乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

わたしんちの梅が咲きました。   (5景)

2012-04-01 | ことのは












 数日前から わたしんちの梅が咲きました。

 強風 強雨で、ずいぶん花が痛み、落ちてしまいましたが、

 3月末日、雨の合間を利用してなんとかカメラにうつすことができました。

 今年の梅は少し小さめ、色は強く出ています。



 梅の花にほふ春べはくらぶ山やみに越ゆれど著くぞありける   貫之

 暮ると明くと目かれぬものを梅の花いつの人まにうつろひぬらん 貫之

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さし鍋に 湯沸かせ子ども いちひつに 檜橋より来む 狐に浴むさむ (檜 9景)

2012-03-01 | ことのは
















 昨日散歩に出て、檜を見たよ。

 力強いな、檜


 万葉集に檜を読んだ歌で、こんなのがあったよ。

 面白いなぁ~


 狐は ちょい!

 お気の毒☆ こんこん





        万葉集 巻十六・3828

     さし鍋に 湯沸かせ子ども いちひつに 檜橋(ひばし)より来む 狐に浴(あ)むさむ     


                     長忌寸意吉麻呂(ながののいみきおきまろ)
 
        


          

          いちいつ  
                クヌギの櫃(ひつ)+津(水辺・川)
                櫃(ひつ=いれもの)

          桧橋(ひばし)
                = ヒノキの橋
                火箸(ひばし)
                火鉢(ひばち)

          キツネが
                来ん(こん)
                コン(鳴き声)

          (湯を)浴む
               (熱湯を浴びる災難に)遭う













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陽成天皇 神楽岡東陵 つくばねの峰よりおつるみなの川 恋ぞつもりて淵となりける

2012-01-21 | ことのは




      陽成天皇 神楽岡東陵     京都





 吉田神社から真如堂に向って歩きます。

 この辺りも神楽岡東です。

 神楽岡…素敵な地名ですね!

 写真を真っすぐに行くと、真如堂です。

       
         写真の左をごらん下さい。

    
     陽成天皇 神楽岡東陵

 宮内庁が管理されています。
 なので、近づくことができません。
 写真もままなりませんでした。

     陽成天皇 神楽岡東陵 正面



    




 陽成天皇 ようぜいてんのう

  869年1月2日ー949年10月23日
  在位:貞観18年11月29日(876年12月18日) - 元慶8年2月4日(884年3月4日)) 第57代天皇。
  は貞明(さだあきら)。




    諱 いみな とは  (大辞泉より ▼)
     1 生前の実名。生前には口にすることをはばかった。
     2 人の死後にその人を尊んで贈る称号。諡(おくりな)。
     3 《1の意を誤って》実名の敬称。貴人の名から1字もらうときなどにいう。






 つくばねの峰よりおつるみなの川 恋ぞつもりて淵となりける  陽成天皇  百人一首


 


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石蕗の 日陰は寒し 猫の鼻    酒井抱一   (2景)

2011-11-05 | ことのは













 今年もツワブキが咲きました。






         石蕗の 日陰は寒し 猫の鼻       酒井抱一(さかいほういつ)





        江戸時代 蒔絵師の原羊遊斉と下絵師の酒井抱一の組み合わせによるブランド蒔絵は、人気があった。

                ↑ 大和文華館 学芸員の話による





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プリン      別れよりまさりてをかし命かな……

2011-10-28 | ことのは





 何となく、ただ何となく…

 今日は和歌が気になり、数冊取り出して、併読し始めた。


 

『千載和歌集』離別歌にさしかかった時のこと。

 昨日拝見させていただいたかわいくて滑らかなプリンを思い出す。

 ちょっともじって遊んでみる。


 




        とある方の超おいしそうなプリンを見て、詠む    大納言餅好乱鳥

      別れよりまさりてをかし命かな黄味がプリンを食はむと思えば





 今開けているのは 『千載和歌集』離別歌477  


        有国大弐になりて下りける時、よみ侍る   前大納言公任

      別れよりまさりてをきし命かなにふたたび逢はむと思えば








 デタラメに詠み、はずかしさをかき消すために階段をダッシュ。

 キッチンに駆け込み、卵を常温に戻すため冷蔵庫から取り出す。

 一気に階段を上り、マイ趣味のルームのパソコンに向う。

 

