La Berta グラッパ蒸溜所
グラッパ蒸留所ベルタは、もう何度も行っているが、かなり有名な蒸留所。
ピエモンテにあり、ピエモンテはワイナリーも多いが、蒸留所も結構ある。
グラッパというと無色透明で、熟成させないタイプが伝統的、一般的なのであるが、今は、色のついた熟成タイプのグラッパも人気がある。
グラッパは、絶対、白(グラッパ・ビアンカ)に限る!
という人も多いが、グラッパに慣れていない人には、熟成タイプの方が飲みやすい。
ベルタがグラッパの歴史を変えた、と言っても過言ではないと思うのだが、イタリアで初めて、飲みやすい熟成タイプの高品質のグラッパを造ったのはベルタである。
20年以上前、初めてベルタのグラッパを飲んだ時には、こんなグラッパがあるんだぁ、これもグラッパなんだぁ、と感動した。
グラッパは、ぶどうの搾りかすから蒸留し、イタリアで造られたもののみである。
イタリア以外のものは、同じぶどうの搾りかすから造ったとはいえ、グラッパという名前を名乗ることはできないし、逆に、似ていても、例えばワインから蒸留したものはイタリアで造っていてもグラッパではない。
さて、ベルタは、ピエモンテのモンバルッツォというところにある。
車がないとちょっと行けないところなので、日本の観光客が行くことは難しいかもしてないが、予約すれば見学は無料で、1時間ほどのコースを案内してもらえる。
もちろんグラッパの試飲も込み。
また、ベルタはお菓子も作っているので、焼きたてのお菓子も食べさせてくれる。
ベルタのような規模の大きな蒸留所になると、痛みの早いぶどうの搾りかすをよりよく保存するために、まず、搾りかすに含まれているアルコールを摂るデアルコリゼーションという作業をして、ぶどうの搾りかすに含まれているアルコールを集め、アルコール度30ほどのフレンマと呼ばれる(英語でローアルコール)蒸留液を作る。
それを単式ポットスティルで蒸留し、いよいよ本当のグラッパができる。
グラッパの原液は、7−8つほど並んだステンレスタンクに入れられ、一杯になると税関役人が来て、チェック、アルコールに対する税金を払い、封をするのだそう。
その後、薄めてアルコール度を下げ、熟成の過程を経ないものはグラッパ・ビアンカになりるが、ベルタはグラッパ・インヴェッキアータと呼ばれる熟成タイプが得意なので、多くが熟成庫に回される。
熟成庫は二つの部屋に分かれ、大樽で1年の熟成で製品になるもの、バリックで最高10年の熟成を減るものが眠っている。
部屋のライトの色がゆっくり変わるようになり、音楽が鳴っている。
ライトの色は、単純に美観のためだけ出そうが、レッドを使用し、庫内の温度が上がらないようになっている。
音楽はクラシックで、熟成庫内から漏れ聞こえる音が、庭園内にも流れるような感じになっている。
なお、封印されている樽は、もちろん税関員が封をするのであるが、こちらは熟成に対しての税金を払うのだそうである。
うーーん、税金だらけ。
だから、グラッパの値段が高くなるんだぁ、とちょっと納得。
広い工場内の見学の途中、突然、お菓子を焼いているところに立ち寄り、焼きたての、地元特産の、アーモンドの粉で焼いたお菓子を一つつまみ、最期、試飲会場では、4種類程度を試飲できる。
試飲会場は、同時におみやげ屋さんにもなっていて、周りにずらっと、各種グラッパを始め(48種類を生産しているそう)、ベルタで作っているお菓子、チョコレートやジャムなど、丁度良いおみやげになりそうなものが多数ある。
なお、試飲会場の横には博物館があり、自由に見学が出来るようにもなっていて、蒸留、蒸留所の歴史に関連した展示品が多数展示されている。
かなり行きにくいところにあるとは思うが、ワイナリーに加え、グラッパの蒸留所を訪れてみるのも面白いと思う。
グラッパ蒸留所ベルタは、もう何度も行っているが、かなり有名な蒸留所。
ピエモンテにあり、ピエモンテはワイナリーも多いが、蒸留所も結構ある。
グラッパというと無色透明で、熟成させないタイプが伝統的、一般的なのであるが、今は、色のついた熟成タイプのグラッパも人気がある。
グラッパは、絶対、白(グラッパ・ビアンカ)に限る!
という人も多いが、グラッパに慣れていない人には、熟成タイプの方が飲みやすい。
ベルタがグラッパの歴史を変えた、と言っても過言ではないと思うのだが、イタリアで初めて、飲みやすい熟成タイプの高品質のグラッパを造ったのはベルタである。
20年以上前、初めてベルタのグラッパを飲んだ時には、こんなグラッパがあるんだぁ、これもグラッパなんだぁ、と感動した。
グラッパは、ぶどうの搾りかすから蒸留し、イタリアで造られたもののみである。
イタリア以外のものは、同じぶどうの搾りかすから造ったとはいえ、グラッパという名前を名乗ることはできないし、逆に、似ていても、例えばワインから蒸留したものはイタリアで造っていてもグラッパではない。
さて、ベルタは、ピエモンテのモンバルッツォというところにある。
車がないとちょっと行けないところなので、日本の観光客が行くことは難しいかもしてないが、予約すれば見学は無料で、1時間ほどのコースを案内してもらえる。
もちろんグラッパの試飲も込み。
また、ベルタはお菓子も作っているので、焼きたてのお菓子も食べさせてくれる。
ベルタのような規模の大きな蒸留所になると、痛みの早いぶどうの搾りかすをよりよく保存するために、まず、搾りかすに含まれているアルコールを摂るデアルコリゼーションという作業をして、ぶどうの搾りかすに含まれているアルコールを集め、アルコール度30ほどのフレンマと呼ばれる(英語でローアルコール)蒸留液を作る。
それを単式ポットスティルで蒸留し、いよいよ本当のグラッパができる。
グラッパの原液は、7−8つほど並んだステンレスタンクに入れられ、一杯になると税関役人が来て、チェック、アルコールに対する税金を払い、封をするのだそう。
その後、薄めてアルコール度を下げ、熟成の過程を経ないものはグラッパ・ビアンカになりるが、ベルタはグラッパ・インヴェッキアータと呼ばれる熟成タイプが得意なので、多くが熟成庫に回される。
熟成庫は二つの部屋に分かれ、大樽で1年の熟成で製品になるもの、バリックで最高10年の熟成を減るものが眠っている。
部屋のライトの色がゆっくり変わるようになり、音楽が鳴っている。
ライトの色は、単純に美観のためだけ出そうが、レッドを使用し、庫内の温度が上がらないようになっている。
音楽はクラシックで、熟成庫内から漏れ聞こえる音が、庭園内にも流れるような感じになっている。
なお、封印されている樽は、もちろん税関員が封をするのであるが、こちらは熟成に対しての税金を払うのだそうである。
うーーん、税金だらけ。
だから、グラッパの値段が高くなるんだぁ、とちょっと納得。
広い工場内の見学の途中、突然、お菓子を焼いているところに立ち寄り、焼きたての、地元特産の、アーモンドの粉で焼いたお菓子を一つつまみ、最期、試飲会場では、4種類程度を試飲できる。
試飲会場は、同時におみやげ屋さんにもなっていて、周りにずらっと、各種グラッパを始め(48種類を生産しているそう)、ベルタで作っているお菓子、チョコレートやジャムなど、丁度良いおみやげになりそうなものが多数ある。
なお、試飲会場の横には博物館があり、自由に見学が出来るようにもなっていて、蒸留、蒸留所の歴史に関連した展示品が多数展示されている。
かなり行きにくいところにあるとは思うが、ワイナリーに加え、グラッパの蒸留所を訪れてみるのも面白いと思う。