乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

ふすま絵の松が龍のごとくうねり、角度を変えると夕日を受けて緑色に輝く 真如堂

2012-02-15 | 美術・文様・展示物


 真如堂(真正極楽寺 京都市左京区浄土寺真如町)

 ふすま絵の松が龍のごとくうねり、角度を変えると夕日を受けて緑色に輝く 真如堂


























 一月

 真如堂(しんにょどう)の名で親しまれている、真正極楽寺を楽しむ。

 観光客はわたしひとり

 冬の真如堂は静かで美しい…


 ご住職さまにいろいろはお話を聞かせていただく。

 本堂の美しい柱 夕日に映える孔雀

 東山借景枯山水の庭

 涅槃の庭、お釈迦様のこと…

 ご住職の目はやさしい。


 真如堂の各部屋のふすま絵は見事で、心に思い描く

 雨や季節感をあらわした上品な絵

 松が龍のごとくうねり、角度を変えると夕日を受けて緑色に輝く。

 近づいて墨を見る。どうも 青墨ではなさそうだ。

 今は少しふすまの一が変えられているが、元のように頭に描いて想像する…


 真如堂は 庭もふすま絵も そして人の心も美しい…

 
 1 

 2 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月15日 涅槃会(ねはんえ)から真如堂の「涅槃の庭」を思い出す。(4景)

2012-02-15 | 乱鳥徒然 Rancho's room.








 2月15日

 涅槃会(ねはんえ)

 釈迦の入滅の日に行われる法要。本来は旧暦2月15日。

 ウィキによると 涅槃会(ねはんえ)は、遅疑のように書かれている。

     

 涅槃講や涅槃忌とも称し、陰暦2月15日、釈迦の入滅(にゅうめつ)の日に、日本や中国などで勤修される、釈迦の遺徳追慕と報恩のための法要である。現在では、3月15日に行なわれているところもある。

 涅槃とは、ニルヴァーナの訳語であり、迷妄のなくなった心の境地を指す言葉であったが、この場合には、釈迦が亡くなったという意味で用いられている。

 実際には、釈尊が入滅した月日は不明であり、南伝仏教ではヴァイシャーカ月の満月の日(ウェーサーカ祭)と定められている。ヴァイシャーカ月が、インドの暦では第2の月であることから、中国で2月15日と定めたものである。

 法要中は、釈迦が娑羅双樹の下で涅槃に入った際の、頭を北にして西を向き 右脇を下にした姿で臥し、周囲に十大弟子を始め諸菩薩、天部や獣畜、虫類などまでが嘆き悲しむさまを描いた仏涅槃図(涅槃図)を掲げ、『仏遺教経』を読誦することとなっている。仏涅槃図の絵解きを行うところもある。

 平安時代には、山階寺の涅槃会がとりわけ有名であり、常楽会(じょうらくえ)とも称されており、『三宝絵』の中でも「年中主要法会」の一として記されている。


 

 写真は、京都  真如堂(真正極楽寺 京都市左京区浄土寺真如町)の 「涅槃の庭」(曾根三郎 1988年 作)

 東山借景、枯山水と美しい。

 お釈迦さまは 頭を北にして西を向き右脇を下にした姿で臥し、周囲にお弟子さんたち といった構図で庭を望めます。

 右下 大木すぐ左の大きな石は、お釈迦さまのお母上。お釈迦さまを見守っておられるのだそうです。

 


 今日2月15日は涅槃会(ねはんえ)ということで、ふと 真如堂の「涅槃の庭」を思い出しました。

 


     



 見て下さいまして、ありがとうございます。







 真如堂関連記録 ▼

 殺生石で造られた 鎌倉地蔵尊 「鎌倉地蔵尊縁起」  真如堂  (3景)京都 吉田神楽丘

 ふすま絵の松が龍のごとくうねり、角度を変えると夕日を受けて緑色に輝く 真如堂





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「北斗七星」「名刀北斗丸」 ……『義経千本桜~すし屋 』

2012-02-15 | 舞台・音楽 雑感メモ
 (写真の絵は 「しづか」)


 テレビで歌舞伎を観た場合、いつも演目名の記録だけつけていることが多いわたし。

 先日から某ブログは 北斗七星関連の興味深い記事を何度か取り上げられている。

 そこで思い出したのが、歌舞伎の『すし屋』

 義経千本桜では筋書きの中に「名刀北斗丸」を探すといった場面も出てくる。

 そして『義経千本桜~すし屋 』

 権太の働きで 平維盛(といつわる)首と妻子を持ち帰る前のこと

 梶原は 立ち上がり 黒野扇を右手でPA! と広げると、表には「北斗七星」文様(或は柄というべきか)

 星は七つ柄杓のさまで並んでおり、裏には梵字は記されている(が、私には何の字かはわからない…)

 北斗七星には多くの伝説があるのだろうなぁ~

 
 ちなみに『すし屋 』は『義経千本桜 』五段目です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする