在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”バローロ 2005” カンティーナ・デッラ・ポルタ・ロッサ

2009-06-08 00:54:27 | Piemonte ピエモンテ
“Barolo 2005” Cantina della Porta Rossa –Piemonte(点数8.5+)
軽やかなバローロ。だから、あまり長命というわけではないかもしれない。
もう飲み頃ともいえる。しかし、今、とても良い。

まだフレッシュなフルーツが甘く、小さな森の木の実、そして、スミレ、小バラなどの可憐な花、ほのかに香る甘いスパイスがまとまってとてもきれい。
酸味がやや強めで、とてもきれい。フルーツの味とよくマッチしてる。
ほのかに、イチゴの味が残る。
重たくなく、軽やかな印象。しかし、バローロらしい、主張は控えめにあり、かなり好感が持てる。後味の酸とイチゴが長く続いて、大変心地よい。
いいねー…という感じ。

ほとんど無名のワイナリーのようである。
そして、白も赤もデザートワインも造り、バローロはクリュものはない。
そういう意味でフツーのワイナリーのようであるが、そういうワイナリーで、こういうものを造るとは嬉しい。

ところで、昨年、これはいいね~!と思ったワイナリーは、今年もちゃんと飲んだ。
昨年はとても良かったのに、今年はフツウ?というところと、今年もいいね~、というところがあり、面白い。
これが、安定してきて、どんどん良くなるようになってきて、はじめて、全国に知れ渡る有名ワイナリー、そして、大御所ワイナリーに発展していくのだろうと思った。
だから、来年も頑張ってね!

ラベルの写真を忘れてしまった…

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