ヴィンテージはないが、ロットから2015年だとわかる。

偽のビオ、無理やり造ったビオはもうこりごり。
本物のビオは体に優しいだけでなく、心にも優しい。

でもこのあとは仕事にならないかも。。。。。。

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