(東京国立博物館所蔵)
2月19日
2月19日
グレゴリオ暦で年始から50日目にあたる。
年末まであと315日
わおん~~
年末まであと
315ニッティ
315ビッチ
315日
315
315
315っていう数字、
なんだかカッコよくない?
315
語呂合わせで
サイコー
ナァンて、言ってませんってば!
奇数の組み合わせ方が、かっこいいじゃん!
ただ、それだけ
2月19日
2月19日
グレゴリオ暦で年始から50日目にあたる。
年末まであと315日
わおん~~
年末まであと
315ニッティ
315ビッチ
315日
315
315
315っていう数字、
なんだかカッコよくない?
315
語呂合わせで
サイコー
ナァンて、言ってませんってば!
奇数の組み合わせ方が、かっこいいじゃん!
ただ、それだけ
Nirvana ニルヴァーナ・涅槃
(本来は)旧暦2月15日
涅槃会
釈迦の入滅の日に行われる法要。本来は旧暦2月15日。
涅槃会(ねはんえ)とは
涅槃講や涅槃忌とも称す。
陰暦2月15日、釈迦の入滅(にゅうめつ)の日に、日本や中国などで勤修される、釈迦の遺徳追慕と報恩のための法要。
一例として、奈良の法隆寺で本日の午後1時半から、涅槃会が行われた。
現在では、3月15日に行なわれているところもある。
涅槃とは、ニルヴァーナの訳語。
釈迦が亡くなったという意味で用いられる。
釈迦は娑羅双樹の下で涅槃に入った際の、頭を北にして西を向き右脇を下にした姿で臥し、周囲に十大弟子を始め諸菩薩、天部や獣畜、虫類などまでが嘆き悲しむさまを描いた仏涅槃図(涅槃図)を掲げ、『仏遺教経』を読誦することとなっている。
仏涅槃図の絵解きを行うところもあるらしい。
平安時代には、山階寺の涅槃会がとりわけ有名であり、常楽会(じょうらくえ)とも称されており、『三宝絵』の中でも「年中主要法会」の一として記されている。
ニルヴァーナとは
サンスクリットの仏教用語で、涅槃 (Nirvana) のこと。→涅槃
本件「涅槃会」からは外れるが、ニルヴァーナ (Nirvana アメリカのバンド)のボーカルの声はずいぶん前から好きで度々聞いている。
涅槃 (Nirvana) の意味そのものの意味合いと、「生け贄」という意味合いを持ってバンド名を名付けたことを今日知った(笑み)
Nirvana - Smells Like Teen Spirit
(京都 真如堂近くの民家)
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「紺屋の明後日」という言葉がありますね。
父は、私が幼い頃から「紺屋の明後日」という意味を正しく教えた上で、このように申しておりました。
生粋の京都人の父は京都弁で次のように言っておりました。(が、ここではあえて京都弁を書きません。)
「紺屋の明後日の本当の意味は云々だけどね、そう考えてはいけないよ。紺屋の明後日というのは少し日にちを長めに伝えても、できるだけ早めく相手様に真心を込めてお世話する事だと考えるといいよ。お約束よりも早めに真心をお伝えするのが、人としての礼儀なんだよ。」
この言い伝えは本来の意味を曲げてはおりますが、某氏を師事と仰ぎ、前向きで努力家の父らしい考え方だと今でも感じております。
以前、冷泉貴実子さんの『冷泉家八〇〇年の「守る力」』 を楽しみましたおり、著者は「こーと」という言葉を何度も使っておられました。この「こーと」という語も、父が度々口に致しておりました言葉でございます。
私は、わざとポジティブな方向に故意に転じ考えるように申した父の言葉「紺屋の明後日」と、人の深みを感じる「こーと」という言葉が、いまでも好きでございます。
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「紺屋の明後日」という言葉がありますね。
父は、私が幼い頃から「紺屋の明後日」という意味を正しく教えた上で、このように申しておりました。
生粋の京都人の父は京都弁で次のように言っておりました。
「紺屋の明後日の本当の意味は云々だけどね、そう考えてはいけないよ。紺屋の明後日というのは少し日にちを長めに伝えても、できるだけ早めく相手様に真心を込めてお世話する事だと考えるといいよ。お約束よりも早めに真心をお伝えするのが、人としての礼儀なんだよ。」
この言い伝えは本来の意味を曲げてはおりますが、某氏を師事と仰ぎ、前向きで努力家の父らしい考え方だと今でも感じております。
以前、冷泉貴実子さんの『冷泉家八〇〇年の「守る力」』 を楽しみましたおり、著者は「こーと」という言葉を何度も使っておられました。この「こーと」という語も、父が度々口に致しておりました言葉でございます。
私は、わざとポジティブな方向に故意に転じ考えるように申した父の言葉「紺屋の明後日」と、人の深みを感じる「こーと」という言葉が、いまでも好きでございます。
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【嘘】と【八】がセットになっている事も多いですね。
「嘘のサンパチ」「嘘八百」「嘘っぱち」…「手八丁口八丁」って言うのも入れちゃっていいですか?
【八】って数で多いって意味もあるらしいので、嘘だらけなんでしょうかね。
その中で皆さんは「嘘のサンパチ」 って実際に聞いた事がありますか?
「嘘のサンパチ」「嘘の三八」
映画『ミナミの帝王』や漫才などで「嘘のサンパチ」って聞いた事があります。
「嘘の三八」のが3(三)と8(八)って何なのでしょう?
わたくしは「嘘のサンパチ」って漠然と嘘をつくときに使うことが多い数字が3(三)と8(八)だと思ってたんですけど…。
調べてみると、【嘘をつくときに使うことが多い数字が3と8】という意外にも説があるらしいんです。
「嘘のサンパチ」
家康入部の際、三河の八部と呼ばれた連中を伴って江戸の治安を任せた。
地方に残った八の連中は、代官が面倒がり厄介がる捕物の下請けをしていた。
これが、今も「嘘っ八」とか「嘘の三八」と云う言葉が今も残っている語源というのです。
また、言葉をかえると
上のように治安をまかせた連中の質が悪く、自分の気に入らぬものをどんどん捕まえて、拷問で自白させ、罪に処したため、「うその三八」という言葉ができたというのも出てきます。(八切止夫著の「任侠と仁義」)
こう読んでいても【三河の八部】ってなんぞい?みたいな疑問だらけわたくしなのですが…。
【村八部の起り】として『八切止夫集』「1091 論考・八切史観 3」というページを見つけました。
わたくしが民俗学の本あれこれで読みました【村八部】とはまた少し内容が違うのですが、『八切止夫集』「1091 論考・八切史観 3」記録させて頂きたいと思います。
1091 論考・八切史観 3(http://www.rekishi.info/library/yagiri/scrn2.cgi?n=1091)
『八切止夫集』より村八部の起り
頼山陽が門下生になり教えを受けた事もある備後神辺の儒者にして詩人でもあった
菅茶山は、文政10年(1827)年8月に死去する前に「福山風俗」「福山志科」
を書き残した。
その中に備後福山市東の三吉村に、
「三八という者らの住む地域あり。これ水野侯が福山十万石を賜る時、三河より伴い
きたりし八の者なれば、今も三八と名づく」と出ている。
この水野侯というのは「汝も光秀に肖るべし」と、家康から光秀遺愛の槍を貰った
寵臣で、大坂夏の陣の大和街道の指揮官を勤め、後の島原の乱にて討死にした板倉重
昌に代わって松平伊豆守が指揮をとっても不落と聞くや、老体に鞭打ち福山から駆け
つけ島原を落城させた水野勝成で、その三男も旗本に取り立てていたが、この倅が旗
本白束組の水野十郎左衛門である。
さて、この福山の三八について、「六郡志」に、
「三八は常に両刀を腰に帯び、牢番、警吏、拷問、処刑をなし、深津村專故寺の前に
て斬首をせしが、のち榎峠にてこれを行っていた」同地方の事を誌している。
また「備後御調史料」では、
「当地にては茶筅は竹細工をなすが、勧進ともよばれ代官役所の稲の坪切りをなし、
普段は捕縛術剣術の練習をなし常時代官の検覧をうく。また鎮守の祭礼には神輿の先
払いをなし、陣笠ぶっさき羽織にて両刀を帯び、手に六尺棒腰に十手をさした。三八
または八部衆ともいう」とでている。
これは「おどま勧進勧進」の五木の子守唄で知られるように、いわば「乞食」扱い
を蔭ではされながら、表向きは刀を二本さし代官直属として、気にくわぬ者はすぐ召
し捕ってしまい、でっちあげのように牢屋へ放り込んで断罪していた三八の風俗であ
る。今でも言われる「嘘の三八」とか「嘘っぱち」の語源かこれからだという。
さて、なぜ百姓が彼らを乞食扱いしたかというと、正規の扶持米ではなく、百姓か
ら役得のように米を巻き上げ、それで寄食していたせいである。
明治維新で薩摩出身の川路利良が邏卒総長となり、外遊後新しい制度を設けてから、
それまでの警察官であった三八が村内からつま弾きされてしまったのが、いわゆる今
も伝わる「村八分」の起こりなのである。
また、裏日本での「因幡志」にも、
「伯耆や因幡にては、元日、盆の十三日にはハチヤが唱門師のごとく各戸を廻り米穀
を貰い受く。平時は御目付役宅に出入りし、棒や十手をもって警邏をなし、軽罪はハ
チヤ預けといいて、彼らに歳月を限ってハチヤの奴僕とされた。」
とあるし、出雲などでは、
「文化4年(1807)松平出羽家書上書」という公儀へ提出の公文書もあり、それ
には、
「当家が雲州の拝領せし後、各郡ごとに「郡廻り鉢屋」を設け郡牢を一個所ずつ置き、
この鉢屋の頭は尼子時代の牢人の素性ゆえ「屋職(やかた)」とよばれ、その下に
「村受け鉢屋」があって、これが各村ごとに数戸ずつ配置され、担当区内の村民の非
違を司っていた。これは天領の大森町も同じで、他に一定地ごとに鉢屋の集落移住地
があり、ここでは常時、抜刀、柔術、棒術を修練。山陰地方にて名ある武芸者はみな
此処の出身なり」
堂々と書かれている。
しかし明治7年に警察制度が変革してからは、やはり村八分として追放された者が
多く、大正6年調査表の「島根県分布一覧」には僅かに、「鉢屋186戸、17
3戸、番太56戸、得妙3戸、茶筅30戸。計448戸」とある。
また尼戸の残党が村受け鉢屋や郡代鉢屋になった事の裏付け史料としては、
「昨十九日の合戦にて、鉢屋掃部ら鉄砲をもって敵を討取りし段は神妙に候」
「はちや、かもんら永々と篭城のところ、このたびも敵勢取りかかり押しよせし時も、
おおいに力戦奮闘、武辺をかざりしは神妙也」といった永禄8年4月20日、同10
月1日付の尼子義久の花押のある感状が、はちや衆かもん衆頭の、河本左京亮宛で現
存している。
「掃部頭」というと、今では井伊大老の事をすぐ連想するが、彼が公家を弾圧し安
政の大獄を指揮したのは彼個人のバイタリティーのみでなく、「公家に対する地家」
つまり「俘囚の末裔が武家である」という民族の血からの、反動的な圧迫だったとも
みられるのである。
それにもともと公家というのは、「よき鉄は釘にならず、よき人は兵にはならぬ」
というのを金科玉条となし、彼らが征服した原住系の末裔をもって兵役を課し、「夷
を以って夷を制す」となし、これが武家の起源であるが、差別の為か蔑視の理由によ
るか、そこまでは解明できないが「掃部頭」とか「内膳」「弾正」といった官名ぐら
い軽いものしか、武家には与えていない。「清掃人夫取り締まり」とか、「配膳係り
のボーイ」といった扱いだったのが前者の意味であり、後者は「糺」という文字も当
てられ「ただす」と訓されていた。これは唐から輸入された制度で天智帝の時に始ま
り、大宝令で法文化された延暦11年(792)に「弾正例八十三条」という当時の
刑事訴訟法が発布されたが、公家は、「兵になる事を嫌った」ごとく、「ただす役割」
もまた嫌って、これを原住系に押しつけた。「千金の子は盗賊に死せず」の精神なの
である。だから、よく映画や芝居で「おのれ、不浄役人め」とか「不浄な縄目にかか
るものか」と軽蔑した言葉が出てくるのは、つまり俘囚の子孫が役人だった事に起因
している。
だからして公家が織田信長の父信忠に「御所に献金したのは奇特である」と「弾正
忠」の官名をやったりしているのも、織田家というのは実は近江八田別所、昔の捕虜
収容所の血統だからである。
しかし、尾張の織田家を弾正にしたところで、京へ来て「御用、御用」と召し捕り
をやるわけではないから、その後は有名無実になってしまったが、明治2年5月に新
政府はこれを復興。同7月に弾正台京都出張本台、4年2月に弾正台京説摂出張巡察
所と、捕物機関を設けたが、後司法省に吸収され、なくなってしまった。
八切 止夫とは
八切 止夫(やぎり とめお、1914年12月22日?[1] - 1987年4月28日)は、歴史小説家。
日本シェル出版代表。
「八切史観」と呼ばれる独自の歴史観を展開した。
まぁ、それがどうした?というお話ではございまするが…
先日『たわいない数字の話』を記録しておりました事でございます。
今年読んであきれはてた「論理」も「根拠」も「数字的変化」も「具体的証拠」も何も無い料理駄本に時間をつぶし、へきへきとしていました。なので本日は嘘にからませて「嘘のサンパチ」を記録致しました。
嘘の三八か…
八八八八八八
ハハハハハハ
八八八八八八
ハハハハハハ
ぱちぱちぱち
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おわりん
みなさま
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お付き合い下さいまして、誠にありがとう存じます。
松下幸子氏『江戸料理読本』(ちくま学芸書)を読み始める。
この『江戸料理読本』が面白くてならない。
今までにも何冊かは江戸の食通がうならす料理や一般民衆の料理本を読んだことはある。そういった本も面白かった。
だが、今回の『江戸料理読本』は今のわたくしにとって、興味深いことがてんこもりで、抜き出すときりがない。
