在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Golfo dei Poeti Bianco - Santa Caterina 2009

2012-01-14 16:11:28 | Liguria リグリア
“ゴルフォ・デイ・ポエーティ ビアンコ”サンタ・カテリーナ 2009 -リグーリア州

少し前にジェノヴァに行った。友人がヨット・クルーザーの見本市に行くと言うので付き合った。
友人が仕事関連友人に紹介されていったジェノヴァ市内のレストランIppogrifoイッポーグリフォは、エレガントだが硬すぎず、素敵なレストランだった。ワインリストはものすごいと言うわけではないが、かなりレベルが高く、リグーリアのワインはあまり得意ではないので選んでいたところ、唯一、ビオと明記されていたワインがあった。
ところで、このレストランは、ジェノヴェーゼが見事に美味しく(ラザニアという名前で、パッパルデッレくらいの太さのパスタとその場でうまく合える)、イタリア人で超グルメの友人がこんなに美味しいジェノヴェーゼは食べたことがないと言い(私も同感)なんとお代わりを頼んだ。前菜、パスタ+お代わり(幸い半量)、サービスで出してくれたパスタもう1品(ひえ~)、セコンドと、最後は食べ切れなかったのを覚えている。そんな、わがままな急な対応にも快く対処してくれて、友人が大変気に入り、結局、次の日のお昼にもまた行ったのである。(もちろんメニューは別のものを頼んだが。それにしてもイタリア人は本当に良く食べる・・)
そこで頼んだワインが、ビオのサンタ・カテリーナ。その時はヴェルメンティーノを飲んだ。

ラベルがとにかくかわいい。コルクにも同じデザインが刻印されている。
品種は不明だが、ヴェルメンティーノを初めとしたブレンドであるのは間違いがない。
色はかなり濃い黄金色。やや曇っていて、完全に透明ではない正真正銘ビオの色。
香りもビオの香りで、普通の人なら臭いと思う香り。売れすぎたフルーツの香り、アニマル臭、香草、ミネラル・・香りはすごく長いと言うわけではない。洗練されているのでもないが、懐かしさと暖かさの感じられる香り。
味は、かなりしっかりしていて、白だがタンニンを感じる。酸味はやや弱いのが残念。持続性は悪くない。最近は、偽物ビオが横行している中で、正真正銘のビオ、たぶんビオディナミ。(ビオ好き85点、ビオ嫌い80点)

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。