在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Venezia Arte Biennale 2017 ヴェネツィア ビエンナーレ アート 2017

2017-12-01 19:50:02 | 何故か突然アート
Biennale Arte 2017 Venezia



ギリギリ、駆け込みセーフでヴェネチアのビエンナーレに行った。
正確にはビエンナーレ・アート。
最終日。

今年で3回目。
隔年なので、3年目ではない。

ヴェネチアのビエンナーレは、隔年で、アート年と建築年が開催されている。
建築年もぜひ行きたいのではあるが、さすがにローマからなかなか時間が取れない。
しかし、アート年は面白いのでぜひ行きたいと思っている。
今年はダメかと思ったのだが、なんとか、本当にギリギリセーフで最終日に行けた。

11月も終わりだから、あいにく天気がいまひとつで、しかし、どのみちビエンーレしか行かないで、そんなの構わない。
そして、その方が、かえって人が少なくなるので嬉しいくらいである。

予想通り、お昼前は結構人が入っていたが、午後になるとだいぶ減り、アルゼナーレもジャルディーノもかなりゆっくり見ることができた。
特に、ジャルディーノの方は、各パビリオン入場の際に、いちいち列に並ばないといけないようでは、たくさん見ることができなくなってくる。
最終日も悪くない、と思った。

ビエンナーレは、会場外の作品もあるが、主な会場はアルセナーレ(造船所)とジャルディーノ(庭園)に分かれている。

両方を見るには、駆け足で半日強。
ゆっくり見たい場合や、ジャルディーノの方の列が多いと、丸1日かかる。

一つしか見れない場合や、どちらから見るかとか、悩むところなのであるが、私はアルセナーレ>>ジャルディーノの順番で見る。

アルセナーレの出口が、入り口の反対側に位置しているので、出た後、10分程度、ジャルディーノまでとぼとぼ歩いて、その後、残りの時間をジャルディーノに費やす。

アルセナーレはほぼ一方通行。
最後の方にイタリアのパビリオンがある。

ジャルディーノにはビエンナーレ館があり、そのほか、各国のパビリオンが並んでいる。
その中にはもちろん日本館もある。

前回の日本館には感動した。
ドイツに住んでいる、日本の女性の作品で5万個の鍵を使った作品。
未だに携帯の待ち受け、PCの壁紙に使っている。
(家族の写真を使う趣味はないので、これで落ち着いている)

今年は、ちょっとした余興的な部分は面白かったのだが、全体にはイマイチ。

しかし、それはフランス館も同じで、前回の方が良かったと思うし、イギリス館やカナダ館も含め、前回の方が良かったというところが多かった。

逆に、今年、ダントツに良かったのはロシア館。

しかし、アルセナーレの方は、今年の方が、いや、今年も面白かった。

イタリア館もかなり良かった。

なお、今年、ダントツに話題になったのが、場外の作品の「手」。正式な作品のタイトルは「サポート」。
大運河沿いに見て、さらにその下まで行けて、その大きさに感動。

良かった作品で、写真に撮りやすかったものを紹介。


糸を使った作品


刺繍でまるで文字のよう


迷路。。。(でもないが)


なんてことないが結構気に入った作品


あはは


これも同じ作家


毛糸の山


人形はかなり小さい


もちろん鏡の仕業


なるほどね


潜水艦があった


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