なので、来年の午年の馬の好きなニンジンにあやかって、【胡蘿蔔】(こらふ)だけ、下に記録した。
多くの気になる記述が書かれ、井波律子氏の時と同様、著者である松下幸子氏に対して読み始めてすぐにあこがれてしまった。
胡蘿蔔(こらふ)(ニンジン)についても書かれていた。
この【胡蘿蔔】が気にかかって仕方が無い。
【胡蘿蔔】は
胡と蘿蔔である。
【胡】はイランという意味があるので知り合いに尋ねてみると、
【胡蘿蔔】は
イランと大根
【蘿蔔】はペルシャ語で【大根】という意味と教えてくれる。
加えて
「胡はイランで蘿蔔は大根だから、西の方から伝わってきた根菜
(くらいの意味)。たぶん胡蘿蔔は中国のいい方だね。」
わたくしには皆目検討がつかないので【蘿蔔】をネットで検索した。
すると「季節の花300」様が
蘿蔔 (すずしろ)(大根)と載せて下さっていた。
季節の花300様、ありがとうございます☆
そしてその場で答えてくれる知り合いにも、普段より多く尊敬感がわいた^^
それ以上のことはわたくしにはわからないが、ニンジンは
ニンジンは原産地のアフガニスタン周辺で東西に分岐し、世界各地に伝播した。オランダを通りイギリスへと西方へ伝来しながら改良が行われた西洋系、中国を経て東方へと伝わったの東洋系の2種類に分類できる。東洋系は細長く、西洋系は太く短いが、ともに古くから薬や食用としての栽培が行われてきた。
日本への伝来は16世紀で、この頃は葉も根と同様に食用としていたが、明治時代以降では一般に根のみを食べるようになった。現在でも地域によっては、間引きのため抜去された株が葉を食べる商品として出荷されることがある。日本で江戸時代に栽培されていた品種は東洋系が主流だったが、栽培の難しさから生産量が減少し、西洋系品種が主流になっている。
(ウィキペディアによる)
イランでは日本で言うデザートニンジン(サラダニンジン)のような少し小さめで甘みのあるものが、45リットル以上に見えるカラフルなブニール織の袋の入れて持ち運ばれる。
スーパーの袋に満タン購入してもお安い。かわいらしく、マスコット人形になりそうなニンジン。
イランのバザールや繁華街のフレッシュジュース店でニンジンジュースを頼むと、デザートニンジンを十二、三本ジューサーのかけ、コップ一杯の甘いニンジン100パーセントジュースを楽しむことができる。これで。60円から100円くらい。
イランは食べ物に対して清潔な国の一つ。生野菜やフレッシュジュースを楽しんで、お腹を壊したことが無い。(ただしこれを読んで実行され、何かあっても責任は持たないので、各自のご判断にゆだねる)
来年は、午年
今回もとるに足りない中途半端なニンジンの話であった。
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だが、上に書いた松下幸子氏『江戸料理読本』(ちくま学芸書)は素晴らしい。
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松下 幸子 氏 まつした さちこ
1925年生れ。埼玉県さいたま市在住。47年、東京女子高等師範学校家政科卒業。埼玉師範学校、埼玉大学を経て、65年より千葉大学に在職し、教育学部助教授の後、同学部教授に。92年定年後より現職。そのほか大妻女子大学家政学部非常勤講師なども歴任。著書に『江戸料理読本』(82年、柴田書店)、『祝いの食文化』(91年、東京美術)、『図説江戸料理事典』(96年、柏書房)、共著に『再現江戸時代料理』(93年、小学館)、『料理いろは包丁』(94年、柴田書店)など多数。
「江戸食」は日本古来の和食の原点 松下 幸子 氏
今年も後一日半。
後はおせちやお掃除の総仕上げ。
時間を見つけては歌舞伎(テレビ)や本を楽しみたい。
今年読んだ本や観劇や他多くの記録ができてない。
せめて読んだ本の題名だけでも記録できれば良かったが、どうも時間切れのようだ…。
一部は来年にまわしたい^^
みなさま
お付き合い下さいまして、誠にありがとうございます。
感謝感謝です。
(写真は ウルミエコ。
雨水が混ざっていたせいか…?
不純物で黄色に変化していた部分。
見渡す限りでは極少で、珍しかった。)
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年末のお掃除がひと段落ついたので、12月の誕生石 を確かめてみた^^
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12月の誕生石
ターコイズ(トルコ石)、ジルコン、ラピスラズリ、ブルートパーズ
ジルコン…
ジルコン【zircon】…
ウィキペディアによると、ジルコンとは
風信子鉱(石)とも呼んだ。化学組成ZrSiO4の鉱物。
形態は四角柱状で,両端に錐面が発達し,また双晶となる場合も多い。
正方晶系に属する。比重4.2~4.8,モース硬度7~7.5。ただし後出のメタミクト状の場合は,比重,硬度とも低下することがある。
屈折率,分散ともに高く,透明のものは宝石とされる。
Zrの一部をU,Thで,Siの一部をPで置換することが多く,さらにZrがNb,Taなど,希土類元素により置換される場合もある。
【風信子鉱】で調べると、ジルコン(「ジルコン : 風信子鉱(Zircon))」と出てきた(^^)
http://www15.plala.or.jp/gemuseum/gmus-zrc.htm
名前と産状 (Name and Occurence) (「ジルコン : 風信子鉱(Zircon))」より引用)
ジルコンの名はアラビア語やペルシア語の ”ザルグン=金色・朱色” に由来し、2000年以上昔の紀元前からスリランカ産が広くアラビアやペルシアにまで伝わっていたことを物語ります。
橙色系のジルコンはヒアシンスと呼ばれ,日本名の風信子鉱とはその当て字ですが、何となく風情があって捨てがたい名前です。
ヒアシンスとはギリシア神話に出てくる美少年に因む花の名前ですが、現在普及している、ユリ科の球根の青、白、ピンク等の色のヒアシンスではありません。古代ギリシアでは菖蒲や杜若がヒアシンスと呼ばれていました。
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ジルコンは、古代からの産地であったスリランカの他に、カンボジアやタイ、ビルマ、ヴェトナム、オーストラリア等アジア各地が主産地でしたが,近年ではアフリカのケニアとタンザニア、ナイジェリア,ブラジル等世界各地から発見されるようになりました。
かつては強い煌きを示す無色透明なジルコンがダイアモンドの代用品として珍重されたこともありました。
しかし今日では合成宝石のキュービック・ジルコニアや、より鮮やかな色彩の宝石がいくらでもあるため、青い色以外のジルコンはコレクターの宝石となってしまいました。…?
ジルコンをウィキペディアで見てみました。その一部を記録しておきます。
ジルコン
ブラジル産
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 ZrSiO4
結晶系 正方晶系
色 褐色、橙色、緑色
ジルコンサンド
ジルコン(zircon)は、ケイ酸塩鉱物(ネソケイ酸塩鉱物)の一種。
化学組成は ZrSiO4、結晶系は正方晶系。
風信子鉱、ヒヤシンス鉱、風信子石ともいう。
産出地
火成岩中に微小な結晶として広く産する。
風化変質に強い鉱物なので、砕屑粒子として、砂岩などの堆積岩にも広く見られ、これをジルコンサンド(英語版)などと呼ぶ。
性質・特徴
通常、ZrSiO4に近い化学組成をもつが、…ハフノン(HfSiO4)となる。
微量成分として希土類元素や、ウラン、トリウムなどを含む。
ジルコンは、ウラン、トリウムに富み、鉛に乏しいので、ウラン・鉛法あるいはトリウム・鉛法の放射年代測定の対象鉱物として重要である。
フィッショントラック法による年代測定にも広く用いられる。
ダイヤモンド類似石として、古くから装飾用宝石として用いられている(合成品のキュービックジルコニアとは別)。
hafnon - HfSiO4
stetindite - Ce4+SiO4
トール石(thorite) - ThSiO4
トロゴム石(thorogummite) - Th(SiO4)1-x(OH)4x
ジルコン(zircon) - ZrSiO4
あら!SiO4!
