たぶん、一番気になるのは、空港に着いてから。
成田空港に着陸して、1時間程度機内で待たされたというような情報もあり、結構どーんと構えていたのだが、乗客は少ないし、飛行機が止まってから15分程度で降りることができた。
以前は、自宅へ帰る組と帰らない組に分けて、自宅に帰る組が先に降り、帰らない組はその後降りる、としていた(こともある)ようだが、乗客は少ないし、分けることもなく前方の人から順番に降りていった。
10人程度づつ、乗務員から指示される。
ここから先の行動は、すべて職員の案内による。
成田で降りる人と、乗り換えの人(外国人ばかりで意外に多かったのだが、15人くらい?)とに分かれる。
降りる人は、案内されてさらに進み、検疫所の手前で少し待つ。
検疫所には、7−8つ程度のテーブルが並んでいる。
機内で記入した(3枚のうちの)2枚の書類を提出し、確認、ライン・アプリの使用の同意書、職員から案内をちゃんと聞きました、という同意書など3枚に署名する。
これがライン・アプリの案内。
ここで笑ったのは、同意書などに鉛筆で署名。。。
ありえない〜
イタリアじゃ、絶対にありえない〜
書類が無効になる〜
各テーブルに、使い捨ての鉛筆が置いてあって、それを使って署名する。
自分の持っているペンを出してください、とは言わない。
ある意味、何て優しい(笑)
もちろん、感染を防ぐ為の非常措置なのだが、それでも、イタリアでは、鉛筆でサインをした書類に有効性はない。
また、どうやって空港を出発するのかというのは、嫌という程聞かれた。
ここだけでなく、この後も、何度も、何度も。
その度に、
車を頼んでます〜
その後、5分も待たないうちに、呼ばれて検査。
片方(だけ)の鼻の穴に綿棒を突っ込み、5秒。
ちょっとだけ痛い。
ある程度の人数が揃うと、待機所の方への案内がある。
20人くらいが、ぞろぞろと案内され、入国審査を通り、荷物はすでにまとめられてあったのを取り、税関は形だけでほとんど素通り。
生ハム犬なんていないし、税関で、スーツケースを開けることもないという雰囲気(笑)
いいんだろうか。。。。
これなら生ハム持ってこれたかも?
(建物内の)外に出た後も、まだまだずんずん進むのに着いていく。
そして、待機所の前で、グループを分けた。
結果を待たずに帰る人たち。
それも、もうすでに迎えが来ているグループと、まだ来ていないグループ。
すでに迎えが来ているグループは、ここで帰ることになるのだが、職員がしっかり付いてくる感じだった。
万が一陽性の可能性もあるから、確かに公共機関に安易に乗ってもらっては困る。
検査結果を待ってから空港を後にするグループ。
ここでダンボールベッドが見られるか期待したのだが、多分場所が違うのだろう、そこまで広くはない。
待機所には、一人用のソファが、間隔を空けておいてある。
しかし、これが、かなりの拷問だった。。。
背もたれが低すぎて寄りかかれない。。。
途中で、壁際の席が空いたので移ったのだが、いや、この椅子は本当に苦しかった。
トイレは近くにあるし、飲み物の自動販売機もある。
SIMカードを借りたい人なども、いいですよ〜という案内はある。
しかし、原則、ひたすら待つだけ。
軽食と水は用意されていて、勝手に取れる。
でも、これだけ。。。
せめて、おにぎりとかサンドイッチとか欲しかった(笑)
そして、バナナのちっちゃいのには笑ってしまった。
待つこと4時間、着陸して5時間半後、結果がでた。
ただし、全員の分ではない、との話。
ここで、私の場合は「自宅で結果を受け取る」に丸が付いていて、さらに待つ。
あれだけ、自宅には帰らない、車を頼んである、結果を待ってから空港を出る、と再三言ったのに〜
お願い〜
さすがに、あれだけ言ったのだから、間違えないでください!とは言った。
急ぐ旅ではないが、椅子の拷問から解放されたかった。。。。
幸い、30分後、つまり4時間半後、着陸して6時間後に検査結果が出た。
予想通り陰性。
これが、検査番号が入った紙。
その後は、もうすっかり放し飼い。
誰もついてくることはなかった。。。
やっぱり、ゆるゆる?
検査結果も、口頭だけで、渡される書類などはない。
なんか、ゆるゆる。。。
なお、メールで、正式に検査結果が入ってきたのは2日後。
だから、結果を待たずに、自宅に直行した人は、結果が2日後に判明したことになる。(と思う)
以上、帰国を考えている方のために。
6月からフライトが増えると思うので、空港での混み具合がまた違ってくるかもしれない。
また、宿泊が復活するかもしれない?
ダンボールベッドは復活しないと良いが(笑)
お迎えの方がいらして、すぐに自宅という方は、ある意味なんとでもなるが、送迎を頼ままくてはいけない方、宿泊施設を自分で確保しなければいけない方は、本当に、いったいいつ(何日に)空港を出られるのか、が一番の焦点となる。
フライトがまた増えたら変更はあり得ると思うので、事前インフォメーションがどうしても必要な方は、たらいまわしにされても、検疫所に電話してみることになると思う。