2012年 本
29: 『さんせい太夫考』から「しんとく丸」と母子神信仰の世界 96-136
『さんせい太夫考』から「しんとく丸」と母子神信仰の世界 96-136
岩崎武夫著
平凡社選書23
以前 2011 14; 『説経節』「信徳丸」東洋文庫(『弱法師』『摂州合邦辻』『文楽瑠璃集 』の「摂州合邦辻」比較)が楽しかった、
なのでその流れに任せ、8日。京都往復の時間を利用して『さんせい太夫考』から「しんとく丸」と母子神信仰の世界 を読む。
気になった点は二つ。
1
しんとく丸がや舞になったのは、継母の呪いと行った単純な者ではなく、観音様のお怒りにふれたというのが直悦的理由。
「親の因果が子に報い」…で、重くのしかかってくる。
本書には詳しく載せられていたが、ここでは割愛させていただきたい
2
『さんせい太夫考』「さんせい太夫」では 浜辺の風呂船と「しんとく丸」の四天王寺の軒下という『境界』についてのべられていた。
『さんせい太夫考』 「しんとく丸」では、四天王寺の軒下という『境界』と歌舞伎『曾根崎心中』天満屋(遊郭)の縁の下
『曾根崎心中』の縁の下でお初のことばに促され、心中を決意 132-133