SiO4
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SiO4 …きれいだね^^
SiO4画像だけで、小一時間楽しめそうだ^^
SiO4 …の画像を省略させて頂きますことを、お許し下さい
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ネットで遊んでいるとSiO2が出てきた☆
SiO2
シリカ
シリカゲル
終いにはSiO2とSiO4で頭が混乱してきた
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お正月、子供に訪ねてみよう^^;;
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みなさま
お付き合い下さいまして、ありがとうございます☆
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(写真は、アビヤネ村)
大和川沿いをミニバイクで走りました。
カワウが中州で休んでました。
羽を広げているもの、背を丸めているもの、
皆、羽をふくらませて空気をため、保温につとめている様でした。
今日は奈良の佐保川を歩きました。
雨上がりで、雨粒のついた草木が寒そうでした。
コートを着て歩いていますと、汗ばみます。
帰宅後歩数計をみると、一万歩を超えていました^^
本日も多くのみなさまにお越しいただき、感謝しております。
みなさま、誠にありがとうございます。
今年も残り十日余りとなりました。
寒さ厳しい毎日、そこそこのんびり元気良く、参りましょうね^^
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古今和歌集 339
年の果てによめる 詠み人知らず
あらたまの年のをはりになるごとに 雪もわが身もふりまさりつつ
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写真は、信貴山(奈良)の虎です^^
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大和川沿いをミニバイクで走りました。
カワウが中州で休んでました。
羽を広げているもの、背を丸めているもの、
皆、羽をふくらませて空気をため、保温につとめている様でした。
今日は奈良の佐保川を歩きました。
雨上がりで、雨粒のついた草木が寒そうでした。
コートを着て歩いていますと、汗ばみます。
帰宅後歩数計をみると、一万歩を超えていました^^
本日も多くのみなさまにお越しいただき、感謝しております。
みなさま、誠にありがとうございます。
今年も残り十日余りとなりました。
寒さ厳しい毎日、そこそこのんびり元気良く、参りましょうね^^
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古今和歌集 339
年の果てによめる 詠み人知らず
あらたまの年のをはりになるごとに 雪もわが身もふりまさりつつ
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写真は、信貴山(奈良)の虎です^^
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(イスタンブールで見かけた 壁)
ただいま、奈良ではおん祭りの最中でございます。
昨日は「松の下式」
本日は「御宴能」
毎年楽しみに致しております「御宴能」ではございますが、今年は風邪気味のため断念致しました。
今出かけるとなんとか間に合う時間でございますので、若干イライラしております(笑)
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いつも見て下さっておりますみなさまにお礼申し上げます。ありがとうございます。
そして、
ブログを休んだ頃や後日を見計らって コメントをいただいておりますみなさまに感謝申し上げます。
お気遣いいただき、ありがとうございます☆ お優しさが、心にしみいって参ります。みなさま、心より御礼申し上げます☆
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この冬は寒さがこたえます。
みなさま、くれぐれもお身体をご自愛下さいませ。
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あまりにも寒い季節なので、貫之さんの歌を…
古今和歌集 323
冬の歌とてよめる 紀 貫之
雪ふれば冬ごもりせる草も木も 春に知られぬ花ぞ咲きける
ただいま、奈良ではおん祭りの最中でございます。
昨日は「松の下式」
本日は「御宴能」
毎年楽しみに致しております「御宴能」ではございますが、今年は風邪気味のため断念致しました。
今出かけるとなんとか間に合う時間でございますので、若干イライラしております(笑)
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そして、
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お気遣いいただき、ありがとうございます☆ お優しさが、心にしみいって参ります。みなさま、心より御礼申し上げます☆
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この冬は寒さがこたえます。
みなさま、くれぐれもお身体をご自愛下さいませ。
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あまりにも寒い季節なので、貫之さんの歌を…
古今和歌集 323
冬の歌とてよめる 紀 貫之
雪ふれば冬ごもりせる草も木も 春に知られぬ花ぞ咲きける
外郎売
本文 読み
拙者親方と申すは、お立ち会いの中に、
御存知のお方も御座りましょうが、
御江戸を発って二十里上方、
相州小田原一色町をお過ぎなされて、
青物町を登りへおいでなさるれば、
欄干橋虎屋藤衛門、
只今は剃髪致して、円斎となのりまする。
元朝より大晦日まで、
お手に入れまする此の薬は、
昔ちんの国の唐人、
外郎という人、我が朝へ来たり、
帝へ参内の折から、
この薬を深く籠め置き、用ゆる時は一粒ずつ、
冠のすき間より取り出す。
依ってその名を帝より、
とうちんこうと賜る。
即ち文字には、
「頂き、透く、香い」と書いて
「とうちんこう」と申す。
只今はこの薬、
殊の外世上に弘まり、方々に似看板を出し、
イヤ、小田原の、灰俵の、さん俵の、炭俵のと、
色々に申せども、
平仮名をもって「ういろう」と記せしは、
親方円斎ばかり。
もしやお立ち会いの中に、熱海か塔ノ沢へ湯治にお出でなさるるか、
又は伊勢参宮の折からは、必ず門違いなされまするな。
お登りならば右の方、お下りなれば左側、
八方が八棟、表が三棟玉堂造り、
破風には菊に桐のとうの御紋を御赦免あって、
系図正しき薬でござる。
イヤ最前より家名の自慢ばかりを申しても、
御存知ない方には、正身の胡椒の丸呑み、白河夜船、
さらば一粒食べかけて、
その気見合いをお目にかけましょう。
先ずこの薬をかように一粒舌の上にのせまして、
腹内へ納めますると、
イヤどうも云えぬは、胃、心、肺、肝がすこやかになりて、
薫風喉より来たり、口中微涼を生ずるが如し、
魚鳥、茸、麺類の食合わせ、其の他、万病速効ある事神の如し。
さて、この薬、第一の奇妙には、
舌のまわることが、銭ゴマがはだしで逃げる。
ひょっとしたがまわり出すと、矢も盾もたまらぬじゃ。
そりゃそら、そらそりゃ、まわってきたわ、まわってくるわ。
アワヤ咽、さたらな舌にカ牙サ歯音、
ハマの二つは唇の軽重、開合さわやかに、
あかさたなはまやらわ、おこそとのほもよろを、
一つへぎへぎに、へぎほしはじかみ、
盆まめ、盆米、盆ごぼう、摘立、摘豆、つみ山椒、
書写山の社僧正、
粉米のなまがみ、粉米のなまがみ、こん粉米の小生がみ、
繻子ひじゅす、繻子、繻珍、
親も嘉兵衛、子も嘉兵衛、親かへい子かへい、子かへい親かへい、
古栗の木の古切口。
雨合羽か、番合羽か、貴様のきゃはんも皮脚絆、我等がきゃはんも皮脚絆、
しっかわ袴のしっぽころびを、三針はりなかにちょと縫うて、ぬうてちょとぶんだせ、
