Chi salverà le rose? 誰がバラを救うのか?
監督 チェーザレ・フレージ
ここまで来たか。
何がって、このところ必ずと言っていいほど、画面に、ストーリーに、ゲイが出てくる。(もちろんレズもあり)
市民権が認められたのはいいのだが、ちょっと行き過ぎのような気もしなくはない。
今回は、とうとう、長い長い関係、そして、その関係もいよいよ終わりに近づいた二人のおじいちゃんの話。
足腰もおぼつかなくなったジュリオは、寝たきりで起きれない(と言っても口は達者)クラウディオの看病をしている。
ジュリオは弁護士だったのだが、とにかくポーカーが好き。賭ける金額は半端じゃない。
とうとう、海の見えるところの豪華な邸宅も手放し、今住んでいる家も、家具の多くは手放した。お手伝いを雇うお金も残っていない。
そこで、クラウディオの食事を自ら用意して運ぶのだが、その姿が実に健気なしい。
さて、ジュリオにはもう大きい娘と孫がいる。
娘は父のジュリオとは仲が良くないが、クラウディオとはとても仲がいい。
クラウディオがもう長くないと聞いて、久々に二人のところにやってきた。
孫は二人のおじいちゃんと仲が良く、本当のおじいちゃん、ジュリオの血を受け継いだのか、ポーカーがかなり上手い。
この孫が、おじいちゃんが手放した邸宅をポーカーで取り戻す。
実際にこれだけ真剣なポーカーをどこでどうやってやるのか、その世界を知らないので、全くわからないのだが、こんな風にやるんだ、という雰囲気は見て取れた。
2000ユーロ、5000ユーロ、10000ユーロ、30000ユーロ、持ち札全部。。。。どんどん掛け金が上がっていく。その金額に、小さいころやった億万長者ゲーム(?)を思い出した。
小さなルーレットを回して、コマを動かし、ここで1000ドルが手に入る。。。わーーい、と喜んだあの感覚。
紙の、おもちゃのお札でも、億万長者になると嬉しかった。
しかし、ここでは本当のお金が動いている。勝てば嬉しいが、負けたら本当に無一文になる。
それにしても、世の中、本当にこれだけの金額を賭ける人がいるんだ(これは映画だが)という驚き。
さて、無事に邸宅を取り返したのはいいが、愛するクラウディオは他界してしまった。
残されたジュリオが、後を追う決心をする。
どうして、という問いに、1日でも長く生きているということは、彼の元に行くのが1日でも遅くなるから。
うーーーん、素晴らしい愛。
男女のカップルで見たかったと思ったのは私だけだろうか。
実はこの映画は、「クリスマスプレゼントRegalo di Natale」(1986)と「クリスマスの雪辱 La rivincita di Natale」(2004)という映画の続きのような話になっている。
「クリスマスプレゼント」は、タイトルとはイメージが違って、クリスマス前夜のポーカーの話、そしてその続きが「雪辱」の方。
この2つは別の監督(Pupi Avanti)の作品、しかし、弁護士ジュリオを演じる俳優(Carlo Delle Piane)は、3作品とも同じ。
つまり、「クリスマス・プレゼント」の30年後。。。。という趣向。
二人の愛をバラで語り、父と娘の確執、孫との関係、それぞれがポーカーを中心に繰り広げられ、しっとりとした感じ。
監督 チェーザレ・フレージ
ここまで来たか。
何がって、このところ必ずと言っていいほど、画面に、ストーリーに、ゲイが出てくる。(もちろんレズもあり)
市民権が認められたのはいいのだが、ちょっと行き過ぎのような気もしなくはない。
今回は、とうとう、長い長い関係、そして、その関係もいよいよ終わりに近づいた二人のおじいちゃんの話。
足腰もおぼつかなくなったジュリオは、寝たきりで起きれない(と言っても口は達者)クラウディオの看病をしている。
ジュリオは弁護士だったのだが、とにかくポーカーが好き。賭ける金額は半端じゃない。
とうとう、海の見えるところの豪華な邸宅も手放し、今住んでいる家も、家具の多くは手放した。お手伝いを雇うお金も残っていない。
そこで、クラウディオの食事を自ら用意して運ぶのだが、その姿が実に健気なしい。
さて、ジュリオにはもう大きい娘と孫がいる。
娘は父のジュリオとは仲が良くないが、クラウディオとはとても仲がいい。
クラウディオがもう長くないと聞いて、久々に二人のところにやってきた。
孫は二人のおじいちゃんと仲が良く、本当のおじいちゃん、ジュリオの血を受け継いだのか、ポーカーがかなり上手い。
この孫が、おじいちゃんが手放した邸宅をポーカーで取り戻す。
実際にこれだけ真剣なポーカーをどこでどうやってやるのか、その世界を知らないので、全くわからないのだが、こんな風にやるんだ、という雰囲気は見て取れた。
2000ユーロ、5000ユーロ、10000ユーロ、30000ユーロ、持ち札全部。。。。どんどん掛け金が上がっていく。その金額に、小さいころやった億万長者ゲーム(?)を思い出した。
小さなルーレットを回して、コマを動かし、ここで1000ドルが手に入る。。。わーーい、と喜んだあの感覚。
紙の、おもちゃのお札でも、億万長者になると嬉しかった。
しかし、ここでは本当のお金が動いている。勝てば嬉しいが、負けたら本当に無一文になる。
それにしても、世の中、本当にこれだけの金額を賭ける人がいるんだ(これは映画だが)という驚き。
さて、無事に邸宅を取り返したのはいいが、愛するクラウディオは他界してしまった。
残されたジュリオが、後を追う決心をする。
どうして、という問いに、1日でも長く生きているということは、彼の元に行くのが1日でも遅くなるから。
うーーーん、素晴らしい愛。
男女のカップルで見たかったと思ったのは私だけだろうか。
実はこの映画は、「クリスマスプレゼントRegalo di Natale」(1986)と「クリスマスの雪辱 La rivincita di Natale」(2004)という映画の続きのような話になっている。
「クリスマスプレゼント」は、タイトルとはイメージが違って、クリスマス前夜のポーカーの話、そしてその続きが「雪辱」の方。
この2つは別の監督(Pupi Avanti)の作品、しかし、弁護士ジュリオを演じる俳優(Carlo Delle Piane)は、3作品とも同じ。
つまり、「クリスマス・プレゼント」の30年後。。。。という趣向。
二人の愛をバラで語り、父と娘の確執、孫との関係、それぞれがポーカーを中心に繰り広げられ、しっとりとした感じ。