在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Barbera d'Asti Vigna del Noce 1999 Trinchero トリンケロのバルベーラ 1999

2017-05-10 11:41:36 | Piemonte ピエモンテ
Barbera d'Asti Vigna del Noce 1999 Trinchero




昔は、ご贔屓エノテカ、土曜日の無料立ち飲み試飲会にできるだけ参加するディ・ビアジョでも売っていたので時々買っていたのだが、売らなくなってもう随分になる。

以前から特殊なワインであったし、そして好みが大きく分かれ、決して安くはないので(昔は安かった。。。)置かなくなったのも無理はない。
そして、他のエノテカ(といっても以前ほどあっちこっちを見に行くことはなくなったが)でもほとんど目につかない。

そう考えると、一体どこに置いてあるんだろう?と、ふと考える。

もしかしたら、かなりが日本に入っているのでは???
(冗談ではない)

さて、話変わって、昨年いろいろやらかしたおかげで、今年から趣向がかわったアルマンドの試飲会、いや正確には試飲会ではないのだが、で、やっと出た。
こういう場合、Finalmente! と言う。

昨年、AISのオーガナイズがボロボロ、最悪で、毎回クレームが出ていたアルマンドの試飲会、おかげで、今年はなし、となった。

そこで、場所と趣向を変えて、今年は「ワインとアートの講座」。

だから、アートがメインになるのは当然で、アート好きの私はそれでも良いのだが、ワインが。。。。(涙)

毎回3種しか出ないのは仕方がない。
(アートの講義は、毎回3時間以上)

しかし、チェサネーゼのオンパレード。
そして、フラスカーティ。。。。

アルマンドが選ぶのだから、それなりに悪くはないワイナリーのものばかりなのだが、そして、私も知らないワイナリーの面白いワインも出てくるのだが。。。。

で、やっと(つまりFinalmente!)トリンケロが出てきた。



おー

それも1999年。

バルベーラ100%。

バルベーラ・ダルバではなくてバルベーラ・ダスティ。(満足)

熟成7年。

未だにスミレの香りがあるくらいで、ブラインドだと、逆立ちしても1999年とは思えない。

よく、7年熟成しました〜と言って、いい加減疲れた、または、1年も経つとお疲れワインになるだろうな〜と思うワインを出しているワイナリーがあるが、トリンケロはあと10年は持つだろう、と思わせる。(冗談ではなく10年)

レッドベリーのような酸味のある森の木の実、スパイスが上品にワインを引き締め、香りが長い。
アタックは一瞬優しいが、すぐに酸が広がり、酸のあるワインの嫌いな人には向かないが(そういう人は飲まなくていい)、酸がタンニンを覆い、品よく余韻に残る。

あー、久しぶり。
+++++

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