かわら撫子、野石竹。
のら如来、のら如来、三のら如来に六のら如来。
一寸先のお小仏におけつまずきゃるな、細溝にどじょにょろり。
京のなま鱈奈良なま学鰹、ちょと四、五貫目、
お茶立ちょ、茶立ちょ、ちゃっと立ちょ、茶立ちょ、
青竹茶せんでお茶ちゃと立ちゃ。
来るは来るは何が来る、高野の山のおこけら小僧。
狸百匹、箸百膳、天目百杯、棒八百本。
武具、馬具、ぶぐ、ばぐ、三ぶぐばぐ、合わせて武具、馬具、六ぶぐばぐ。
菊、栗、きく、くり、三菊栗、合わせて菊栗六菊栗、
麦、ごみ、むぎ、ごみ、三むぎごみ、合わせてむぎ、ごみ、六むぎごみ。
あの長押の長薙刀は、誰が長薙刀ぞ。
向こうの胡麻がらは、えのごまがらか、あれこそほんの真胡麻殻。
がらぴい、がらぴい風車、
おきゃがれこぼし、おきゃがれ小坊師、ゆんべもこぼして又こぼした。
たあぷぽぽ、たあぷぽぽ、ちりから、ちりから、つったっぽ、
たっぽたっぽの一丁だこ、
落ちたら煮て食お、煮ても焼いても食われぬものは、
五徳、鉄きゅう、かな熊童子に、石熊、石持、虎熊、虎きす、
中にも、東寺の羅生門には、茨城童子がうで栗五合つかんでおむしゃる、
かの頼光のひざもと去らず。
鮒、きんかん、椎茸、定めて後段な、そば切り、そうめん、
うどんか、愚鈍な子新発地。
小棚の、小下の、小桶に、こ味噌が、こ有るぞ、
小杓子、こ持って、こすくって、こよこせ、おっと合点だ、
心得たんぼの川崎、神奈川、程ヶ谷、戸塚は、走って行けば、
やいとを摺りむく、三里ばかりか、藤沢、平塚、大磯がしや、
小磯の宿を七つ起きして、
早天早々、相州小田原とうちん香、
隠れござらぬ貴賤群衆の花のお江戸の花ういろう。
あれあの花を見てお心をおやわらぎやという。
産子、這子に至るまで、
この外郎のご評判、ご存じないとは申されまいまいつぶり、
角出せ、棒出せ、ぼうぼうまゆに、臼、杵、すりばち、ばちばちぐわらぐわらぐわらと、
羽目をはずして今日お出でのいずれも様に、
上げねばならぬ、売らねばならぬと息せい引っぱり、
東方世界の薬の元締め、薬師如来も照覧あれと、
ホホ敬って、ういろうは、いらっしゃりませぬか。
せっしゃおやかたともうすは、
おたちあいのうち(なか)に、
ごぞんじのおかたもござりましょうが、
おえどをたってにじゅうりかみがた、
そうしゅうおだわらいっしきまちをおすぎなされて、
あおものちょうをのぼりへおいでなさるれば、
らんかんばしとらやとうえもん、
ただいまはていはついたして、
えんさいとなのりまする。
がんちょうより
おおつごもりまで、
おてにいれまするこのくすりは、
むかしちんのくにのとうじん、
ういろうというひと、わがちょうへきたり、
みかどへさんだいのおりから、
このくすりをふかくこめおき、
もちゆるときはひとつぶずつ、
かんむりのすきまよりとりいだす。
よってそのなをみかどより、
とうちんこうとたまわる。
すなわ(は)ちもんじには、
「いただき、すく、におい」とかいて
「とうちんこう」ともうす。
ただいまはこのくすり、
ことのほかせじょうにひtろまり、ほうぼうににせかんばんをいだし、
いや、おだわらの、はいだわらの、さんだわらの、すみだわらのと、
いろいろのもうせども、
ひらがなをもって「ういろう」としるせしは
おやかたえんさいばかり。
もしやおたちあいのうち(なか)に、あたみかとうのさわへとうじにおいでなさるるか、
またはいせさんぐうのおりからは、かならずかどちがいされますな。
おのぼりならばみぎのかた、おくだりなればひだりがわ、
はっぽうがやつむね、おもてがみつむねぎょくどうづくちり、
はふにはきくにきりのとうのごもんをごしゃめんあって、
けいずただしきくすりでござる。
いやさいぜんよりかめいのじまんばかりをもうしても、
ごぞんじ(の)ないかたには、しょうしんのこしょうのまるのみしらかわよふね、
さればいちりゅうたべかけて、
そのきみあいをおめにかけましょう。
まずこのくすりをかようにひとつぶしたのうえにのせまして、
ふくないへおさめますると、
いやどうもいえぬは、い、しん、はい、かんがすこやかになりて、
くんぷうのんどよりきたり、こうちゅうびりょをしょうずるがごとし、
ぎょちょう、きのこ、めんるいのくいあわせ、そのほか、まんびょうそっこうあることかみのごとし。
さて、このくすり、だいいちのきみょうには、
したのまわることが、ぜにごまがはだしでにげる。
ひょっとしたがまわりだすと、やもたてもたまらぬじゃ。そりゃそら、
そらそりゃ、まわってきたわ、まわってくるわ。
あわやの(ん)ど、さたらなしたにかげさしおん、
はまのふたつはくちびるのけいちょう、かいごうさわやかに、あかさたなはまららわ、おこそとのほもよろを、
ひとつへぎへぎに、へぎほしはじかみ、
ぼんまめぼんごめ、ぼんごぼう、つみたで、つみまめ、つみざんしょ、
しょしゃざんのしゃそうじょう、
こごめのなまがみ、こごめのなまがみ、こんこごめのこなまがみ、
しゅすひじゅす、しゅす、しゅちん、
おやもかへえ、こもかへえ、おやかひこかへい、こかへいおやかへい、
ふるくりにきのふるきりく(ぐ)ち。
あまがっぱか、ばんがぱか、きさまのきゃはんもかわぎゃはん、われらがきゃはんもかわぎゃはん、
しっかわばかまのしっぽころびを、みはりはりなかにちょとぬうて、ぬうてちょとぶんだせ、かわらなでしこ、の ぜきちく。のらにょらい、のらにょらい、みのらにょらいにむのらにょらい。
ちょっとさきのおこぼとけにおけつまずきゃるな、ほそどぶにどじょにょろり。
きょうのなまだらならなまがつお、ちょっとし、ごくぁんめ、おちゃたちょ、ちゃたちょ、ちゃっとたちょ、ちゃ たちょ、
あおだけちゃせんでおちゃちゃとたちゃ。
くるはくるはなにがくる、こうやのやまのおこけらこぞう。
たぬきひゃっぴき、はしひゃくぜん、てんもくひゃっぱい、ぼうはっぴゃっぽん。
ぶぐ、ばぐ、ぶぐ、みぶぐばぐ、あわせてぶぐ、ばぐ、むぶぐばぐ。
きく、くり、きく、くり、みきくくり、あわせてきくくりむきくくり、
むぎ、ごみ、むぎ、ごみ、みむぎごみ、あわせてむぎ、ごみ、むむぎごみ。
あのなげしのながなぎなたは、たがながなぎなたぞ。
むこうのごまがらは、えのごまがらか、あれこそほんのまごまがら。
がらぴい、がらぴいかざぐるま、
おきゃがれこぼし、おっきゃがらこぼうし、ゆんべもこぼしてまたこぼした。
たぷぽぽ、たぷぽぽ、ちりから、ちりから、つったっぽ、たっぽたっぽのいっちょうだこ、おちたらにてくお、に てもやいてもくわれぬものは、
ごとく、てっきゅう、かなく(ぐ)まどうじに、いしくま、いしもち、とらくま、とらきす、なかにも、とうじのら しょうもんいは、いばらぎどうじがうでぐりごんごうつかんでおむしゃる、
かのらいこうのひざもとさらず。
ふなきんかん、しいたけ、さだめてごたんな、そばきり、そうめん。うどんか、ぐどんなこしんぼち。
こだなの、こしたの、こおけに、こみそが、こあるぞ、こしゃくし、こもって、こすくって、こよこせ、おっとが ってんだ、
こころえたんぼのかわさき、かながわ、ほどがや、とつ(づ)かは、はしってゆけば、
やいとをすりむく、さんりばかりか、ふじさわ、ひらつか、おおいそがしや、
こいそのたどをななつおきして、
そうてんそうそう、そうしゅうおだわらとうちんこう、
かくれござらぬきせんぐんじゅ(しゅ)のはなのおえどのはなういろう。
あれあのはなをみておこころをおやわらぎやという。
うぶこはうこにいたるまで、
このういろうのごひょうばん、ごぞんじないとはもうされまいまいぶり、
つのだせ、ぼうだせ、ぼうぼうまゆに、うす、きね、すりばち、ばちばちぐわらぐわらぐわらと、
はめをはずしてこんにちおいでのいずれもさまに、
あげねばならぬ、うらねばならぬといきせいひっぱり、
とうほうせかいのくすりのもとじめ、やくしにょらいもしょうらんあれと、
ほほうやまって、ういろうは、いらっしゃりませぬか。
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「ういろう売本文」 様よりお借り致しました
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ありがとうございました☆
『名作歌舞伎全集 全巻』か、岩波新日本古典文学大系、岩波新日本古典文学大系の「歌舞伎十八番」のどれかに『外郎売』が載っているとたかをくくっていたが、全て載ってなかった。ショックは大きい!
