在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Casperia カスペリア その2

2016-10-27 16:44:45 | もろもろ、つれづれ
カスペリアの町を、昼間の間かなりくまなく歩いたような気がしたのに、料理学校なるものは全く見かけなかった。
夕食はカスペリアの町の料理学校Gusto al Borgoというところでということになっている。

この小さな町のいったいどこに料理学校が??と思ったら、ある建物の2階にあった。



とても素敵な料理学校。
キッチンは4−6人程度が使えるようになっている。

雰囲気家庭的、広さも申し分なく、景色も抜群。

ニョッキの作り方の簡単な講習。

ニョッキは、安物だと小麦粉の量が増え、その分歯ごたえは良くなるが、ぐっと重たくなる。
使う小麦粉の量が少ないと、その分軽くて香りが良く、柔らかいが、作りにくい。

見ると、ジャガイモの量に対して、かなり少なめの小麦粉の量。

山のようなジャガイモと少量の小麦粉、卵と、パルミジャンチーズは結構たっぷり、そして、香り付けにナツメグ。おお、ナツメグかぁ。これは今度やってみよう。

なにせ1日の内容豊富、時間に限りがあるので、簡単な講習だったが、何事もタメにならないことはない。

実際に試食する部屋は、まるで普通の家の、といっても普通の家にしては非常に広いのだが、サロンのようになっている。とても品の良い造り。
ここのテラスからの眺望も素晴らしい。

ニョッキの試食の前に、くるみとチーズのサラダ、ブッラータ(モッツァレッラに似たチーズ)を入れたラビオリ、ニョッキの後にはローストビーフのぶどうソース、そしてデザートまで。





なんて贅沢で幸せな1日。

そして、みんな気取らず、個性は強いが、面白、愉快なメンバーばかり。
本当の取材を兼ねているので、あちらこちらでテレビカメラが回っていたり、インタヴューしていたり、その合間に、みんなよく食べて、よく笑って、よく歩いた。

本当に素敵な1日を過ごさせていただきました〜

なお、カスペリアの周辺にもアグリツーリズムなど宿泊施設がいくつかあるようだが、カスペリアの小さな町の中にも、それはそれはかわいらしいアパート、B&Bがある。
中を見せていただいたが、可愛い〜可愛い〜すっごく可愛い〜

小さな道を挟んだ隣り合わせに2つあり、アパートがよければPietre di Aspra、B&BがよければLa Torretta。
Pietreの方はシンプルでモダンな居心地の良い清潔なアパートが3つ、キッチンもあり、テラスからの景色が綺麗〜
La Torrettaの方は、カスペリアでB&Bを初めてオープンしたという老舗。サロンの壁には、改築で出てきたというフレスコ画。昔の宮殿の雰囲気を味わえる。しかし、部屋はシンンプルモダンで、こちらも可愛い。

こんなところで1週間くらい過ごしてみたいものだ。
心が洗われそう。

ローマからの距離は車で1時間。




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