乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『形の美とは何か』   三井秀樹 著  NHK BOOKS 882

2007-11-08 | 読書全般(古典など以外の一般書)

( 写真は9月19日と21日に行く。

 ここの遺跡はイランのナクシェ・ロスタムにある 浮き彫り。

 形が決まっていて、これまた格好が良い。

 歌舞伎の形を見ているようで、心がときめく。

 

 ここでも夫は仕事に没頭。

 はじめに行った日のこと。

「太陽光がきつくてだめだな。 

と、ここの遺跡も二度訪れる。

 この写真は二回目(21日)。朝の8時半頃に撮ったもの。

 9月のイランの日差しとしては、柔らかな時間である。   )

 

 

記録だけ  2007年度 92冊目          

 

   『形の美とは何か』      

                                                        

 三井秀樹 著

 日本放送出版協会(刊)

 NHK BOOKS 882

 2000年3月20日  238ページ 920円 +税 

 

 

 歌舞伎の好きな私は、歌舞伎の形というものが好きである。

 また絵画や映画を観ていても、構図といったものに心惹かれる。

 形についてもう少し知りたいと思い、『形の美とは何か』 を読む。

 しかしこの本は私の思っていた単純な内容ではなかった。

 

 黄金比やシンメトリーの幾何学的法則など興味深い内容が多い。

 日本やイランや中国、エジプト等の文様も多く例にとって、分かりやすく説明。

 茶の湯にも通じるような 日本の好む 一見規則性のないように思える いびつな美にも規則性があり、計算され証明されているとのこと。

 この本は、内容が面白い。

 形に興味のある方には お勧めします。

 

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いつか読書する日

2007-11-08 | 映画

(写真は 紅葉で有名な龍田川でみた、鳥の乱舞です。

 

      鳥舞いて  楓はにかむ  たつた川      乱鳥     )

 

 

記録感想だけ

  いつか読書する日

 

 満足度 ★★★★★

 感動度  ★★★★☆

 話の展開 ★★★★★

 カメラアングル ★★★★★

 この映画の好きさ ★★★★★+おまけ★★

 お勧め度 ★★★★★

 

 2004年 日本 126分

 

 監督 緒方明

 脚本 青木研次

 キャスト 田中裕子

       岸部一徳

       仁科亜季子

       渡辺美佐子

       上田耕一

       香川照之     他 

 

『男女のラブストーリー映画』というだけでは片付けられない、深い内容。

 映画の作りは重厚。

 画面の作りも細やかで丁寧。

 それぞれの役を、キャストが見事に演じきっている。

 総勢のキャストの演技力に脱帽。

 主人公を中心に、周りの各個人のドラマをも繊細に描く監督とキャストの合作とも言える。

 

 多少の話の不自然さは気にならないくらいに、全体が上手く調和した作品。

 日本映画のよさを表に出した秀作の一つ。

 そこが逆に言えば、地味でもあり、万人受けはしないかもしれない。

 ただ一言で表現するならば、

「いい映画。好きな映画。」

というより他ないだろう・・・。

 

 余談だが、やはり渡辺美佐子という女優は素晴らしく、上手い。

 私はこの女優の演じ方が好きだ。

 

 最後に・・・

 小説を心地よく読み進むような気持ちにさせる、この映画。

 ここではあえてあらすじは省かせていただきます。

 まずは観てのお楽しみということで、記録を終えたいと思います。

 

 

コメント (6)
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