仕方が無いので松竹座下の書店で購入した『名作歌舞伎辞典』を見れば、たいへん簡単な説明が載っていた。
なので、ネットで検索させて頂きました。たぶん以前にも載せていたとは思うのですが、今回は新たな気持ちで色々な役者さんのまねをして声に出して楽しみたいと思います^^
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十二月の異名
【師走】 しわす
日本では、旧暦12月を師走(しわす)または極月(ごくげつ、ごくづき)と呼ぶ。
現在では師走は、新暦12月の別名としても用いれる。
その由来は僧侶(師は、僧侶の意)が仏事で走り回る忙しさ(平安後期編『色葉字類抄』)からという平安期からの説がある。
また、言語学的な推測として「年果てる」や「し果つ」等から「しわす」に変化したなどという説もある。
(ウィキペディア)
【弟月】 おとづき
陰暦12月の異称。
おとうづき。おととづき。
(デジタル大辞典)
【臘月】ろうげつ
陰暦12月の異称。《季 冬》
(デジタル大辞典)
【歳暮】
1)年のくれ。歳末。年末。
2)歳末に、その年世話になった人などに贈る贈り物。おせいぼ。[季]冬。
(三省堂大辞典)
【春待月】はるまちづき
陰暦12月の異称。
(デジタル大辞典)
【氷月】ひょうげつ・ひづき
12月の異名の一つである。
(ニコニコ大百科)
【建丑月】けんちゅうげつ
三正(さんせい)とは、中国戦国時代に唱えられた年始をどこに置くかについての3種類の考え方、夏正(かせい)・殷正(いんせい)・周正(しゅうせい)を総称したもの。
夏王朝・殷王朝・周王朝における暦(夏暦・殷暦・周暦)で用いられていたと主張され、 それぞれ建寅・建丑・建子の月を正月とし、その朔日を年始とした。
建寅・建丑・建子とは、月建と呼ばれるもので12ヶ月に十二支を配当したものであり、冬至を含む月を建子の月とした。
(ウィキペディア)
【極月】ごくげつ
12月の異称。しわす。ごくづき。《季 冬》
(goo辞書)
【限月】げんげつ
オプション取引や先物取引の期限が、満了となる月のこと。
取引期限の月のこと。
日本のオプション取引は毎月が限月となり、先物取引は、債券、株式共に3、6、9、12月が限月となる。
先物取引においては、このように取引の期限が違っている5つの取引が常に同時進行で売買されており、期限が満了となる月の中で最も期限日が近い限月のことを当限といって、中でも取引が集中する。
当限の買い建てや売り立ては最終決済日に消滅する。そのため、次の限月以降も買い建てや売り建てができるように、期限を乗り換える行為をロールオーバーという。ロールオーバーされると、翌営業日に一番期限の長い月の取引が新たに始まることになる。各限月の最終日には特別清算指数(Special Quotation)が算出されるため、その前に先物を一旦買い戻し、その後の先物を新しく売る。特別清算指数は、先物やオプション取引における最終的な決算を行うための価格を意味している。ロールオーバーの進み具合によって、決済が済んでいない商品の売り建て玉や買い建て玉が増減するため、特別清算指数前と当日の動きが注目される。
(マネー辞典)
【親子月】おやこづき
陰暦12月の異称。
(goo辞書)
【晩冬】ばんとう
1 冬の終わり。《季 冬》
2 陰暦12月の異称。
(goo辞書)
【黄冬】おうとう
陰暦12月の異称。
(デジタル大辞典)
【暮来月】くれこづき
陰暦12月の異称。
(デジタル大辞典)
他
メメント・モリ(羅: memento mori)
ウィキペディアより▼
メメント・モリ(羅: memento mori)は、ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句。
「死を記憶せよ」などと訳される。芸術作品のモチーフとして広く使われ、「自分が死すべきものである」ということを人々に思い起こさせるために使われ、日本語直訳では「死を思え」、意訳では「死生観」と言える。
ニコニコ大百科より▼
メメント・モリ(memento mori)とは、ラテン語の警句。
直訳すれば「死を想え」または「死を憶(おも)え」、意訳するなら「死生観」とも。
簡単に言えば「(自身にいつか必ず訪れる)死を忘れるな」といった意味である。
以下省略
(写真は奈良 頭塔の石仏)
鴻鵠の志 青雲の志 風雲の志
とある本を読んでいる途中のこと
鴻鵠の志 青雲の志 風雲の志 が
ふと気になったので、
昼食時間を惜しんで調べる。
(身に余る喜び?…て、どういう意味やのん?
