在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

歴史的噴水で水浴 考えられない

2016-07-10 11:46:35 | もろもろ、つれづれ

この3人の娘たちの親の顔が見たい。
常識というものはないのか???



世界中の常識は同じではないし、尺度やら感覚やら、違うものはいっぱいある。

しかし、ローマのジャニコロの丘の噴水「アックア・パオラ」(パオラの噴水)を見て、どう見ても、歴史的、新しいものではなく、遺跡的建造物の一つであることはわかる。
たとえ、依頼した人が誰であれ、作者が誰であれ、いつの時代のものかはっきりわからなくても。

それも結構大きい噴水なので、ズブズブそのまま奥まで行き、滝の部分で水浴。
足を浸けただけではない。3人とも水着姿。噴水は丘の上とはいえ、町中にある。
考えられない。


写真はイタリアの新聞ラ・レプッブリカに掲載のもの(オンライン)

そして、さらに考えられないのは、「それで?彼女たちが、噴水を壊したわけじゃないでしょ?暑いのよ。これだけ暑けりゃ、入りたくもなる。そんなことでいちいち憤慨しないでよね。」と、支持している人がいることである。

旅行者。暑けりゃ、ホテルに戻って、シャワーを浴びて出直せ。
それができなければ、我慢しろ。
みんな(例外がいるわけだが)そうしてる。

と声を大にして言いたい。

それにしても。。。。本当に親の顔が見たい。
常識という文字はないのかもしれない。

ちなみに、噴水はジャニコロの丘の上にあり、そこからのローマの景色は抜群。
17世紀初めに、法王パオロ5世の依頼でジョバンニ・フォンターナが造った、パオラ水道の記念碑。



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