 超おいしそうなかわいらしいプリンをお作りになったのは、お料理の超お上手なステキな女性☆

 今日はわたしもプリンを焼く予定。カラメルソースは苦めの多めが、わが家の定番。



 プリンには色々な思い出がある。

 いっぱいあるが、紹介するとすれば、こどもたちの中学受験のことかも知れない。

 二人とも電車三本を乗り継いで大手塾に通っていた。

 塾からは「入試前日はプリンを作って食べさせてあげるように」とのお達しがあった。

 プリンを食べると気持ちが和らいで、眠りにつきやすいのだそうだ。

 プリンは家族全員が好きなので、受験にあたった子どもだけでなくみんなが喜ぶ。

 和やんだ空気に包まれて、受験にあたった子は興奮することも緊張することも無く寝付いてくれた。

 今思えば、親ばか。だが、プリンは今も家族の好きなお菓子(デザート)のひとつ。
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「ゆ」→魚 言われてみればそう見える、アレに似ている文字☆ 確かに見える☆  

2011-10-28 | ことのは




      確かに見える!?☆        All About ニュースより



     「ゆ」→魚 

     「を」→水たまりに片足だけ突っ込んでいる人や 「で?」→上を向いている人の横顔  他

      「ゆ」は「魚」? 言われてみればそう見える、アレに似ている文字





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萩の花と平等院 (7景)   咲く花も をそろはいとはし晩生なる 長き心になほしかずけり

2011-10-13 | ことのは






              (少し遅咲き 9月末の)
                           萩の花と平等院











 
                





 
                

     






    万葉集 巻八 1548   大伴坂上郎女

 咲く花も をそろはいとはし晩生(おくて)なる 長き心になほしかずけり








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宇治川と紫式部 めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に 雲がくれにし夜半の月かな(13景)

2011-10-13 | ことのは






              

              








              

              













         


     新古今集 雑上 1499 紫式部     小倉百人一首 57 

   めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな




    




  『紫式部解説 HP』◇広島の演出家、三澤憲治による「源氏物語ウェブ書き下ろし劇場/『紫式部集』解読






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曼珠沙華と平等院  だしぬけに咲かねばならぬ曼珠沙華、赤も亦悲しみの色曼珠沙華 (4景)

2011-10-13 | ことのは




             曼珠沙華と宇治の平等院













 今回は彼岸花では無く、曼珠沙華にしました。

 平等院には 曼珠沙華という言葉が似合うような気がいたします。


    


 曼珠沙華を『ホトトギス 季寄せ』稲葉汀子編に見ると、「まんじゅさげ」「ひがんばは」「まんじゅしゃげ」とあります。

「まんじゅさげ」はウィキには載っていませんでしたので、驚きました。
 
「沙」をネットでひくと、つぎのようにありました。





    いさ‐ご【砂・沙・沙子】-日本国語大辞典

 1 〔名〕石のきわめて細かいもの。すな。すなご。まさご。*書紀〔720〕神功元年三月・歌謡「たまきはる内の朝臣(あそ)が 腹内(はらぬち)は 異佐誤(イサゴ)あれや いざ闘(あ)はな我は」

 2 いさご 長(ちょう)じて=巖(いわお)[=岩(いわ)]となる-日本国語大辞典
砂が成長して大きな岩となる程の長い期間をいう。人の命や権勢が長く続くことを祝っていうことば。さざれ石の巖となる。*古今〔905~914〕真名序「砂長為巖之頌。洋々満耳」*宇津保〔970~999頃

 3 いさご に 金(こがね)泥(でい)に蓮(はちす)-日本国語大辞典
煩悩(ぼんのう)の泥の中にあっても、さとりの花を開いていること。つまらないものの中にも、優秀なものがまじっていること。*謡曲・阿古屋松〔1430頃〕「砂に金、泥に蓮濁りに染(し)まぬも人の心によるもの






    Feペディアとの一致 - Feペディア(出典:Wikipedia 提供:ニューズウォッチ)