)
ダイエットできて、一石二鳥
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鴻鵠の志 青雲の志 風雲の志
【凌雲の志】(りょううんのこころざし)
凌雲の志とは、俗世間を超越した高い志のこと。また、出世をしようとする志のこと。
「凌雲」とは、雲をしのぐほど高くぬきんでること。
「陵雲の志」とも書く。
出典 『漢書』
「凌」とは
1 上に出る。こえる。しのぐ。「凌雲・凌駕(りょうが)」
2 相手を踏みつけにする。「凌辱」
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【青雲の志】(せいうんのこころざし)
青雲の志とは、立身出世して高い地位につこうとする志。また、行いを清くしようとする心。
王勃『滕王閣序』にある「窮しては且に益堅ならんとして、青雲の志を落とさず(貧乏していてもその志はますます高く、高位高官を得たいという志を失わないようにするの意味)」に基づく。
「青雲」とは、高く晴れた空の意味から、高位高官、立身出世のたとえ。
出典 王勃『滕王閣序』
「青」とは
色名の一つ。JISの色彩規格では「あざやかな青」としている。一般に、よく晴れた日中の青空や海の色をさす。
概念としては幅広い色を含み、藍あい色、浅葱あさぎ色、群青ぐんじょう色、紺色、縹はなだ色など青系統の色の総称でもある。
中国から伝えられた五行説では「木火土金水」の「木」に相当し、季節では春を表す。これが「青春」という言葉となった。
この五行説の青は木の葉の色である緑色をも含んでおり、それを青葉というなど現代に引き継がれている。
また、赤、緑とともに光の三原色の一つ。
印刷で用いる色の三原色はマゼンタ、イエロー、シアンだが、シアンは「青」と訳される。
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【風雲の志】(ふううんのこころざし)
竜が風や雲を得て昇天するように、機会を得て大功を立てたり、立身出世したりしようとする志。
「風」とは
[音]フウ(漢) フ(呉) [訓]かぜ かざ ふり
「【風】フウ」とは
1 大気の動き。かぜ。「風雨・風車・風速・風力/寒風・逆風・薫風・光風・疾風(しっぷう)・秋風・順風・旋風・台風・通風・東風(とうふう)・突風・熱風・爆風・微風(びふう)・防風・暴風・無風・涼風」
2 人々に影響を与えてなびかせること。感化力。また、習わしや様式。「風紀・風教・風習・風俗・風潮/悪風・遺風・淫風(いんぷう)・家風・画風・学風・気風・矯風・古風・校風・作風・淳風(じゅんぷう)・新風・美風・弊風・洋風」
3 それとなく伝わること。「風説・風評・風聞」
4 (「諷(ふう)」と通用)遠回しに言う。「風刺・風喩(ふうゆ)」
5 姿やようす。「風格・風景・風光・風采(ふうさい)・風体(ふうてい)/威風・好風」
6 味わい。おもむき。「風趣・風致・風味・風流」
7 詩歌。民謡風のうた。「風騒/国風」
8 病気。「風疾・風邪(ふうじゃ)・風疹(ふうしん)/中風・痛風・破傷風」
9 さかりがつく。「風馬牛」
「【風】フ」とは
1 かぜ。「屏風(びょうぶ)」
2 おもむき。「風情(ふぜい)」
〈かぜ〉「秋風・神風・北風・潮風・波風・松風」
〈かざ〉「風上・風車」
[難読]追風(おいて)・風邪(かぜ)・東風(こち)・微風(そよかぜ)・手風(てぶり)・南風(はえ)・疾風(はやて)・風信子(ヒヤシンス)
「【風】かぜ」
[名]
1 空気のほぼ水平方向の運動。風向と風速で動きを表す。山谷風・海陸風のような小規模のものから、中規模の季節風、大規模な偏西風・貿易風などがある。「―が吹く」「涼しい―に当たる」「テントが―をはらむ」
2 その身に感じられる人々のようす。「浮世の―は冷たい」「娑婆(しゃば)の―」
3 寄席芸人用語で、扇子のこと。
4 (多く「風邪」と書く)鼻・のど・気管などのカタル性炎症。くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・のどの痛み・咳(せき)・痰(たん)や発熱・頭痛・倦怠感(けんたいかん)などの症状がみられ、かぜ症候群ともいう。感冒。ふうじゃ。「―をひく」《季 冬》「縁談や巷(ちまた)に―の猛(たけ)りつつ/草田男」
5 風習。習わし。「久方の月の桂も折るばかり家の―をも吹かせてしかな」〈拾遺・雑上〉
[接尾]名詞に付いて、そぶり、ようす、わざとらしい態度などの意を表す。「先輩―を吹かす」「臆病―に吹かれる」
「【風】ふう」
1 ある地域・社会などの範囲内で一般に行われている生活上の様式。また、やり方・流儀。風俗・習慣。ならわし。「都会の―になじむ」「昔の―を守る」「武家の―」
2 人や物の姿・かっこう。なり。風体。「医者の―を装う」
3 それらしいようす。ふり。「知らない―をする」「気どった―」
4 世間への体裁。聞こえ。「隣近所へ―の悪い思いをする」〈近松秋江・別れたる妻に送る手紙〉
5 性格の傾向。性向。「人を疎んじる―がある」
6 「詩経」の六義(りくぎ)の一。諸国の民衆の間で作られた詩歌。
7 名詞に付いて、そういう様式である、そういう外見である、その傾向がある、などの意を表す。「地中海―の料理」「アララギ―の短歌」「役人―の男」
「【風】かざ」
[語素]《「かぜ(風)」の、複合語を作るときの形》他の語の上に付いて、「かぜ」の意味を表す。「―車(かざぐるま)」「―上(かざかみ)」「―穴(かざあな)」
「【○風】て」
[語素]動詞の連用形や形容詞の語幹などに付いて、そのような風(かぜ)である意を表す。「追い―」「疾(はや)―」
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鴻鵠の志 青雲の志 風雲の志いずれも 用例として
「青雲の志をいつまでも抱き続ける人生でありたい」
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鴻鵠の志 青雲の志 風雲の志
とある本を読んでいる途中のこと
鴻鵠の志 青雲の志 風雲の志 が
ふと気になったので、
昼食時間を惜しんで調べる。
(身に余る喜び?…て、どういう意味やのん?
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ダイエットできて、一石二鳥
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鴻鵠の志 青雲の志 風雲の志
【凌雲の志】(りょううんのこころざし)
凌雲の志とは、俗世間を超越した高い志のこと。また、出世をしようとする志のこと。
「凌雲」とは、雲をしのぐほど高くぬきんでること。
「陵雲の志」とも書く。
出典 『漢書』
「凌」とは
1 上に出る。こえる。しのぐ。「凌雲・凌駕(りょうが)」
2 相手を踏みつけにする。「凌辱」
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【青雲の志】(せいうんのこころざし)
青雲の志とは、立身出世して高い地位につこうとする志。また、行いを清くしようとする心。
王勃『滕王閣序』にある「窮しては且に益堅ならんとして、青雲の志を落とさず(貧乏していてもその志はますます高く、高位高官を得たいという志を失わないようにするの意味)」に基づく。
「青雲」とは、高く晴れた空の意味から、高位高官、立身出世のたとえ。
出典 王勃『滕王閣序』
「青」とは
色名の一つ。JISの色彩規格では「あざやかな青」としている。一般に、よく晴れた日中の青空や海の色をさす。
概念としては幅広い色を含み、藍あい色、浅葱あさぎ色、群青ぐんじょう色、紺色、縹はなだ色など青系統の色の総称でもある。
中国から伝えられた五行説では「木火土金水」の「木」に相当し、季節では春を表す。これが「青春」という言葉となった。
この五行説の青は木の葉の色である緑色をも含んでおり、それを青葉というなど現代に引き継がれている。
また、赤、緑とともに光の三原色の一つ。
印刷で用いる色の三原色はマゼンタ、イエロー、シアンだが、シアンは「青」と訳される。
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【風雲の志】(ふううんのこころざし)
竜が風や雲を得て昇天するように、機会を得て大功を立てたり、立身出世したりしようとする志。
「風」とは
[音]フウ(漢) フ(呉) [訓]かぜ かざ ふり
「【風】フウ」とは
1 大気の動き。かぜ。「風雨・風車・風速・風力/寒風・逆風・薫風・光風・疾風(しっぷう)・秋風・順風・旋風・台風・通風・東風(とうふう)・突風・熱風・爆風・微風(びふう)・防風・暴風・無風・涼風」
2 人々に影響を与えてなびかせること。感化力。また、習わしや様式。「風紀・風教・風習・風俗・風潮/悪風・遺風・淫風(いんぷう)・家風・画風・学風・気風・矯風・古風・校風・作風・淳風(じゅんぷう)・新風・美風・弊風・洋風」
3 それとなく伝わること。「風説・風評・風聞」
4 (「諷(ふう)」と通用)遠回しに言う。「風刺・風喩(ふうゆ)」
5 姿やようす。「風格・風景・風光・風采(ふうさい)・風体(ふうてい)/威風・好風」
6 味わい。おもむき。「風趣・風致・風味・風流」
7 詩歌。民謡風のうた。「風騒/国風」
8 病気。「風疾・風邪(ふうじゃ)・風疹(ふうしん)/中風・痛風・破傷風」
9 さかりがつく。「風馬牛」
「【風】フ」とは
1 かぜ。「屏風(びょうぶ)」
2 おもむき。「風情(ふぜい)」
〈かぜ〉「秋風・神風・北風・潮風・波風・松風」
〈かざ〉「風上・風車」
[難読]追風(おいて)・風邪(かぜ)・東風(こち)・微風(そよかぜ)・手風(てぶり)・南風(はえ)・疾風(はやて)・風信子(ヒヤシンス)
「【風】かぜ」
[名]
1 空気のほぼ水平方向の運動。風向と風速で動きを表す。山谷風・海陸風のような小規模のものから、中規模の季節風、大規模な偏西風・貿易風などがある。「―が吹く」「涼しい―に当たる」「テントが―をはらむ」
2 その身に感じられる人々のようす。「浮世の―は冷たい」「娑婆(しゃば)の―」
3 寄席芸人用語で、扇子のこと。
4 (多く「風邪」と書く)鼻・のど・気管などのカタル性炎症。くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・のどの痛み・咳(せき)・痰(たん)や発熱・頭痛・倦怠感(けんたいかん)などの症状がみられ、かぜ症候群ともいう。感冒。ふうじゃ。「―をひく」《季 冬》「縁談や巷(ちまた)に―の猛(たけ)りつつ/草田男」
5 風習。習わし。「久方の月の桂も折るばかり家の―をも吹かせてしかな」〈拾遺・雑上〉
[接尾]名詞に付いて、そぶり、ようす、わざとらしい態度などの意を表す。「先輩―を吹かす」「臆病―に吹かれる」
「【風】ふう」
1 ある地域・社会などの範囲内で一般に行われている生活上の様式。また、やり方・流儀。風俗・習慣。ならわし。「都会の―になじむ」「昔の―を守る」「武家の―」
2 人や物の姿・かっこう。なり。風体。「医者の―を装う」
3 それらしいようす。ふり。「知らない―をする」「気どった―」
4 世間への体裁。聞こえ。「隣近所へ―の悪い思いをする」〈近松秋江・別れたる妻に送る手紙〉
5 性格の傾向。性向。「人を疎んじる―がある」
6 「詩経」の六義(りくぎ)の一。諸国の民衆の間で作られた詩歌。
7 名詞に付いて、そういう様式である、そういう外見である、その傾向がある、などの意を表す。「地中海―の料理」「アララギ―の短歌」「役人―の男」
「【風】かざ」
[語素]《「かぜ(風)」の、複合語を作るときの形》他の語の上に付いて、「かぜ」の意味を表す。「―車(かざぐるま)」「―上(かざかみ)」「―穴(かざあな)」
「【○風】て」
[語素]動詞の連用形や形容詞の語幹などに付いて、そのような風(かぜ)である意を表す。「追い―」「疾(はや)―」
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鴻鵠の志 青雲の志 風雲の志いずれも 用例として
「青雲の志をいつまでも抱き続ける人生でありたい」
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『ビルの一角にある小さなレストランで、壁の動きが、今日も一つ増えたと確認するボーイ。』
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写真は白菊。
多少遊んであげますと、植物の跡形もなく、別の生命体が生まれます。
東京目黒の某博物館を思い出しそうなのをぐっとこらえましょう。
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柑橘系のブルーソースでさっぱりと仕上げてみました。
アルファルファーとフォアグラ、或は、エシャロットとラム肉にのせさせていただきます。
どちらのお料理ををご所望でございますか?
エシャロットとラム肉になさいますか?
旦那様、お目が高い。
実はわたくしも、こちらをお選びになられるのではないかと思い、ラムには目隠しをして蜂蜜といつ後で育ってあげました。
ブルーソースを控え目にかけてさぁ!召し上がれ。
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ただこのお食事を食べにあたっては、一つ注意がございます。
このお料理を食べる前には水温13度日保った水とバジルを口に含ませ、人の持つ虚栄心と傲慢という名の汚れを浄化させてから、お召し上がり下さいませ。
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また、ワインのそばに無造作におかれておりますラムレーズンとは、お顔を合わされない方がよろしいかと思われます。
メインディッシュに向かってホークとナイフをもたれますと、、ラムレーズンのレーズン部分が巨大化し、あなた様を睨みつける恐れがないとも限りません。
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目は邪気をはらうとお申します。
水温13度日保った水とバジルを口に含んだくらいでは、効果が薄く、魔力を持った目はあなた様自身を壁へと突き飛ばし、あなたの存在さえも消し去ってしまわないとも言い切れません。
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そして、部屋の片隅からあなた様の声がかすかに風に紛れ込んで聞こえてくるでしょう。
「出してくれ、ここから出してくれ。」
そしてわたくしは確認するのです。
壁の動きが、今日も一つ増えたと…。
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皆様、ご来場ありがとうございます。
これからもヨロシクお願い申し上げます。
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『壁と。』
僕は壁、君は人
人間は人間であって、人ではない。
人は人であり、人間でもありうる。
そこなんだ。
僕がおりしも問題としている点は。
人間という輪郭の中にいる奴らは、こことに壁をはりめぐらしているのさ。
だから人間って奴は壁と同化しちまうんだ。
壁の一部に変化した方を見て、彼ら安堵感を感じ取る。
同時に、得体の知れない金属恩で、こう叫ぶのさ。
「俺って、自由じゃん」
そう…。勝手な解釈で希望的観測を試みる間にも、体はどんどんどんどんと壁の一部になっちまうのさ。
話し続けていた彼の金属音は言葉にならなくなり、やがて言葉さえもうしなっちまう。
これが本当の恐ろしさ。
恨み辛みそしりねたみ
そんなねどねどとした見るに耐えない感情が、渦巻き上の内部にどんどんと巻き込まれ到着するとしよう。
中は光で眼を開けられやしない。
真っ白な感覚は一瞬静止したかと思うと、渦巻き上を逆流し、自由の世界に姿を見せるのさ。
そう、もう君は間違いなく壁の一部なんだよ。
君のいいたいことは、僕にだってわかるよ。
そうなんだね、
君は魚になって、自由に海を川を湖を泳いでみたいんだね。
壁の中じゃだめかい?
毎日社章をつけ満員電車に揺られ、上等のスーツに他人の鞄で引っ掛けられないように、周囲を気にしながら、二時間かけて会社に到着。自分の彼女にはならないかわいい受付の子たちと、満面の笑みで挨拶。至福のひとときだね。
再三の注意をはらってミスの無いように確認に確認の上、神経をすり減らしてへとへとになって大きな数字を動かす。正確に山積みの資料を頭で考え、感覚的に量をこなす。こなしてあたりまえ。ミスは許されないのさ。これがやりがいとも、人は言うがね。
ドキドキした気持ちを胸にしまったまま、昼には社内食堂で四角形のトレイを持って、順番を待つのさ。 フライか魚か肉を選べる自由だ。あきれ果てた自由だ。
これでもぼくは自由って呼べるんだと思うかい?君は僕のよう名自由を勝ち得たいか?
君は壁と同化して入るが、内部で考えることにおいては、誰がどう思おうとも他人様から見れば真の自由なのだよ。それなのに、君は僕と、この境遇を取り替えたいとでもいうのかね?
失礼。僕はもう戻らなきゃならない。税務署調査が入るんでね。
税務署の連中には心象良く挨拶しなければならないのがお決まりなんだよ。
次がやっかいだ。このところ蚕の輸入が芳しく無くて数字を振るわない古尾君のレポを見なきゃならないし、人員削除蚕問題、いやちがった解雇問題会議にも出席しなければならないんだ。
会議っていう奴は厄介で、意図的に糸をはくと絡めとられて染料につけられ社訓になじむいうに機械織りされちまうんだ。これって怖いだろう? 怖いから「無言」「うなずく」「無言」「うなずく」。だから世の中はいつまでたって閉鎖的なんだ。
僕は壁と同化することさえ許されず人としていかされることもなく、人間と人間の間でうごめく一個のコマなんだ。
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どう、
君!替えてみる? 壁とコマ
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