 1 沙
 沙(しゃ)は、10-8(1億分の1)であることを示す漢字文化圏における数の単位である。塵の10倍、繊の1/10に当たる。なお、沙という字には、「川などの水辺から出来た比較的粒の細かい砂」という意味がある

 2 沙依巴克区⇒サイバグ区

 3 沙溢
 沙 溢(シャー・イー、1978年2月15日 - )は中国の俳優。中国人民解放軍芸術学院表演系を卒業し、現在は中国人民解放軍空政話劇団に所属。主な出演作品 テレビドラマ 上錯花轎嫁對郎 危險進程 滄海



    



 『ホトトギス 季寄せ』稲葉汀子編より 写す ▼




  曼珠沙華


 だしぬけに咲かねばならぬ曼珠沙華   後藤夜半

 赤も亦悲しみの色曼珠沙華       中村芳子

 

     






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さらぬだにをもきがうへの小夜衣 わがつまならぬつまな重ねそ 新古今『仮名手本忠臣蔵~大序・三・四段目』

2011-10-13 | ことのは



          『仮名手本忠臣蔵~大序・三段目』『仮名手本忠臣蔵~四段目』



              







 先日亡くなられた中村芝翫丈の名演技が光る『仮名手本忠臣蔵~大序・三段目』『仮名手本忠臣蔵~四段目』を見た。

『仮名手本忠臣蔵~大序・三段目』では 中村芝翫さんと富十郎さんの間が素晴らしい。

 富十郎さんの憎々しげな助平面(役柄)と中村芝翫さんの品の良い所作と表情のギャップは見事。

 塩冶判官(芝翫)の美しい妻(時蔵)にいいより、ふられ、後に塩冶判官は一通の手紙を持ってくる。




 【さらぬだにをもきがうへの小夜衣わがつまならぬつまな重ねそ】(新日本古典文学大系 (緑) 写す)
 



「ぅん?新古今か……。淑女じゃのう…淑女じゃ、淑女じゃ。淑女じゃのう!(要約)

 高師直(富十郎)の「ぅん?新古今か……。淑女じゃのう…淑女じゃ、淑女じゃ。淑女じゃのう!」に始まり、

「おぬしのような人間を,井の中の鮒(フナ)というんじゃ。(と,理由が続く)

「おぬしの顔が鮒に似てきおったわ。鮒じゃ鮒じゃ。」

 ………など、聞くに絶えない悪口雑言を浴びせ続ける。

 これが発端となり、刃傷沙汰に発展。


 
 とらえられた塩冶判官の切腹の場である『仮名手本忠臣蔵~四段目』へと続く。

『仮名手本忠臣蔵~四段目』の芝翫丈の、
「良之助はまだかぁ~っ。」 
「はぁあぁ…,まだ…で…ございま…すぅ……」(芝雀)
は、見事。


 1986年中村芝翫丈の『仮名手本忠臣蔵~大序・三段目』『仮名手本忠臣蔵~四段目』は素晴らしい舞台だった。






 新古今和歌集の【さらぬだにをもきがうへの小夜衣わがつまならぬつまな重ねそ】の【つまならぬつまな重ねそ】の部分だけ覚えていたわたしは、まず『八代集総索引』で調べ、【さらぬだに重きが上のさよ衣わがつまならぬつまな重ねそ】に辿り着いた。

 面白いことに岩波の赤では1964、岩波の緑では1963となっていた。

 解説を読むと緑の方が具体的で分かりやすい。



  


 (新日本古典文学大系  写す ▼)


   新古今和歌集  1962  寂然法師

   不邪淫戒(ふじゃいんかい)

 さらぬだにをもきがうへの小夜衣わがつまならぬつまな重ねそ

 

 ただでも夜の衣は重いのに,その上に自分のただでさえ重い夜具の上に、自分の褄(つま)でない衣の褄(つま)を重ねるな。

 女犯そのものの罪が重いのに,そのうえ、わが妻でない人妻との関係を重ねてはいけない。『唯心房集』 

           さらぬだに = 邪淫なだけでなく、女犯はすべて煩悩に染まった重い罪   




『仮名手本忠臣蔵~大序・三段目』に【さらぬだにをもきがうへの小夜衣わがつまならぬつまな重ねそ】を持ってくるのはぴったりだと感じた。

 
 





仮名手本忠臣蔵~大序・三段目

出演:中村芝翫 市川團十郎 中村時蔵 中村橋之助 中村富十郎
1986年
120分
カラー
衛星劇場では三ヶ月連続企画として、昭和61年の名舞台『仮名手本忠臣蔵』の秘蔵映像をテレビ初放送でお届けする。 「大序・三段目」 <鶴ヶ岡社頭兜改め・足利館門前進物・同松の間刃傷> 「大序」は荘重な雰囲気のなかこれから起こる事件の発端を描く場面で、儀式性、色彩美に満ちた一幕。「三段目」は塩冶判官が高師直の悪口雑言に耐えかねて刃傷に及ぶまでの心理描写がみどころ。芝翫の塩冶判官、團十郎の桃井若狭之助、時蔵の顔世御前、そして富十郎の高師直という豪華顔合わせで。(1986年/昭和61年2月・歌舞伎座)



仮名手本忠臣蔵~四段目

出演:中村芝翫 片岡孝夫(現・仁左衛門) 市川左團次 中村芝雀 中村時蔵 市川團十郎
1986年
105分
カラー
衛星劇場では三ヶ月連続企画として、昭和61年の名舞台『仮名手本忠臣蔵』の秘蔵映像をテレビ初放送でお届けする。 「四段目」 <扇ヶ谷塩冶判官切腹・同表門城明渡し> 「四段目」は、死装束を身にまとい最期の時に臨む塩冶判官、駆け付ける大星由良之助、そして由良之助が仇討ちの決意を固める幕切れまで、緊迫感に満ちた重厚な場面が続く。芝翫の塩冶判官、團十郎の大星由良之助、時蔵の顔世御前、孝夫(現・仁左衛門)の石堂右馬之丞という豪華顔合わせで。 (1986年/昭和61年2月・歌舞伎座)










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茗荷の花が咲きました。       花茗荷隠るゝ土の匂ひけり   (2景)

2011-10-11 | ことのは

















      花茗荷隠るゝ土の匂ひけり    西内のり子      『ホトトギス季寄せ』稲畑汀子より写す

      病人に一と間を貸しぬ花茗荷   星野 立子        

      茗荷より咲きて茗荷の花なりし  稲畑汀子


          






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1835年10月9日 サン・サーンスの生まれた日

2011-10-09 | ことのは


 1835年10月9日
 
 サン・サーンスの生まれた日 (1835年10月9日 - 1921年12月16日)

 サン・サーンスの名前は、シャルル・カミーユ・サン=サーンス(Charles Camille Saint-Saëns)

 フランスの作曲家、オルガニスト、ピアニスト。

 現在では、組曲『動物の謝肉祭』、交響曲第3番『オルガン付き』、交響詩『死の舞踏』などが特に有名。

 その作風は折衷的、あるいは穏健かつ知的といわれる。





   「さぁ,みんな!動物の謝肉祭が、始まるよ☆」




 Saint-Saens : The Swan ( Le Cygne ) - Carnival of the Animals
 





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10月5日 雨の合間の彼岸花 (8景)      

2011-10-06 | ことのは


                            
      10月5日   雨の合間の彼岸花
                            





















                        
                        


    







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田(2景) 夕されば門田の稲葉おとづれて あしのまろやに秋風ぞ吹く   大納言 源経信

2011-10-06 | ことのは












   夕されば門田の稲葉おとづれて あしのまろやに秋風ぞ吹く       大納言 源経信







                            2011年10月5日     奈良県斑鳩 法起寺近く

    



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柿(2景) さびしさに宿をたちいでてながむれば いづこもおなじ秋の夕ぐれ 良暹法師

2011-10-05 | ことのは











 

   さびしさに宿をたちいでてながむれば いづこもおなじ秋の夕ぐれ    良暹法師









                            2011年10月5日     奈良県斑鳩 法起寺近く





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